この記事の監修SEO会社

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株式会社NEXER

2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。

「SEO外部対策って何なの?」

「内部対策はわかるけど、外部対策はどんなことをすればいい?」

と、SEOの外部対策の具体的な取り組みやSEO的な効果があるのか気になりますよね。

SEO対策をする上で欠かせないのが”SEO外部対策”ですが、取り組み方に関してしっかり理解できている人は多くありません。

このページでは、複数のサイトを運営し、SEOについて多くの仮説検証を行ってきた筆者が以下のことを解説します。

  • SEO外部対策とは?内容と方法
  • SEO外部対策と内部対策の違い
  • SEO外部対策のメリット・デメリット
  • SEO外部対策する際の注意点
  • SEO外部対策のためのおすすめツール

記事を最後までお読みいただければ、SEO外部対策についての理解が深まり、よりよいSEO施策が打てるようになります。

内容を簡単にまとめると…

  • SEO外部対策とは被リンクの施策などサイトの外部のSEO対策のこと
  • 被リンクでサイトの評価を上げるには、量と質が大切
  • 被リンクはサイト同士の関連性も非常に重要。関係性の薄いサイトからの被リンクは逆効果になる可能性がある

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SEO外部対策とは?

SEO外部対策と被リンク説明

SEO外部対策とは、その名の通りSEO対策を自身のサイトの外部で行うことを意味します。

Googleは、サイトのコンテンツ以外に被リンクの質や量を評価基準としているため、SEO外部対策とはいわば「被リンク対策」といっても過言ではありません。

ここでいう「被リンク」とは、外部のサイトに張りつけられている自身のサイトのURLリンクのことを指します。

被リンクを受ける際には、できるだけ自身のサイトとの関連性を確認することが大切です。ジャンルのかけ離れた外部サイトのコンテンツに被リンクを張られてしまうと、自身のサイトの評価を落としかねないので注意しましょう。

SEO外部対策だけでなく、SEO対策について体系的に学びたい方は「【2024年最新版】SEO対策とは?基本と具体的な方法を解説」を読んでみてください。

SEO外部対策は被リンクの量と質が大切

SEO外部対策とは、具体的にいえば「良質な被リンクを増やすこと」をいいます。

外部リンクによるSEO効果

そのため、SEO外部対策では被リンクをもらいやすくするための施策が必要です。

Googleは「被リンク=外部からの評価」と判断するため、Googleから高い評価を受けている外部サイトからの被リンクや、関係性(ジャンル)の強いサイトからの良質な被リンクが多ければ高評価となり、検索順位も上がりやすくなります。

たとえば、あなたのサイトがダイエット関連のサイトであるならば、ダイエット関連の情報サイトから被リンクをもらえば関連キーワードで上位検索が取りやすくなるのです。逆にダイエットとは関係のない、金融関係などの外部サイトから被リンクをもらっても効果は薄いでしょう。

また、自サイトについている被リンクを確認する方法は以下の記事で詳しく解説しています。

「被リンクをチェックする方法は?チェックツールをご紹介」

被リンクチェックツール12選!無料・有料で使い勝手のよいツールは?

SEO専門家の見解

記述の通りSEO外部対策において重要なのは被リンクの量と質の2点です。

元々は被リンクの量が重要視されていましたが、現在は「質の高い」被リンクの量と、その質の高さが重要視される傾向にあります。

被リンク元の質の高さについて、具体的には「E-A-T評価が高いサイト」と考えて良いです。

わかりやすく説明すると評価される項目は以下です。

① 関連性の高さ(専門性)
② ドメインの強さ(権威性)
③ ドメインの信頼性の高さ(信頼性)

例えば、iPhone系のキーワードで検索順位を上げたい時、よくわからないまとめサイトから10本のリンクを獲得するよりも、Appleの公式サイトから1本のリンクを獲得できた方が明らかに高い効果を得られるでしょう。

効果の高そうなサイトの例は以下です。

・知名度がある大手メディア
・関連性の高い専門サイト
・関連性のある企業のコーポレートサイト
・運営元の信頼性が担保されているサイト(市区町村の公式HPや、国の公式HP等)

また、「量」については、被リンクの数ではなく、被リンク元のドメインの数が重要で、同じドメインのサイトから被リンクを何十本も貼るような対策はペナルティの対象になるので辞めましょう。

外部対策のセルフチェック表

確認項目
対応確認
① リンク集に参加していないか
② 他人のサイトのコメント欄等で、自分のサイトのリンクを設置していないか
③ 自然に被リンクが発生するような有益なコンテンツを作成しているか
④ ドメインオーソリティの高いサイトから被リンクを受けているか
⑤ 関連性の高いサイト&ページから被リンクを受けているか
⑥ アンカーリンクには、対策キーワードが含まれているか
⑦ 大量のリンクを購入していないか
⑧ 過剰な相互リンクをおこなっていないか
⑨ 不自然にリンクを獲得していないか
⑩ 悪質なサイトから被リンクを受けていないか



2024年度の外部リンクの重要性(SEO会社の見解)

2024年度においても、外部対策はコンテンツ対策と並んで重要な施策と言えます。
10年前までは、とにかく外部リンクを獲得しドメインパワーを上げることがSEO外部対策としてメジャーでしたが、近年では「ドメインの信頼性」が重要視されている傾向にあります。

具体的な変化は以下です。

数年前と近年のSEO外部対策の違い
<以前のSEO外部対策の傾向>

目的:ドメインパワーを上げること。
対策:よりドメインパワーが高いサイトから、より多くのリンクを獲得する。

<近年のSEO外部対策の傾向>

目的:ドメインパワーと信頼性を上げる。
対策:・よりドメインパワーが高いサイトから、より多くのリンクを獲得する。
・対策キーワードにおいて関連性・信頼性の高いサイトからリンクを獲得する。

ドメインパワーと信頼性が検索順位評価にどの程度影響を与えるかはキーワードごとに異なり、その比重はGoogleにしかわかりませんが、今後も上記傾向は続くと考えられます。

関連性や信頼性の指標はE-E-A-T評価として、Google公式から言及されています。
E-E-A-T評価に関して詳しく知りたい方は、「【Google公式情報あり】SEOのE-E-A-Tとは?重要性と対策を解説」を読んでみてください。



外部対策27選(被リンク獲得・サイテーション獲得)

