この記事の監修SEO会社
株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
Web集客の施策として代表的なのもがSEO対策です。しかしSEOは専門性や難易度が高く、本当に成果につながるのか疑問に感じる人も少なくありません。
またSEOの成功によってどのようなリターンが得られるのか、具体的なイメージが持てない人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、SEOの成功事例について、国内企業を中心に解説します。
一言でSEOの成功事例といっても、その手法や目的、得られる効果は、運用するメディアによって異なります。
具体的な成功事例からSEO対策についての理解を深め、最終的な到達地点の見えるSEO施策を打ち出していきましょう。
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SEOの成功事例
ここではSEOの成功事例について詳しく紹介します。
それぞれ企業が設立したオウンドメディアを中心としたもので、SEO施策による上位掲載の実現と自社の魅力を生かした効果的なブランディング施策を組み合わせ、高い効果を得ています。
① 土屋鞄製作所
土屋鞄製作所は、1965年創業の革製品の製造会社です 。ランドセルやかばんを始め、財布やコインケースなどの企画や製造、販売を手がけています。土屋鞄製作所では、自社ホームページで製品の販売を行うとともに、オウンドメディアとしてブログコンテンツを発信しています。
コンテンツは「読み物」と名付けられており、新製品のPRというよりかは、ものづくりに対する情熱や企業としての理念、また新製品に込めたコンセプトなどを丁寧に伝えることを目的としています。
ブログコンテンツは文章と大きめのサイズの写真から構成されたシンプルなものですが、洗練されたデザインによって、製品に込められた製作者の考え方や、所有することで生まれる生活の変化の予感が効果的に読み手に伝わるようになっています。
また職人による製造工程やお手入れの情報を積極的に掲載することで、皮革製品が象徴する持続性や普遍性などを企業イメージにうまく取り入れています。SEOによるオウンドメディア運用、ブランディングを高いレベルで成功させた事例といえるでしょう。
運営会社 | 株式会社 土屋鞄製造所 |
運営メディア名 | 土屋鞄製造所 |
公式URL | https://tsuchiya-kaban.jp/ |
ページインデックス数 | 2640 |
ドメインの強さ(DR) | 61/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「革製品」3位 ・「名刺入れ」7位 ・「小銭入れ」4位 ・「革 バッグ」2位 ・「革財布」4位 ・「革鞄」2位 ・「レザーバッグ」2位 |
※2023年1月時点
② 経営ハッカー
経営ハッカーはfreee株式会社が運営するオウンドメディアです。freee株式会社は、主に個人事業者や中小企業向けのクラウド会計ソフトや人事労務ソフト、法人設立用サービスなどを提供しています。
経営ハッカーでは、独立まもない個人事業主や会社を設立して日の浅い会社などに合わせた、経営や事業に関するコンテンツを分かりやすく発信しています。コンテンツがきれいにカテゴリ分けされているのが特徴で、キーワードにもとづいたコンテンツへのアクセスが容易です。
個人事業主や、中小企業の経理や人事担当者が迷いがちな情報にも辿り着きやすく、回遊性の高いコンテンツ構造になっています。また経営ハッカーでは、会計士や税理士なども記事を執筆しており、専門性の高さに加えて高い信頼性が担保されています。
事業を初めたばかりの事業者の高い検索ニーズに対して、分かりやすく適切に回答まで誘導するサイト設計は、高い信頼感に繋がっています。またコンテンツにおいては、検索ニーズの解決とあわせて、顧客を自社製品へと誘導することにも成功しています。
すでにサービスを利用している顧客を別のサービスへと結びつける、オウンドメディアの成功例のひとつといえるでしょう。
運営会社 | freee株式会社 |
運営メディア名 | 経営ハッカー |
公式URL | https://keiei.freee.co.jp/ |
ページインデックス数 | 2250 |
ドメインの強さ(DR) | 80/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「革製品」3位 ・「システム監査」1位 ・「CVP分析」2位 ・「扶養手当」5位 ・「パート 所得税 計算」1位 ・「固定資産税 計算方法」3位 ・「電車 領収書」1位 |
※2023年1月時点
③ サイボウズ
サイボウズ式は、株式会社サイボウズの運営するオウンドメディアです。サイボウズはグループウェアソフトでいくつもの製品を持つ会社ですが、自社の製品や会社の名前を知らない層へ向けて、読み物として良質なコンテンツを発信しています。
働き方や生き方をテーマにした記事が多く、社員目線から自然に発せられる等身大のコンテンツが多く、エンターテイメント性をともなったコンテンツが多い点に特徴があります。