SEO外部対策の方法5選
ここでは、SEO対策会社がどのように外部リンクを獲得しているか、具体的な対策方法を紹介します。

被リンク獲得手法16選

1.引用したくなる良質なコンテンツを配信

小手先のテクニックではなく、本当に他人におすすめしたい記事を書いて外部リンクを獲得するやり方が一番理想的な外部リンクの獲得方法と言えるでしょう。

記事を引用や参照元として提示したくなる条件とその理由は以下のような場合が考えられます。

1. 一般的に知られていない一次情報
2. 信頼性が極めて高い情報
3. 興味深い考察
4. とてもわかりやすい説明
5. 模倣できないほど完成度が高い記事

このあたりが考えられるでしょう。そもそも、他サイトから自然に外部リンクを獲得できるケースはおおまかに2パターンに分かれています。

・同じジャンルのサイトが、情報の引用元や参照元として外部リンクを設置
・他のジャンルのサイトが、一時的にそのジャンルを触れる際の参考サイトとして外部リンクを設置

同ジャンルのサイトから外部リンクを受けることは、そのジャンルにおいて権威性が高まるのでとても効果的です。しかし、同ジャンルのサイトの場合はライバルサイトになり得るので、できるならば外部リンクを設置したくないと考える運営者が多く、外部リンク獲得が難しいです。

それでも引用元・参照元として外部リンクを設置するのは「ソース元がそのサイトしかない一次情報」と「信頼性が極めて高い情報」の場合です。

例えば、私はこのSEOの知恵袋を運営していますが、SEOサイトの場合は「Google検索セントラル」を頻繁に引用元として提示しています。理由は一次情報であり、情報の信頼性が高いためです。

また、他のジャンルのサイトが一時的に別のジャンルを触れるケースの具体例としては、SEO専門サイトがSEO対策方法の説明の中で「サーバー契約」について触れた際に、本筋とは関係ないので「サーバー契約についてはこの記事が参考になります」と外部サイトに説明の一部を任せることがあります。この時に、外部サイトとして紹介するのは「わかりやすい」「完成度が高い」「信頼性が高い」サイトを優先的に紹介します。

2.調査データの公開

外部リンク獲得の再現性が高い方法として「調査データの公開」が挙げられます。具体的には、自社サイトのジャンルに関連するアンケート調査をおこない、その結果をWEBで公開する方法です。

調査データは「①引用したくなる良質なコンテンツを配信」で前述のとおり、他にない一次情報であるため、そのデータを参照したい場合は引用元として提示する必要があるので、外部リンクが獲得できます。例えば、私が運営している「おうちパレット」という住宅系のサイトを例に出すと、下記のような調査データの公開によって外部リンクを獲得しています。

【東京23区在住200人に聞いた】住みやすいと思う区ランキング!

調査データの公開の際、注意点として記事上部に「本アンケート結果の内容を使用・引用される際は、引用元の記載と当記事へのリンク設置をお願いします」という文章を入れるべきです。そうしないと、引用元を提示せずに情報だけを使用されてしまうこともあり、外部リンクを獲得できなくなってしまいます。

3.プレスリリースを活用する

「調査データの公開」に通ずるものですが、プレスリリースをおこなうことも、外部リンク獲得に繋がる施策です。
例えば、自サイトのみで調査データを公開しても、その記事が検索結果などに上がってなく人目につかない場合は、他サイトの運営者にも発見されることは無いので、外部リンク獲得に繋がりません。そこでプレスリリースを利用することで、その調査データが多くの人に認知され、価値のある情報であれば外部リンク獲得に繋がるのです。

弊社がおこなった一例として下記のようにプレスリリース配信しました。

【東京23区在住200人に聞いた】住みやすいと思う区ランキング! | 株式会社NEXERのプレスリリース

実際に「調査データの公開」と「プレスリリースの使用」によって、2023年9月に記事公開してから、13ドメインからの外部リンクを獲得しています。

過去6ヶ月の被リンク数の増加推移

4.事例を公開する

やり方などの情報がたくさん書いてあることはユーザーとしても有難いですが、一方でその情報が本当に有用なのか「実際のその情報に書いてあることを使って成功例を見せてくれ」と考えるユーザーもいるでしょう。そのため事例を公開することはユーザーにとって価値のあるものと言えます。

同様に現在のSEOにおいて、実体験や事例などは、情報の信頼性(E-E-A-T評価)を高めるのに役立ちます。ただ、サイト運営者の中には知識は持っているけど、事例を持っていない人が多く存在します。そういう場合は、事例を紹介する際に他社の事例を引用することがあるのです。その時に自分のサイトの事例が引用されれば外部リンク獲得に繋がります

5.関連性が高いサイトと相互リンクをおこなう

相互リンクは短期的且つ直接的に外部リンクを獲得する方法の一つです。一点注意点として、Googleの見解としては「検索順位を上げることだけを目的とした相互リンク」はリンクスパムに該当します。

ただし、関連性が高いサイトで、ユーザーにも利益をもたらす相互リンクであれば問題ありません。例えば、相互リンク営業の一例として「貴社サイトのこの記事で弊社のサービスをご紹介いただけないでしょうか? ご紹介いただければ、その記事を”弊社のサービスが●●で紹介されました”と、被リンクを設置いたします」というものです。

逆に「弊社サイトで、貴社サービスをご紹介するので、被リンクをいただけませんか?」というパターンもあります。実際に私のもとにも上記のようなメールが度々届きます。そして関連性が高いサービスの場合は相互リンクを受けることもあるので、再現性が高い外部リンクの獲得方法と言えるでしょう。

SEO専門家の見解

相互リンクを獲得する方法は、サイトの問い合わせフォームから交渉をおこなう方法があります。

しかし意味のない相互リンクを増やすと、Googleのペナルティの対象になるので、注意が必要です。
関連性が高いサイトであっても、相互リンクをやりすぎるとペナルティの対象になる可能性があります。

詳しくは、下記記事で正しい相互リンクのやり方を説明しているので、参考にしてみてください。

正しい相互リンクのやり方についてはこちら

6.自分が運営している他サイトにリンクを貼る

自分が運営している他のサイトからリンクを貼ることは簡単にできる外部リンク獲得方法の一つです。

特に新しめのサイトでまだドメインパワーが育っていない場合は、ドメインパワーが育っている既存のサイトからリンクを貼ってあげるのは効果的です。その場合は不自然にリンクを貼らず、「他の運営サイト」と明記してリンクを設置しましょう。

上記方法は、外部リンクによるドメインパワーの向上だけでなく、運営者の明示によってE-E-A-Tの向上にも繋がる可能性があります。弊社の場合、株式会社NEXERの公式サイトから以下のようにリンクを設置しています。

外部リンク設置例

7.知名度や口コミ評価を上げる

サイトの知名度や口コミ評価を上げることで、まとめサイトに掲載されやすくなり、外部リンク獲得に繋がります

具体的に説明すると、よくある「●●おすすめ10選!」などのランキング記事では、記事作成者はその10選のうち全ては利用せずに書いているケースがあります。
その場合、10選として選ぶのは「知名度が高いもの」か「口コミ評価が高いもの」を選ぶことが多いです。

おすすめとして掲載されれば、公式サイトへの外部リンクを獲得できたり、外部リンクが無くてもサイテーションを獲得できます。

8.広報として価値のあるコンテンツを作成する

他にもSEO外部対策として被リンクを獲得するには、企業や商品の広報として価値のあるコンテンツを作成する方法があります。具体的には、徹底的に作り込んだ商品紹介ページを作成し、公式サイトから被リンクをもらう施策です。

商品紹介メディアとして地位を確立すれば、公式サイトからの信頼を得て被リンクを獲得できるうえにサイト評価の向上も見込めるでしょう。「個人サイトではハードルが高い」と思われるかもしれませんが、商品やサービスを適切に紹介してくれるサイトを探している企業は少なくありません。営業をかけてみるとスムーズに話が進む可能性もあります。

9.インフォグラフィックの作成

インフォグラフィックは、複雑なデータや情報を視覚的に整理して提供するコンテンツ形式です。視覚的にわかりやすく、共有されやすい特徴があるため、他のサイトがそのインフォグラフィックを引用し、自サイトへのリンクを付けることが期待できます。また、SNSでも拡散されやすく、SEOの観点からも被リンク獲得の効果が高いです。

やり方としては、まず、自社の業界やターゲット層に関連するテーマを選定します。次に、視覚的に魅力的で、情報を分かりやすく整理したデザインのインフォグラフィックを作成します。作成後、SNSやブログで公開し、業界メディアや関連サイトにシェア依頼を行うことで、被リンク獲得を目指します。

10.業界関連のディレクトリに登録

業界関連のディレクトリとは、特定の業界や分野に特化した企業やウェブサイトのリストを掲載するサイトです。これらのディレクトリに自社サイトを登録することで、被リンクを獲得でき、業界内での認知度向上やSEO効果が期待できます。

やり方としては、まず、業界やニッチ市場に特化した信頼できるディレクトリサイトをリサーチします。登録手続きが必要な場合は、サイトの概要や連絡先情報、URLを提供し、審査を受けます。無料のディレクトリもあれば、有料のものもあるため、予算とニーズに合わせて適切な選択をしましょう。

11.パートナーサイトからのリンク

ビジネスパートナーや提携企業との協力関係を活用して、相互にリンクを張り合う施策です。業界内の信頼関係を基にリンクを張ることで、SEOの効果を高めることができます。また、関連性の高いサイト同士のリンクは、検索エンジンによる評価が向上する可能性が高いです。
例えば、「自社のウェブサイトで御社のサービスや製品を紹介させていただく代わりに、リンクを張っていただけないか」と提案します。また、パートナーシップに基づくコンテンツ共同作成や事例紹介を通じてもリンク獲得が可能です。

12.製品レビュー依頼

製品レビュー依頼は、ブログやメディア、YouTubeなどのプラットフォームで製品をレビューしてもらう施策です。レビュー記事や動画には、通常、自社製品のリンクが含まれ、被リンクの獲得につながります。これにより、製品の信頼性も向上し、SEO効果と認知度向上の両方が期待できます。
やり方としては、製品やサービスに関連するブログやYouTuber、メディアをリサーチし、彼らに製品の無料提供やデモ版を送付し、レビューを依頼します。特に業界に影響力のあるレビューアーや専門家に依頼すると、リンクの質が高まり、効果的な被リンクを得ることができます。

13.オンラインコミュニティでの活動

オンラインコミュニティでの活動は、業界に関連するフォーラム、掲示板、SNSグループなどで積極的に発言し、自社サイトのリンクを自然にシェアする施策です。有益な情報を提供することで、他のユーザーからの信頼を得られ、結果的に被リンクを得ることが可能です。
やり方としては、自社の業界に関連するオンラインコミュニティを見つけ、定期的に参加します。他のメンバーが求める情報や助言を提供しつつ、適切なタイミングで自社のブログ記事やリソースをリンクとして紹介します。リンクを貼る際は、スパムと見なされないよう慎重に行い、価値ある情報を提供することを心がけましょう。

14.インフルエンサーとの連携

インフルエンサーとの連携は、影響力のある個人やグループと協力し、彼らのプラットフォームを通じて自社を紹介してもらう施策です。特にSNSやYouTubeなどでフォロワーが多いインフルエンサーに紹介されることで、信頼性の高いリンクを獲得でき、SEOとブランディングの両方に効果を発揮します。
やり方としては、自社のターゲット層にリーチできるインフルエンサーをリサーチし、コンタクトを取ります。製品やサービスを無料で提供する代わりに、彼らに自社を紹介してもらうよう依頼します。レビューや紹介記事にリンクを含めてもらい、自然な形で被リンクを獲得しましょう。

15.ニュースレターの活用

ニュースレターを活用することで、既存の顧客や業界関係者に有益な情報を提供し、自社の新しいコンテンツやキャンペーンを紹介します。そのニュースレターがシェアされたり、他のメディアで紹介されることで被リンクを得ることが可能です。
やり方としては、定期的に業界の最新ニュース、製品アップデート、ブログ記事などをまとめたニュースレターを配信します。ニュースレターの内容を充実させることで、他サイトがその内容を引用し、リンクを貼ってくれる可能性が高まるでしょう。

16.役立つツールを作成する

自社の業界やサービスに関連するツールを企画・開発します。例えば、ローンの支払いシミュレーターやSEO分析ツールなど、ユーザーが役立つと感じるものを作ります。作成後、ツールを自社サイトに設置し、業界関連メディアやブログに紹介してもらうことで被リンクを狙います。