読者に共感してもらえるメディアになっているのは、扱うテーマからも非常に特徴的です。ライターごとに記事を絞り込めるようになっているのも、ライターごとの個性豊かな記事に意識的であるがゆえでしょう。
またサイボウズの製品に関する直接のPRをあえて行なっていないという点でも、非常に個性的です。自社製品への購入などの直接的な収益に繋げるのではなく、メディアとしての存在感を追求するなかで社名を認知してもらうという、異色の戦略で成功を収めたオウンドメディアです。
運営会社 | サイボウズ株式会社 |
運営メディア名 | サイボウズ式 |
公式URL | https://cybozushiki.cybozu.co.jp/ |
ページインデックス数 | 2570 |
ドメインの強さ(DR) | 78/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「革製品」3位 ・「生きる目的」2位 ・「複業」5位 ・「社会 理不尽」1位 ・「仕事 人生」2位 |
※2023年1月時点
④ トウシル
トウシルは楽天証券の運営する投資をテーマにしたオウンドメディアです。2020年12月には月間PV2,100万人を達成しており 、オウンドメディアのなかでもトップクラスの規模を誇るメディアのひとつです。
もともと楽天証券は手数料の安さなどから、短期間での売買を繰り返すような、中・上級者のユーザーに好まれるネット証券会社でした。しかし楽天経済圏の拡大と参入者の増加にともない、初心者の口座開設者が大きく増えることになりました。
投資初心者は疑問も多く、また投資に対する不安感も大きいことから、トウシルはそれらの問題を解決するメディアを目標に、投資初心者を対象として運営をスタートしています。
ターゲット層が初心者であることから、誰でも分かりやすく、投資への恐怖感を払拭できる信頼性の高い記事づくりが徹底されています。その一方で、楽天証券経済研究所のアナリストによる専門性の高い解説記事が充実しているのも特徴です。
またメディアのスタンスとしても、楽天証券のオウンドメディアでありながら中立の立場を徹底しており、ユーザーのファン化を強く意識した運営体制が貫かれています。
運営会社 | 楽天証券株式会社 |
運営メディア名 | トウシル |
公式URL | https://media.rakuten-sec.net/ |
ページインデックス数 | 166,000 |
ドメインの強さ(DR) | 66/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「高配当株」5位 ・「日経平均 予測」2位 ・「日本 インフレ」1位 ・「投資ブログ」3位 ・「投資 本」2位 |
※2023年1月時点
⑤ ユニクロ
ファッションブランドのユニクロも、オウンドメディアの運営でSEOコンテンツに取り組んでいます。LifeWear magazineでは、ユニクロの商品を使ったコーディネート情報をメインに発信しています。
ユニクロの着こなしを質の高いポートレートで見ることで、購入の参考として活用できます。また商品をクリックするとユニクロのECサイトへ直接移動できるようになっており、購買に直結する設計になっているのもオウンドメディアならではです。
コンテンツは単なるファッション情報にとどまらず、人気俳優やスポーツ選手のインタビューコンテンツなども用意されています。ファッションの話題とユニクロの取り入れ方などを話題に盛り込むことで、ユニクロに対するプラスのイメージを促進するコンテンツ作りが意識されています。
またLifeWear magazineはWeb版だけではなく、リアルマガジンが店頭で配布されています。リアルマガジン版はコンテンツがWeb版と若干異なるなど、店頭に足を運ばせるしかけが施されているのも特徴的です。
運営会社 | 楽天証券株式会社 |
運営メディア名 | ユニクロ |
公式URL | https://www.uniqlo.com/jp/ja/news/ |
ページインデックス数 | 690 ※www.uniqlo.com/jp/ja/news/の配下ページ |
ドメインの強さ(DR) | 85/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「服のたたみ方」1位 ・「股下 計り方」1位 ・「デニム 色」1位 ・「スカーフ 巻き方」5位 |
※2023年1月時点
⑥ Adobe
アドビ株式会社では、マーケティングオートメーションツール「Adobe Marketo Engage」の展開において、SEO対策を成功させています。
Adobe Marketo Engage、通称「マルケト」はグローバル展開をしている都合上、サイトデザインの大きな変更ができず、また製品名の表記も変えられないなどの事情がありました。
SEOにも影響する多くの制約があったことから、外部のSEO会社に分析を依頼し、施策の立案、実施までをまとめて委託しています。その結果、ビッグワード「MA」で1位を獲得するなど、SEOで高い成果を獲得しています。
具体的には、コンテンツSEOによるビッグワード獲得を狙ったコンテンツの制作や、検索ワードとして拾われやすくなるためのコンテンツ単位の分解、内部リンクの強化などの施策を行っています。