良質なリンクを得る方法

 
Googleはリンクを獲得する方法について、多くは発信していません。
しかし、過去Googleの公式ブログにて、良質なリンクを獲得する方法が一度書かれています。
その内容を確認しましょう。

(文章一部抜粋)
サイトが出来たばかりで、まだあまり知られていないような場合は、そのサイトのテーマに関連するコミュニティに積極的に参加することが、サイトの評判を上げ、良質なリンクを得るのに有効です。
また、サイトのコンテンツが、ご自分の専門知識を存分に発揮した、オリジナルで魅力的なものであれば、そのサイトは人に勧めたいと思われるようになるはずです。同様に、役に立つツールをサイト上で提供するのも、注目を集める上で効果的でしょう。

ターゲットとなるユーザー層に価値のあるサイトを提供し、良質なリンクを得るには、他にも、ユーザーが直面しうる課題や問題について考えてみると良いかもしれません。
その問題の解決方法を紹介した簡単な解説や動画、または実用的なツールなどが公開されていれば、そのサイトは訪れるユーザーにとって価値のあるものとなり、リンクしてもらえる可能性が高くなります。

Googleがおすすめしている方法を要約すると「オリジナリティがあり、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信することで、リンクしてもらえる可能性が高くなる」ということです。



サイテーションの獲得方法11選

サイテーションとは、簡単に言えば他のサイトにて自サイトについて言及されることです。
例えばSNSで「〇〇っていうサイトで商品購入したけど、結構よかった」というコメントが合った場合、それがサイテーションに該当します。

この際に、自サイトへの外部リンクがなくても、サイテーションを獲得することでSEO効果が期待できます

サイテーションの効果は外部リンクのようにドメインパワーを向上させる効果はありませんが、良い口コミが多い場合にサイトのE-E-A-T評価が高まります

When it comes to Page Quality rating, your assessment of E-E-A-T should be informed by one or more of the following:
What others say about the website or content creators: Look for independent reviews, references, news articles, and other sources of credible information about the website or content creators. Is there independent, reliable evidence that the website or content creator is experienced, has expertise, is authoritative, or is otherwise considered trustworthy? Is there independent, reliable evidence that the website or creator is untrustworthy?

翻訳

Page Qualityの評価に関しては、E-E-A-Tの評価は、以下のいずれか、または複数を参考にする必要があります。
・ウェブサイトやコンテンツクリエイターについて他人が言っていること。ウェブサイトやコンテンツ制作者についての独立したレビュー、参考文献、ニュース記事、その他の信頼できる情報源を探します。ウェブサイトやコンテンツ制作者が経験豊富である、専門知識がある、権威がある、またはその他の点で信頼できると考えられる独立した信頼できる証拠があるか?そのウェブサイトやクリエイターが信頼に値しないという独立した信頼できる証拠はあるか?



1.Googleビジネスに登録する

Googleマイビジネスへ登録することで、ローカルSEO対策に繋がるのはもちろんですが、良い口コミが増えることでSEO効果の向上に繋がる可能性があります

また「知名度や口コミ評価を上げる」で記述した通り、「〇〇エリアでおすすめなサロン10選」などでは、Googleマップに載っていて口コミの高いお店が掲載されやすいので、Googleマイビジネスへ登録はサイテーション対策や外部リンク獲得に有効です。

2.SNSで発信する

サイテーション対策のやり方として「SNSの活用で拡散を狙う」方法があります。

SNSでの拡散は一見「大量の被リンクを獲得できるのでは?」と思いやすいのですが、構造上「nofollow(SEO の効果なし)」であり、被リンクの効果はないといわれています。

ただし、近年ではGoogleがnofollowの被リンクでもサイトを評価することを公言しているため、SNSなどで大量に拡散されるとサイトの評価が上がる傾向にあります。

拡散されることで多くのアクセス数を稼げる上、SNSで注目が集まることにより外部サイトから被リンクをもらえる可能性が高まるでしょう。

SNSを運用する際は以下が重要です。

・アカウント名は自社サイトの名前を入れること
・プロフィール欄やURL欄に自社サイトのURLを入れる
・「バズり」よりも「良い口コミ」の獲得を意識する(悪評はマイナス評価に繋がる可能性があるため)

3.ポータルサイトに登録する

ポータルサイトに登録することによる、直接的なSEO対策効果は無いと言えるでしょう。
ポータルサイト内に公式サイトのリンクを掲載しても、nofollow設定がされているため、外部リンク効果はありません。

しかし、Googleはサイト運営者の信頼性を確認するのにWEB上の情報を参考にしているので、もしそのポータルサイトで良い口コミが多い場合、評価の向上に繋がる可能性があります


4.フォーラムでの活動

フォーラムでの活動は、業界やニッチなテーマに特化したオンライン掲示板やコミュニティに参加し、そこで有益な情報を提供することで、自然にサイテーションを獲得する方法です。具体的には、フォーラムの質問に答えたり、ディスカッションに参加して自社の専門知識を披露することが求められます。重要なのは、広告的な発言を避け、価値ある情報を提供することです。信頼性が高まり、他のメンバーが自社やブランドを話題にしやすくなり、結果としてサイテーションが増える可能性があります。

5.Q&Aサイトでの回答

Q&Aサイト(例:Quora、Yahoo!知恵袋)での回答は、ユーザーが特定の質問に対して有益な回答を提供する場で、自社のブランド名や製品名をさりげなく言及することでサイテーションを獲得できます。信頼性の高い回答を提供することで、他のユーザーがその回答を引用したり、SNSでシェアすることがあります。

6.自社の記事内にSNSで共有できるボタンを設置する

ウェブサイトのコンテンツにSNS共有ボタンを設置することで、訪問者が簡単に記事やページを自分のSNSアカウントでシェアできるようになります。これにより、コンテンツが広く拡散され、多くの人に認知されやすくなります。SNS上でシェアされたコンテンツは、そのままサイテーションとして扱われるため、自然に認知度が向上します。特に、視覚的に目立つ位置に共有ボタンを設置することが効果的です。

7.サイト名をオリジナル性があり、覚えやすいものにする

オリジナル性があり覚えやすいサイト名は、他者に言及されやすくなり、サイテーションを得るための重要な要素です。独自性があると、SNSやブログ、口頭での話題にも上りやすく、自然に広がります。シンプルで発音しやすく、印象に残る名前を付けることで、メディアや他のサイトでも紹介されやすくなります。さらに、名前が検索しやすくなるため、ユーザーも再訪しやすくなります。

8.相互言及営業をおこなう

相互言及営業は、同じ業界の企業と協力して、互いのサービスやコンテンツを紹介し合う方法です。双方に利益があるため、積極的に行われることが多く、互いにサイテーションを得る機会が増えます。具体的には、他社の製品やサービスについてブログやSNSで言及し、その対価として自社の紹介を依頼します。これにより、自然な形でのサイテーションを獲得できます。

9.ホワイトペーパーを作成する

ホワイトペーパーは、特定の業界における課題や解決策を詳細に説明する資料であり、信頼性の高いコンテンツとしてサイテーションを得やすいです。業界の最新情報やデータに基づいた質の高いホワイトペーパーを作成し、ウェブサイトで無料配布することで、多くのユーザーがその情報を引用したり、他のサイトで紹介されることが期待されます。SEOやPRの一環としても効果的です。

10.オンラインイベントやウェビナーの実施

オンラインイベントやウェビナーを実施することで、業界内でのリーダーシップを確立し、参加者やメディアからサイテーションを得る機会が生まれます。特に、ウェビナーのテーマがトレンドや専門的な内容であれば、参加者が自身のSNSやブログでイベント内容や講演者を紹介する可能性が高くなります。イベント後にまとめ記事やスライドを共有し、それが拡散されることで、さらなるサイテーションを獲得できます。

11.ソーシャルブックマークサイトの活用

ソーシャルブックマークサイト(例:はてなブックマーク)を活用して、自社のコンテンツを紹介することで、サイテーションを自然に得ることが可能です。これらのサイトでは、ユーザーが良質なコンテンツをシェアし、他のユーザーが評価やコメントを残します。コンテンツが多くの人に共有されると、他のウェブサイトやSNSでの言及も増え、結果として多くのサイテーションを得ることができます。

外部対策で被リンク獲得の実践

今回はプレスリリースを活用した外部対策で、被リンクを増やしていこうと思います。

プレスリリースを利用した外部対策の手順

プレスリリースを利用した外部対策の手順を一つずつ紹介します。

手順①:プレスリリースで配信する内容を考える

まずはプレスリリースで配信する内容を考えましょう。プレスリリースはなんでもかんでも配信できるわけではありません。
利用するプレスリリースサービスによって配信できる内容の条件があるので、確認してみましょう。

また、プレスリリース配信によって引用リンクを獲得するのが目的なので、引用したくなるような内容を考える必要があります。
例えば、ありきたりな調査結果では、被リンクを獲得するのは難しいでしょう。
一般人が興味を持ってしまうような内容の方が、被リンクを獲得できる確率は高まります。

今回は以下のように「検索履歴、人に見せることはできますか?」というアンケート調査をおこないました。

インターネット調査

手順②:自社メディアで記事を作成・公開

インターネット調査が完了したら、その結果を記事として公開します。
今回は「検索履歴を見せられるかに関するアンケート」の結果を記事にしました。

アンケート記事の公開
https://nexer.co.jp/seo/10695/

手順③:プレスリリースを作成・公開

自社メディアで記事作成が完了したら、同様の内容をプレスリリースでも作成します。
文章はほとんどコピペでも問題ありません。
文字の装飾などは、ワードプレスのような豊富なデザインがないため、読み辛くならないように、適宜改行や太文字を使うようにしましょう。

アンケート調査内容のプレスリリース配信
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000996.000044800.html

手順④:獲得した被リンクを確認する

獲得できる被リンクの8割は、プレスリリースを公開してから1週間以内に発生します。
1週間を過ぎた後は、被リンク数はあまり伸びません。

獲得できる被リンク数は、プレスリリースの内容にもよりますが、平均5ドメイン程度です。

今回は2023年11月29日でプレスリリースを公開して、1週間で6ドメインから被リンクを獲得できました。

被リンク増加の推移

外部リンクを獲得すためのコツ

外部リンクを獲得するためのコツは以下です。

① 一般のユーザーが興味を持ちやすい内容にする
② プレスリリース記事の上部に、「引用する場合は該当記事へのリンク設置をお願いします」と注釈を加える
③ 「nofollow」で外部リンクを設置されていたら、サイト運営者に「dofollow」にしてもらえないか相談してみる
③ プレスリリース記事から、自社メディア記事へアクセスを強く誘導する必要はない

外部リンクを獲得するには、上記3つを意識すると良いでしょう。
一つずつ詳しく紹介します。

① 一般のユーザーが興味を持ちやすい内容にする

引用してくれるサイトが、どんなサイトかを理解しておく必要があります。
よっぽど良い調査結果や、革新的な研究結果でない限り、自社メディアと同ジャンルのサイト(競合サイトなど)が引用してくれることはほとんどありません。
多くの場合、引用してくれるのは「まとめサイト」や「ニュースサイト」になります。

そのため、プレスリリースで配信する内容は、競合サイトの運営者に向けたコアな内容ではなく、まとめサイトやニュースに載りやすい「一般ユーザーが興味を持つ内容」にするべきです。

② プレスリリース記事の上部に、「引用する場合は該当記事へのリンク設置をお願いします」と注釈を加える

外部リンクを獲得する上でとても重要なのが、「引用する場合はリンクを設置してください」と明記することです。
例えば、今回配信したプレスリリースには下記のように表記しています。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「SEOの知恵袋による調査」である旨の記載
・「SEOの知恵袋」の該当記事(https://nexer.co.jp/seo/10695)のリンク設置

このような表記をしないと、プレスリリース内容が引用されても外部リンクを獲得することができません。

③ 「nofollow」で外部リンクを設置されていたら、サイト運営者に「dofollow」にしてもらえないか相談してみる

外部リンクを獲得した場合、例えリンクに「nofollow」を指定されていても、SEO上はプラスに働く可能性があります。
それでもdofollowで被リンクを受ける方が直接的にドメインパワーの向上に役立つため、できればdofollowで被リンクを受けるべきでしょう。

④ プレスリリース記事から、自社メディア記事へアクセスを強く誘導する必要はない

よくある勘違いとして、プレスリリースから自社サイトへのアクセスを高めようと考えてしまう場合があります。
プレスリリースでは、調査結果の一部のみを公開して「続きはこちらのサイトをご覧ください」とやってしまう方をしばしば見られます。

確かにアクセスを増やしたいのであれば、そのやり方も効果的ですが、外部リンクを獲得する目的であれば逆効果です。
多くのニュースサイトやまとめサイトは、プレスリリースの内容を見て、取り上げるかどうかを判断しています。
プレスリリースで調査結果を隠してしまうと、内容が薄くなってしまい、興味を持たれなくなってしまう可能性があります。

SEO外部対策はいつから行うべき?