またコンテンツ制作も同SEO会社が行っており、依頼主とSEO会社との二人三脚で、高い品質の維持を実現しています。SEO対策の導入の結果、マルケトのSEO経由での見込み客は約150%増、SEOを経由した商談件数は130%増加するなど、高い成果を実現しています。
運営会社 | アドビ株式会社 |
運営メディア名 | Adobe |
公式URL | https://business.adobe.com/jp/ |
ページインデックス数 | 1,880 ※business.adobe.com/jp/の配下ページ |
ドメインの強さ(DR) | 96/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「webマーケティング」3位 ・「メールマーケティング」1位 ・「マーケティングツール」1位 ・「デジタル変革」2位 |
※2023年1月時点
⑦ BRAND NOTE(北欧、暮らしの道具店)
BRAND NOTEは、株式会社クラシコムが運営するECサイト「北欧、暮らしの道具店」内で展開されるWebメディアです。
さまざまな商品を取り扱うECサイトならではの、商品の素晴らしさを読者に伝えたいという熱意のもとに生まれたメディアで、繊細に作り込まれたコンテンツはサイトのブランディングに大きく寄与しています。
ユーザーの98%が女性で、ユーザーの96%が週1回以上訪問、またそのなかの72%が毎日サイトに訪問しているなど 、強いファン化が成功しているのも特徴的です。
月間PV数も1,500万と非常に大きなメディアに成長しています。また、広告掲載料は大きな収益源となっており、広告事業は当社の営業利益の1/4に達しています。
しかし「ただ欲望を喚起するのではなく、読者に感謝されるコンテンツ作りを最優先にしたい」という編集部の意識が徹底されており、また読者からも支持されているという点で、読者との距離感を大切にすることで成功を収めたメディアといえるでしょう。
運営会社 | 株式会社クラシコム |
運営メディア名 | 北欧、暮らしの道具店 |
公式URL | https://hokuohkurashi.com/ |
ページインデックス数 | 25,800 |
ドメインの強さ(DR) | 72/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「雑貨店」4位 ・「北欧」2位 ・「北欧 食器」1位 ・「グラス」3位 ・「マグカップ」7位 |
※2023年1月時点
⑧ DMM英会話
オンライン英会話のDMM英会話では、オウンドメディアとしてDMM英会話Blogを運営しています。英会話に関連するコラムやハウツー系のコンテンツ、おすすめ映画など、専門的なものからエンターテイメント性の高いものまで、読者の興味を引くコンテンツを多数発信しています。
読み物としての楽しさとあわせてSEOでも高い成果を実現しており、疑問や悩みの解決を求めるロングテールキーワードでは、多数のコンテンツが上位表示に食い込んでいます。
特にネイティブの英語教師が、日本人の「これは英語でどう表現するか」という疑問に答える「英語でなんてuKnow?」はSEOでの評価も高く、検索結果の上位でよく見かけます。
また同コンテンツは生成のプロセスも非常に巧みです。いわゆるQ&A系のサイトとして運営されており、ユーザーが疑問を投稿することでコンテンツが生成されるかたちになっています。
そしてそれに複数の英語教師が回答をすることで、コンテンツが意味のあるものとして肉付けされる形式です。コンテンツの増加がほぼ自動的に進んでいくようになっており、しかけとしても非常に優れています。
またサイト内ではDMM英会話への導線も確保されており、コンバージョンへの誘導ができる設計になっています。
運営会社 | 合同会社DMM.com |
運営メディア名 | DMM英会話ブログ |
公式URL | https://eikaiwa.dmm.com/blog/ |
ページインデックス数 | 3500 ※eikaiwa.dmm.com/blog/の配下ページ |
ドメインの強さ(DR) | 89/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「must 過去形」1位 ・「that 形容詞」1位 ・「had 過去分詞」3位 ・「英語筆記体」4位 ・「ごめんね 英語」3位 |
※2023年1月時点
⑨ JAL
国内の大手航空会社JALも、オウンドメディアOnTrip JALを運営しています。内容は、地域に関連するグルメ情報や旅行先のレポート、高級ホテルの紹介など、旅に関する良質なコンテンツが中心です。
レポート記事では、実際に旅行しているかのように記事中にタイムスケジュールが挿入されており、大型の写真も多数掲載。また訪問先の観光地の連絡先などが詳しく記載されており、旅行に行きたいという気持ちを促すことに主眼が置かれています。
一方で、旅行申し込みへの導線に押し付けがましいものはなく、旅行そのものに対するファン化、ブランディングに徹したメディア運営がされています。
運営会社 | 日本航空株式会社 |
運営メディア名 | OnTrip JAL |
公式URL | https://ontrip.jal.co.jp/ |
ページインデックス数 | 3,090 |