SEO外部対策はいつからおこなうべき?
サイトを作ってまもない時期はサイトの内の記事数が少ないため、SEO外部対策を行うことが困難です。

そのため、サイト内の記事を充実させて、記事に検索順位がつき始めた頃がSEO外部対策の始めどきになります。

また、検索順位はネットに記事を公開してから2〜3ヶ月程度でつくようになるので、最低でもサイトを作成してから3ヶ月間は様子をみた方がよいでしょう。

まずは、サイト内の記事数が充実していないとSEO外部対策を行なっても効果が薄いので、最初はそちらから取り組み、検索順位がつき始めてからSEO外部対策を行なってみてください。

弊社ではサイトを作成して2ヶ月半くらいからSEO外部対策を行っています。

SEO外部対策と内部対策の違い

外部対策と内部対策の違い
SEO対策には前述したように、”外部対策”と”内部対策”が存在しています。

これら両方を含めてSEO対策といわれることが多く、両者ともに重要なことなのでサイト運営者はしっかりとおさえておきましょう。

ここでいうSEO内部対策とは、自身のサイト内で行うSEO的な施策のことをいいます。

具体的な例を挙げると、

  • 記事タイトルにキーワードを含ませる
  • 記事内に内部リンクを張る
  • 読みやすく分かりやすい質の高い記事を書く
  • サイトの見た目を良くし、ユーザーにとって使いやすくする

などが内部対策になりますね。

外部対策は被リンクのことですから、基本的には個人でできるのは内部対策だけです。

両方の対策を狙うのであれば質の高い記事を量産し、外部サイトに被リンクを自然に貰えるようなサイト運営が大切になってきます。

SEO外部対策、内部対策と聞くと一見どちらも違うもののように思えます。しかし、関係性はとても深く、より質の高い被リンクをもらうためにも、サイト運営者はまず内部対策から真剣に取り組む必要性があるでしょう。

詳しくは、下記記事で正しい内部リンクのやり方を説明しているので、参考にしてみてください。

正しい内部リンクのやり方についてはこちら

SEO外部対策するメリットとデメリット

SEO外部対策のメリットとデメリット
ここではSEO外部対策する際のメリットとデメリットに関して詳しくみていきましょう。

SEO対策を行う上で外部対策はとても重要なことである上に、サイトで稼ぐことを目的として場合には必ず必要になる施策です。

具体的なメリットとデメリットをしっかりと把握して取り組むのと、何もメリットやデメリットが分からずに取り組むのでは取り組み方が変わってきますので、サイト運営初心者の方はしっかりとここでおさえておきましょう。

以下からそれぞれわかりやすく解説していきますね。

SEO外部対策するメリット

  • 自身のサイトの評価が上がる
  • 関連性が高いサイトから被リンクをもらい続けると、関連キーワードで上位表示しやすくなる
  • 購買意欲が高いユーザーを集客できる
  • 自身のサイトのドメインパワー(サイトの強さを表す指標)が強くなる

SEO外部対策のメリットの中でも特に重要なのは、サイトのドメインパワー を強くして関連キーワードで上位表示しやすくすることです。

関連キーワードで上位表示するには、扱っているジャンルと関連性が高い外部サイトから被リンクをもらう必要性があります。

より質の高い被リンクを多くもらうことで、ライバルサイトよりも評価が上がり検索で上位表示しやすくなるわけですね。

サイトでより多く稼ぎたいと思うのであれば、SEO外部対策は必要不可欠といっても過言ではないでしょう。

SEO専門家の見解

SEOは、順位決定において重要視される項目がジャンルごと、キーワードごとにも異なります。

質の高い記事をかけばドメインパワーが低いサイトでも、検索順位上位を狙えるジャンルもあれば、どれだけ質が高い記事を作っても、ドメインパワー不足で上がらないジャンルも多くあります。

前者の場合でも、上位表示されているサイトのコンテンツは、すぐに模倣されてしまい、よりドメインが強いサイトに検索順位が抜かされるということは頻繁におきています。

だからこそ、外部リンクの獲得はいずれにしても重要であり、必須の対策と言えるでしょう。

SEO外部対策するデメリット

  • 自然な被リンクをもらうまでには時間がかかる
  • 自身で取り組むのが難しい

SEO外部対策のデメリットとしては、「自然な被リンクをもらうまでには時間がかかる」ことです。

あくまでも外部対策は外部のサイトから被リンクをもらうことなので、自身で取り組むのには限界があります。SEO外部対策はあくまでも長期的な目線でみて取り組むものであり、短期的に考えて取り組むものではありません。

被リンクを獲得しようと焦ってしまわないようにしましょう。

SEO専門家の見解

外部対策を自分でおこなうのは、とても難しいです。
良質な記事を書けば引用してもらえると考えている方も多いですが、実際には検索順位が上がってないサイトが良質な記事を書いても、ほとんど誰の目にも入りません。

また、低質なリンクで対策しているとペナルティ対象になってしまうので、知識がない状態で間違った対策をすることは避けましょう。

SEO外部対策する際の注意点

外部対策の注意点
SEO外部対策する際の注意点としては以下のようなことが挙げられます。

  • 被リンク業者には頼まない
  • SNS流入中心のサイトが何個か飛んでいる

これだけだとわかりにくいので、以下からそれぞれ詳しく解説していきます。

被リンク業者には頼まない

SEO外部対策として被リンクが効果的なのは、昔も今も変わりありません。

そのためサイト運営者はライバルサイトに勝つために被リンクの量を増やそうとするのですが、中にはそういったサイト運営者をだます悪徳業者がいます。クラウドソーシングやスキル販売サイトでは「ワンコインで被リンク数を数千から数万個つける」というサービスが売られていることもあるのです。

これらはほとんどSEO外部対策としての効果が期待できず、購入しても意味がありません。被リンクを購入しても意味がなく、お金の無駄ですので絶対に行わないようにしましょう。

また、SEO外部対策としての効果がないばかりか、Googleからペナルティを受けてしまいサイト運営に関する努力が水の泡になってしまう恐れもあります。

SNS流入中心のサイトが何個か飛んでいる

「検索からの流入がないにも関わらず、なぜかユーザーの流入が大量にあるサイト」はGoogleから不自然と思われて、サイトの評価を落とされる恐れがあります。

SEO外部対策を取り組む上でSNSなどでの拡散も重要な施策の1つではありますが、あくまでも流入は検索がメインであり、SNSだけに頼ったサイト運営は思わぬ低評価に繋がりかねないので注意が必要です。

避けるべきリンク対策

 
Googleが考えている、避けるべきリンク対策について紹介します。

Google は、ウェブページの関連性を判断するための重要な要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。

・ランキングを上げることを目的としたリンクの売買

・過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する

・質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク

・フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク

現在では、Googleがリンクスパムを発見した場合、ペナルティによる順位低下というよりは、リンクスパムを「無効化」するようになっています。
そのため、自分のサイトに低質なリンクや悪質なリンクが付いていても焦る必要はありません。
Googleサーチコンソールで否認申請をおこなわなくても、Google側で無効化してくれます。



SEO外部対策のためのおすすめのツール

SEO外部対策のためのおすすめツール
ここではSEO外部対策のためのおすすめのツールを紹介します。

  • Google Search Console
  • Majestic SEO
  • Ahrefs
  • Moz
  • AIアナリスト

ツールを有効活用することで自身のサイトにどの程度被リンク数がついているのか、どのような外部サイトから被リンクを受けているのかなどを明確に把握することができます。

また、ライバルサイトの分析に使えるツールもあるので活用してみてください。

以下からそれぞれ詳しくツールの特徴に関して紹介します。

Google Search Console

Googleサーチコンソール 公式キャプチャ

「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」は、Googleが提供している公認の無料SEOツールです。

サイト運営されている方なら一度は利用したことがあるツールだと思われますが、サーチコンソールを利用することはSEO対策をする上で必須といっても過言ではありません。

また、サーチコンソールで把握できる被リンクに関する分析データとしては、

  • 上位のリンクされているページ
  • 上位のリンク元サイト
  • 上位のリンク元テキスト

などになります。

優れたツールである上に無料で使えるので、利用していない方はサイト登録してみてくださいね。

「サーチコンソールって?」という方や使い方がわからない方は「Googleサーチコンソールの登録方法!基本の設定も優しく解説!」を読んでみてください。

Majestic SEO

majestic.comキャプチャ

全ての機能を活用するには有料になってしまいますが、無料版でも十分使えるSEOツール「Majestic SEO」。

その特徴は何と言ってもURLを入力するだけで、分析結果が見れるところにあります。

SEO外部対策に関して網羅的にデータを見ることができるので、試しに利用してみてくださいね。

また、データの抽出などもできるようになっているので、エクセルなどで個人データ管理することも可能です。

Ahrefs

ahrefsキャプチャ

ウクライナとシンガポールの企業がタイアップして開発・運用しているSEOツール「Ahrefs」。

こちらも操作はとても簡単で、調べたいサイトのURLを入力するだけで、分析結果をみることが可能です。

こちらのツールの特徴は圧倒的なデータ量にあり、他のツールと比較しても詳細なデータまで確認できます。

ただし有料となっているため、コストをできるだけかけたくない方には不向きかもしれません。

気になる方は、2週間の無料体験期間を利用してみてください。

Moz

Moz公式キャプチャ

アメリカの企業が開発したSEOツール「Moz」。

こちらは海外のSEOツールの中でも、認知度と信頼性が高いことで有名なSEOツールの1つですね。

自社サイトの分析はもちろんのこと、競合サイトの分析なども行うことができる上に、SEO外部対策の効果測定以外にもさまざまなツールが利用可能となっています。

また、一度アカウントを作成するとツールの一部は無料で使えるようになっているので、試してみるとよいでしょう。

AIアナリスト

AIアナリスト公式キャプチャ
AIアナリストは、AIがサイトの分析を行ってくれるSEOツールです。

こちらのツールではサイトの分析はもとより、それにもとづいた的確な改善提案をAIが行ってくれます。

AIアナリストはGoogleアナリティクスと連携することで利用可能となっており、AIが的確なアドバイスを行ってくれるので、サイト初心者の方にもおすすすめのSEOツールの一つです。

AIアナリスト

https://wacul-ai.com/

自社でSEO外部対策を行った成功事例

弊社のお客様の中で、SEO外部対策により順位改善が見られた事例を紹介します。

事例その①:地道なコンテンツ発信でDRが70近くまで上昇

ジャンル ヨガインストラクター
対策開始日 2019年8月1日
対策内容 内部対策・外部対策
対策前の検索順位 キーワードA(ヨガインストラクター):42位
キーワードB(ヨガインストラクター):35位
キーワードC(ヨガインストラクター):18位


サイトの説明

東京、兵庫、愛知、福岡でヨガインストラクターの養成スクール事業を展開している企業様の対策事例になります。
中でもこのサイトは外部対策の効果が顕著に出ており、現在のドメインランクは大手企業サイト並みの数値を保有しています。

対策内容の詳細

▼サイト内部対策
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおけるSEO基本内部対策の実施。
・alt属性の設定
・パンくずリストの設置
・対策ページへの内部リンク精査
・sitemap設定の見直し
・各種構造化データのマークアップ

▼コンテンツ対策
・よくある質問ページの作成
・GoogleMapの設置

▼外部対策
・関連サイトからの被リンク獲得施策

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(ヨガインストラクター):42位→8位
キーワードB(ヨガインストラクター):35位→2位
キーワードC(ヨガインストラクター):18位→1位

「ヨガインストラクター+スクール」の順位動向

ヨガインストラクター+スクールの順位推移

メインワードとして対策している「ヨガインストラクター スクール」の過去5年間の順位動向です。
コアアップデートの影響等で順位が不安定な時期もありましたが、内部対策コンテンツ対策、さらに良質な被リンクを獲得することにより、現在は2位~3位を行き来している状態です。

DR(ドメインランク)と被リンク獲得数の推移

ドメインランクと被リンク数の推移
弊社が提供している外部対策に加え、クライアント側で地道に被リンクを獲得することで、ドメインランクが飛躍的に上昇しました。

実は被リンクの獲得本数としてはそこまで多くなく、約70本程のリンク数です。
ただし、獲得している被リンクの発信元の関連性が、クライアントのサイトととても強いことがわかっており、「ヨガスクールのポータルサイト」「ヨガのニュースサイト」「他社のヨガスクール」などから被リンクを獲得しており、ユーザーからもGoogleからも信頼されるサイトになっています。

自社の見解

関連性があり、権威性のあるサイトから被リンクを獲得するためには、ユーザーから評価されるサイトにしなければなりません。Googleから信頼されることもたしかに重要ではありますが、小手先の対策に頼ってはいけません。
このサイトは弊社が提供している外部対策のみに頼らず、地道にコンテンツを整えたり発信することによって、関連性のあるサイトから興味を持ってもらい、結果被リンク獲得に繋がったと考えられます。


事例その②:コラム発信はなくてもDR50以上達成!!