ドメインの強さ(DR) | 85/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「南京町 食べ歩き」1位 ・「横浜中華街」2位 ・「浅草 食べ歩き」3位 ・「豊洲市場 食べ歩き」1位 ・「東京 お土産」3位 |
※2023年1月時点
⑩ TRASPコラム
TRASPは大阪のWebサイト制作会社です。自社ホームページ内に、TRASPコラムとしてブログ形式でコンテンツ発信を行っています。WebマーケティングやSEO、MEOなどに関する情報発信とあわせて、業界別のホームページ制作の成功事例を多数発信しています。
成功事例では具体的な企業名を出して紹介しており、実際に参照できることから情報としての価値が高いのが特徴です。またSEOやSNS集客の具体的手法を多くの記事を使って発信しているため、SEOに強いホームページ制作会社というブランディングにも成功しています。
業界ごとに特化した記事も多く、顧客へのアピールとともに、ロングテールキーワード対策としても成功しており、検索で上位表示されることの多いTRASPコラムそのものが、同社のSEOに関する専門性の高さを証明する好循環を生んでいます。
運営会社 | TRASP 株式会社 |
運営メディア名 | TRASPコラム |
公式URL | https://trasp-inc.com/blog/ |
ページインデックス数 | 3,090 |
ドメインの強さ(DR) | 25/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「南京町 食べ歩き」1位 ・「横浜中華街」2位 ・「浅草 食べ歩き」3位 ・「豊洲市場 食べ歩き」1位 ・「東京 お土産」3位 |
※2023年1月時点
⑪ Shopifyブログ
世界的なECプラットフォームのShopifyでも、オウンドメディアを運営しています。Shopifyブログでは、クイックスタートガイドとして、事例やサクセスストーリー、ビジネスを始める方法などを発信しています。
またビジネスアイデアやマーケティング、開業ガイドなども発信しており、Shopifyに直接関連しないビジネス関連のコンテンツを発信することで、Shopifyのブランディングに繋げています。またサクセスストーリーでは、Shopifyを利用した事業展開の事例が多数掲載されています。
Shopifyのユーザーがどのような事業でどのように活用したのか、動画を混じえながら生の声を届けています。これからビジネスを始めようとするユーザーに向けて、Shopifyの果たす役割を成功事例とともに伝えることで、Shopifyのイメージを強く印象付けているといえるでしょう。
また事例では実際に使用しているサイトを積極的に紹介しており、これからShopifyでビジネスを始めたい人には参考にできるコンテンツになっています。
運営会社 | Shopify Japan 株式会社 |
運営メディア名 | Shopify |
公式URL | https://www.shopify.com/jp/blog |
ページインデックス数 | 1,040 ※www.shopify.com/jp/blogの配下ページ |
ドメインの強さ(DR) | 95/100 ※ahrefsのDRを参照 |
キーワード順位 | ・「ブログ 始め方」1位 ・「インスタ フォロワーを増やす」1位 ・「動画編集 無料」1位 ・「youtube 収益化」3位 ・「クラウドファンディング やり方」2位 ・「ネットで稼ぐ」1位 |
※2023年1月時点
自社でSEO対策した成功事例
弊社で実際にSEO対策をした事例をご紹介します。
事例①:通信機器系のビッグキーワードで検索上位を獲得
ジャンル | 通信機器 |
対策開始日 | 2018年10月 |
対策前の検索順位 | 10万円以上 |
対策内容 | 競合分析、内部対策、外部対策、コンテンツ対策 |
対策前の検索順位 | キーワードA(通信機器):46位 【検索ボリューム:30,000】 キーワードB(通信機器):29位 【検索ボリューム:11,000】 キーワードC(通信機器):圏外 【検索ボリューム:41,000】 |
サイトの説明
通信機器を自社の公式サイトで販売している、コーポレートサイト兼通信販売サイト。
当時、ビッグキーワードA,B,Cで検索上位(3位前後)にいたライバルサイトに比べて、ドメインパワーとコンテンツ、両方で劣っている状況。
商品1つ1つの説明ページはしっかりできているが、ビッグキーワードで順位を獲得するためのページ&コンテンツは作成できていなかった。
対策内容の詳細
・検索上位を獲得している競合サイトは、主に「商品○○選」というランキングページで順位を獲得していたため、同様にクライアント様のサイトにも「おすすめ商品○○選」のページを作成。
・上位サイトに負けない量のコンテンツを追加。ページ構成&見出し構成&デザイン作成は弊社対応。ハウツー情報はお客様に記述いただいた。
・キーワードA,Bは上記作成したページで順位がついたが、キーワードCのみ順位がつかないため、キーワードC用のランキングページを作成。
・対策ページに内部リンクが集まるように調整。
・内部ソースの最適化。
・継続的な外部リンク獲得施策。
・低質な外部リンクの削除
SEO対策後の検索順位結果
キーワードA(通信機器):46位 → 3位 【検索ボリューム:30,000】
キーワードB(通信機器):29位 → 1位 【検索ボリューム:11,000】
キーワードC(通信機器):圏外 → 3位 【検索ボリューム:41,000】
ドメインパワーの変化
SEOご提案時はドメインレーティングが36/100でしたが、弊社で外部対策をおこない、現在は60/100まで大幅に上昇しました。
ドメインレーティング60/100は一会社としては強力なドメインパワーです。
ドメインがここまで成長すれば、良質な記事を書くだけで、ある程度の検索順位上昇を狙えるでしょう。
対策ページへの外部リンク獲得の推移
2018年10月に対策ページを作成し、外部リンク獲得施策を実施。
対策ページへの直外部リンクが0ドメインから12ドメインまで向上しました。
検索順位を付けたいページへの直接外部リンクは、一番効果的な被リンク獲得です。
私が営業をおこなっていた時代に、ご提案させていただいた会社で今でもよく覚えています。
アイミツで10社ほどのSEO会社を検討していた中で、最終的に弊社を選んでいただけました。
弊社を選んでいただけた理由としては、ご提案時に他社より具体的な施策を提示したことと、自信に満ち溢れていたからとのことでした。
実際にご提案させていただいた際に、上位サイトのドメインレーティングは45~40/100程度で
外部対策をおこなえば充分抜かせる範囲でした。
また失礼ながら、検索順位が上がりやすいコンテンツを作成できていなかったので、
外部対策とコンテンツSEOをおこなえば、ほぼ間違いなく検索結果1ページ目までは伸ばせると感じていました。
実際に読み通り、検索順位は徐々に上昇し、対策から半年で検索結果のTOP5まで上がっていました。
その後は弊社のマーケティング部によるSEO調査と修正を続けた結果、ビッグキーワードで1位まで上げることに成功。
現在は「amazon」と「楽天市場」と1位~3位を競って戦っています。
事例その②:対策開始から10ヵ月でトラフィックが2倍に!
ジャンル | 注文住宅 |
対策開始日 | 2022年12月1日 |
対策内容 | 内部対策・外部対策・コンテンツ対策 |
対策前の検索順位 | キーワードA(注文住宅 福岡):圏外 キーワードB(注文住宅 熊本):圏外 キーワードC(注文住宅 佐賀):71位 |
サイトの説明
福岡をはじめ、九州エリアを中心に注文住宅の受注、リフォームや買取まで幅広く手がけているハウスメーカー様の対策事例になります。
元々月間5,000前後を行き来していたトラフィックが、1年も経たないうちに10,000を超えるサイトに成長しています。
対策内容の詳細
▼サイト内部対策
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・robots.txtの記述見直し
・alt属性の設定
・対策ページへの内部リンク精査
・各種構造化データのマークアップ
▼コンテンツ対策
・お客様の声コンテンツを追加
・モデルハウスの情報修正
・商品ラインナップの商品説明追記
・各エリアに特化した対策ページの作成
・会社概要ページの作成
・施工事例コンテンツの追加
・GoogleMapの設置
▼外部対策
・関連サイトからの被リンク獲得施策
SEO対策後の検索順位結果
キーワードA(注文住宅 福岡):圏外→7位
キーワードB(注文住宅 熊本):圏外→15位
キーワードC(注文住宅 佐賀):71位→8位
「福岡 注文住宅」の順位動向
メインワードとして対策している「福岡 注文住宅」の過去5年間の順位動向です。
基本的な内部対策とコンテンツ対策を行い、約3ヵ月でTOP10までランクインしました。
直近12ヵ月のトラフィック推移
複数キーワードで対策を行っているため、トラフィックへの影響はかなり大きいものとなりました。
1キーワードに注力して対策を行うのではなく、エリア毎に対策ページを設け、エリア毎で対策していくことでトラフィック増加に大きく影響を与えます。
複数エリアで事業展開されている企業様は必須の対策となります。
ご覧の通り、対策開始後はTOP3にランクインしているキーワードが急増しています。
一つ一つのキーワードの検索ボリュームが少なくても、複数のキーワードを上位表示させることでまとまったトラフィックを獲得することができます。
「検索ボリュームが少ないから」という理由で対策を拒むのではなく、「自社サイトのニーズに合ったキーワードを対策する」ことが大切となります。
一つのエリアではなく、複数エリアで事業展開をしている場合は、エリア毎に対策ページを設ける必要があります。(場合によってはエリアをまとめて対策することもありますが)
エリア毎に地道にSEO対策を行い、細かなトラフィックを地道に積み上げていくことで、最終的には膨大なトラフィックを獲得できるケースもあります。
一つのキーワードを対策することで、それに関連するキーワードもある程度比例して順位が上がることもありますので、「検索ボリュームが少ないから」という理由で対策を見送るのは最善ではありません。重要なのは、「検索ユーザーのニーズにマッチしたキーワード選定とサイト作り」です。
事例その③:葬儀系キーワードでトラフィックが3倍に!