ジャンル プリスクール
対策開始日 2020年2月1日
対策内容 コンテンツ対策・外部対策
対策前の検索順位 キーワードA(プリスクール 横浜):圏外
キーワードB(プリスクール 横浜):圏外
キーワードC(英語 幼稚園 横浜):26位


サイトの説明

神奈川県横浜市でプリスクールを運営する企業様のSEO対策事例です。

対策内容の詳細

▼コンテンツ対策
・スクールまでの交通案内に関するコンテンツを設置
・最新情報(お知らせ)のコンテンツを設置
・幼児教育と保育に関する補助金説明コンテンツの設置
・フロアマップのコンテンツを追加
・ハンバーガーメニューに追従機能を追加(UI改善)
・時間割コンテンツの追加
・施設写真のギャラリーコンテンツを追加

▼外部対策
・関連サイトからの被リンク獲得施策

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(プリスクール 横浜):圏外→1位
キーワードB(プリスクール 横浜):圏外→1位
キーワードC(英語 幼稚園 横浜):26位→8位

「英語 幼稚園 横浜」の順位動向

「英語 幼稚園 横浜」の過去5年間の順位動向です。
地道な対策の末、約2年かけてTOP10にランクインしました。

直近5年間の「英語 幼稚園 横浜」の順位推移

DR(ドメインランク)と被リンク獲得数の推移

過去5年間の被リンク獲得推移
検索エンジンでの露出回数が増えるに連れて、被リンクの獲得率も高まります
SEO対策開始語、約3ヵ月からDRに変化が見られ、DR50前後まで一気に上昇しました。

自社の見解

実はこのサイト、被リンクの獲得数でいうと20~30本程度で、そこまで大量のリンクを獲得しているわけではありません。1本1本のリンクの質が高いために、わりと早くDRに影響があったものと思われます。
被リンクは量を意識しがちですが、大切なのは「質」で、リンク獲得施策もざっくばらんに獲得を目指すのではなく、「どこからリンクをもらいたいのか?」を施策前から意識して取り組んで行く必要があります


事例その③:士業系のキーワードで検索上位を獲得

ジャンル 法律事務所
対策開始日 2021年9月1日
対策費用 10万円程度
対策内容 競合分析、内部対策、外部対策、コンテンツ対策
対策前の検索順位 キーワードA(士業):16位
キーワードB(士業):17位
キーワードC(士業):18位


サイトの説明

関東にある弁護士事務所のコーポレートサイト。
主要の対応エリアにおいて、順位が上昇していないことを気にされており、検索順位の改善を課題としていた。

対策内容の詳細

・対応エリアに特化したページが必要と判断し、各エリアの専用ページを作成。
・内部ソースの最適化。
・専用のサテライトサイトを作成。また、継続的な外部リンク獲得施策の実施。
・低湿な外部リンクの削除。
・検索上位サイトに負けない量のコンテンツを追加。弁護士紹介のコンテンツをトップページにも追記。

SEO対策後の検索順位結果

キーワードA(通信機器):16位→9位
キーワードB(通信機器):17位→5位
キーワードC(通信機器):18位→8位

ドメインパワーの変化

【対策前のドメインパワー】
ドメインレーティング:26/100
対策前ドメインパワー


【現在のドメインパワー】
ドメインレーティング:45/100
対策後のドメインパワー

対策ページへの外部リンク獲得の推移

外部リンクの獲得推移

2021年9月に対策用ページを作成し、外部リンク獲得施策を実施。
現状は10ドメインからの被リンクを獲得しています。
また、作成サイトは定期的にコンテンツを追加し、効果を継続させるようにしています。
検索順位を付けたいページへの直接外部リンクは、一番効果的な被リンク獲得です。

自社の見解

私が前マーケティング担当から引き継ぎ、担当してから半年ほど経過した弁護士事務所様です。

SEOサービスの他にもMEOサービスをご契約いただき、双方からのアプローチにより成果を出しております。

ドメインレーティングは対策開始当初26/100と、まだまだ伸び代があったため、専用の外部リンクを作成しドメインレーティングの底上げを行いました。
現状では45/100まで上昇しています。

引き継いだ時点ではエリア系キーワードにて2ページ目以降と、まだまだ改善の余地がありました。

そこで、以前作成したエリア専用ページに関しての基本的な内部ソースの見直しを行い、コンテンツの追加を行ったところ、軒並み1ページ目以内へのランクインを達成しました。

やはり、SEOにおいて基本的な内部対策・有益なコンテンツの追加は重要であると考えられます。

対策開始から約2年となりますが、今後も適宜コンテンツの追加を行いながら、さらなる上位表示に向けてサポートを継続してまいります。


まとめ:SEO外部対策とは?取り組む際のポイントとやり方

SEO外部対策とは何なのかと、SEO外部対策のやり方などについて解説しました。

このページの要点は以下になります。

SEO外部対策とは、”SEO対策を自身のサイトの外部で行うこと”です。

【SEO外部対策のやり方】

  • 相互リンク
  • mybest方式
  • SNSの活用で拡散を狙う
  • シェアされる記事を書く
  • サテライトサイトの作成を行い流入を狙う

SEO外部対策はサイトを運営する上ではとても大切なことであり、その仕組みに関してしっかりとした理解と取り組み方に関して知っておくことで、より良い施策が打てるようになります。

SEO外部対策とは何なのか、SEO外部対策のやり方などについて、まだよくわからないところがあるという方は、もう一度解説部分を見返してみてください。
 

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監修者プロフィール

NEXER 工藤

NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者

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2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。