ジャンル | 東京 葬儀 |
対策開始日 | 2021年2月1日 |
対策内容 | 内部対策・コンテンツ対策 |
対策前の検索順位 | キーワードA(東京 葬儀):87位 キーワードB(東京 葬儀):18位 キーワードC(東京 葬儀):16位 |
サイトの説明
東京都の一部地域で斎場の運営をしている企業様のSEO対策事例です。
対策内容の詳細
▼サイト内部対策
・SSL化
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・内部リンク精査
・各種構造化データのマークアップ
▼コンテンツ対策
・サービス別に対策ページを作成
・共起語を使用したコンテンツ作成
・「よくある質問」コンテンツの追加
・「ご依頼の流れ」コンテンツの追加
・「お客様の声」コンテンツを追加
・アクセス情報コンテンツの改善
・設備紹介に関するコンテンツを追加
SEO対策後の検索順位結果
キーワードA(東京 葬儀):87位→6位
キーワードB(東京 葬儀):18位→1位
キーワードC(東京 葬儀):16位→1位
「東京 葬儀」の順位動向
対策開始(2021年2月)から弊社でSEOサポートをスタート。地道な取り組みとはなりましたが、約2年をかけて全ての対策キーワードがTOP10にランクイン。内2つのキーワードは1位まで順位を上げることができました。
対策内容の詳細
対策当初はほとんどSEO対策がされていない状態で、SSL化するところからスタートしました。基本的な内部対策を行ったあとはコンテンツ対策を中心に実施。
1からページを作ることも多かったため、順位が急激に上昇することはありませんでしたが、地道にコンテンツを作り上げて見事1位を獲得することができました。
エリアを限定した顕在キーワードで対策を行っているため、コラム対策等のように膨大なトラフィックを獲得しているわけではありませんが、比較的順調に推移したトラフィックデータかと思います。(基本「葬儀」は急に必要となるースが殆どで、日頃頻繁に検索されるワードではないため)
「東京都 葬儀」「○○区 葬儀」のようなキーワードは、ポータルサイトや比較サイトが上位に表示される傾向にありますが、そこを抑えて複数のワードで1位を獲得できています。
情報の量ではなく、情報の「質」がしっかり評価されて他のサイトに勝っている事例となります。
また、ユーザーのニーズとして「一日葬」や「家族葬」というニーズもありますので、これら一つ一つにアンサーしていくコンテンツを作り、「○○ 葬儀」というワードでも上位を獲得することができていると考えられます。
事例その④:廃車買取系のキーワードで上位表示に成功!
ジャンル | 廃車買取 |
対策開始日 | 2023年4月1日 |
対策内容 | 内部対策・コンテンツ対策 |
対策前の検索順位 | キーワードA(廃車買取):4位 キーワードB(廃車買取):21位 |
サイトの説明
埼玉県を中心に、廃車と事故車の引き取りや買取を行っている企業サイトのSEO対策成功事例になります。
対策内容の詳細
▼サイト内部対策
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・内部リンク精査
・alt属性の設定
・ページ表示速度の改善
・各種構造化データのマークアップ
▼コンテンツ対策
・「よくある質問」コンテンツの追加
・「利用者の声」コンテンツ追加
・重複コンテンツの精査
・「廃車買取までの流れ」コンテンツ追加
・「買取事例」コンテンツの追加
SEO対策後の検索順位結果
キーワードA(廃車買取):4位→1位
キーワードB(廃車買取):56位→7位
「ポスティング 全国」の順位動向
対策開始(2023年4月)から弊社でSEOサポートをスタート。
対策開始時は50位台からスタート。およそ7ヵ月後には7位を獲得しました。
対策内容の詳細
対策キーワードは「廃車」「廃車 相談」「事故車」「事故車 買取」にエリア名を付けたワードとなります。
基礎的な内部対策を実施後、ページの表示速度が明らかに遅かったため、画像ファイルの圧縮、不要なワードプレスプラグインの削除をベースに改善を行いました。
加えて、サービスに関連するコンテンツが少なかったため、必須である「ユーザーレビュー」や「サービスの流れ」などを中心にコンテンツ対策を実施しました。
これにより順位が上昇し、およそ半年後にはTOP10にランクイン。
廃車買取サービスでも様々なユーザーニーズが存在しますが、ユーザーが気になるのはやはり”価格”。買取実績をはじめ、「引き取りまでの流れ」「見積の手軽さ」も訴求しています。
車に限らず、「買取」の場合「買取実績」のコンテンツは必須と考えて良いでしょう。また、昨今は様々な方法で買取をしてもらえるケースも多いので、「買取方法」なども有効な対策になります。
買取実績はなるべく具体的に詳細を記載し、ユーザーが問合せをしたくなるような内容にすることで、CVに貢献できるコンテンツになります。
競合他社と比べて、価格面が強い場合は価格をアピールしてみても良いかもしれません。
「この車を買取してもらったら○○になる」というユーザー体験を意識してコンテンツを作りこんでいくと、結果的にSEOでプラスにはたらくでしょう。
事例その⑤:ポスティングの全国キーワードで1位に!
ジャンル | ポスティング業者 |
対策開始日 | 2022年12月1日 |
対策内容 | 内部対策・コンテンツ対策 |
対策前の検索順位 | キーワードA(ポスティング 全国):51位 キーワードB(ポスティング 全国):29位 キーワードC(ポスティング 全国):圏外 |
サイトの説明
ポスティングサービスを全国対応している企業様の対策事例です。
対策内容の詳細
▼サイト内部対策
・sitemap.xmlの作成
・titleタグ、descriptionタグ、h1タグ等、SEOにおける基本内部対策の実施。
・内部リンク精査
・alt属性の設定
・各種構造化データのマークアップ
▼コンテンツ対策
・画像コンテンツのテキスト化
・価格表コンテンツの追加
・エリア毎の人口分布コンテンツを追加
SEO対策後の検索順位結果
キーワードA(ポスティング 全国):51位→1位
キーワードB(ポスティング 全国):29位→7位
キーワードC(ポスティング 全国):圏外→4位
「ポスティング 全国」の順位動向
対策開始(2022年12月)から弊社でSEOサポートをスタート。
対策開始時は50位台からスタート。およそ1年後には1位を獲得しました。
対策内容の詳細
サイトの構造としてはTOPページから各エリアのページがぶら下がっているイメージとなり、「全国」のキーワードはTOPページでの対策となります。
この場合、TOPページを重点的に対策を行うことになりますが、下層ページ(各エリアページ)の強化も必須になります。
つまり全エリアのページを強化し、TOPページに力を集約させるイメージです。
基本的な提供内容はどこのエリアでも同様になりますが、各エリアで特有の情報を持っている場合は、その情報を出していかないと全て同じ内容のページになってしまいます。
料金、人口、男女比率がエリアによってことなるため、エリアページ毎にこういった情報を追加することで、各エリアページでの順位が上がり、これで初めて「全国」というキーワードで対策することができます。
全国区で展開しているサービスで、エリアページを保有しサイト全体で対策を行う場合は、エリアの特性等を考慮したエリアページのコンテンツ内容と、各ページに遷移する内部リンク(ページを発見してもらう)が重要となります。また、サービス内容に殆ど差がないサービスの場合は、重複コンテンツに対する対策も必要になります。当然、対策のボリュームも大きくなります。
今回のポスティングサービスの場合、エリア毎の人口情報や配布料金が異なるため、エリア毎に個別の情報を入れ込み、「全国」だけでなく「各エリア」の情報にも注力して、サイト全体で対策を行い、結果的に「全国」のキーワードで上位表示できたことが考えられます。
SEOを成功させるための大切なポイント
SEOは漫然と進めて結果に結びつくものではありません。ここではSEOを成功させるための大切なポイントを絞って紹介します。
テーマやコンセプトをはっきりとさせる
SEOでは発信するコンテンツのテーマやコンセプトを明確化することが重要です。自社製品に関連するオウンドメディアであることは前提ですが、何を目的としたメディアなのか、またメディアのコンセプトは何なのかをしっかりと決めておきましょう。
テーマやコンセプトが曖昧だと、取り扱うコンテンツの範囲が不明瞭になってしまい、際限なくコンテンツが拡張していく場合があります。またその場合は制作費用や運営コストが増大していくため、コンテンツの品質は下がってしまいがちです。
情報の薄いコンテンツを広範囲に取り扱うことはSEOで不利になるばかりか、企業のブランディングにもよい影響をあたえません。次に解説するターゲットやペルソナを考慮しながら、目的に沿ったコンテンツ発信を組み立てる必要があります。
オウンドメディアを立ち上げる際に、よくやってしまう失敗として、ジャンルを広げすぎてしまうことが挙げられます。
例えば、「不動産投資」をメインにオウンドメディアを作る際に、「不動産買取や賃貸なども含めて不動産全般のメディアを作ろう」と考える方もいるでしょう。
たしかに、不動産全般のメディアにすれば、不動産投資の記事も書けて、尚且つ他の不動産関連キーワードでも狙っていけるのでお得に思うかもしれませんが、これはよくある失敗パターンです。
不動産投資専門メディアとして不動産投資の記事を作成する場合と、不動産全般メディアの中で不動産投資の記事を作成するのだと、一般的には前者の方が検索順位上昇やすい傾向にあります。
既にとても強力なドメインを保有している場合は別ですが、
まずは小さいジャンルに特化して、ある程度サイトが育ってきた時に、ジャンルを横に広げていく検討をすると良いでしょう。
ターゲットやペルソナを設定する
SEOの成功のためには、ターゲットやペルソナの設定が不可欠です。SEOの手法にはさまざまなものがありますが、根幹にあるのはユーザーの検索意図に合致したコンテンツを提供することです。
誰をターゲットにするのか、またどんな顧客に対してどういったコンテンツを発信していくのかの検討に、十分な時間をかけるべきでしょう。またターゲットやペルソナは設定するだけでは効果がありません。
自社の製品やサービスと付き合わせを行い、検索キーワードを参照しながら検索行動を想定する必要があります。このペルソナの検索行動に向けたコンテンツ発信を行うことで、SEOの効果は最大化されます。
近年のSEOは特にユーザーへの有益なサイトが高く評価される傾向にあります。
ターゲットやペルソナを想定してサイト作成をおこなうことは、コンバージョンの向上だけでなく、検索順位上昇にも役に立つので、意識したい項目です。
ガイドラインに沿ったコンテンツを作成する
SEOで必ず遵守しなければならないのが、Googleの定めるウェブマスター向けのガイドラインです。Googleがコンテンツに求めるものは何かをよく理解し、それを満たすコンテンツ発信であることが重要です。
検索アルゴリズムの裏をかくことを目的としたブラックハットSEOは、短期的には順位の上昇が見られたとしても、すぐに捕捉され順位を落とされてしまいます。
また検索結果からの削除に繋がることもあり、企業のブランディングに大きな傷を付けかねません。ユーザーに向き合った、品質の高いコンテンツ発信を行いましょう。
確かにGoogleのガイドラインに100%則った上で、検索順位が上がるのが理想ではありますが、現実的には上手くいかないことが多いです。
例えば、ドメインを強くするために外部リンクを獲得したくても、もともと検索順位が低く露出が少ないメディアでは、記事引用などの外部リンクを獲得するのは困難でしょう。
そのため、一SEO会社の意見としては、検索アルゴリズムを解析した対策をすることも時には必要だと感じています。
ただし、検索アルゴリズムのための対策は、アルゴリズムのコアアップデートにより順位変動の煽りを受けやすいので、最終的にはユーザーのためのコンテンツ作りが一番大切です。
SEOを成功させるためには、Googleがどのようにランキングを決定しているかを知る必要があります。
Googleの検索順位決定の仕組みについては、以下のように記述されています。
最も有用な情報を表示するため、検索アルゴリズムはさまざまな要因とシグナル(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。各要因に適用される重み付けはクエリの性質によって異なります。たとえば、最新のニュース トピックに関するクエリに回答する場合は、言葉の定義に関するクエリに回答する場合よりも、コンテンツの鮮度が大きな役割を果たします。
何より大切なのは「検索キーワードのニーズ」を理解することです。
例えば「野球」と検索している人は、「野球の上達方法を調べたいのか」「野球に関するニュースを知りたいのか」「野球の関連商品を購入したいのか」、私たちでは推測できないことでも、Googleはユーザーのその後の行動を追うことである程度理解できているのです。
例えば、「野球」と調べている人が、検索結果を見た後にどのサイトにも入らず「野球 ニュース WBC」など調べている人が多いのなら、「野球」というキーワードのニーズは「野球のニュース」ということで、ニュースサイトが上位に表示されやすくなるのです。
そのニーズを理解するには、Googleで実際に対策キーワードを検索してみて、上位表示されているサイトの傾向を見て判断しましょう。
SEOの成功事例に関するQ&A
ここではSEOの成功事例に関してよくある質問について回答します。
インハウスSEOとは?
インハウスとは、組織化や内製化を意味する言葉です。インハウスSEOとは内製化されたSEOのことで、自社内でSEOを行うことをいいます。
反対に社外の企業にSEOを任せることをSEOアウトソーシングといいます。
インハウスSEOのメリットは、社内にSEOに関する知見が蓄積されることです。デメリットとしては、社内の一定のリソースを割かなければならないことが挙げられます。会社の規模によっては、組織的な調整が必要になる場合があります。
SEOは外注しても成功する?
外注によってSEOを成功させることはもちろん可能です。しかしその場合は外注先に丸投げをするのではなく、きちんとした協力体制のもとでSEOを進めることが前提です。
SEOはサイト内の情報を必要とし、結果が出るまで一定の期間を必要とします。SEOの重要性が自社内でどの程度共有されているかによって、結果は大きく変わるでしょう。
また外注した場合でも、一定レベルの知識がないと、施策の評価や方法論に対する検討ができません。完全に外注化して終わらせるのではなく、社内でも知見の蓄積に取り組むことが重要です。
SEOの外注について知りたい方は「記事外注で後悔しない!おすすめの記事代行サービス12選と発注前の準備」を読んでみてください。
SEO会社の選び方は?
SEO会社を選ぶ際の基準としてまず挙げられるのが、SEOでの実績です。SEOの分野でどのような実績を出したのかを確認しましょう。実績は具体的か、また実績とあわせてクライアントの開示はあるのかは必ずチェックすべきです。
特に自社と同じ業界や業種での実績を確認できれば、成果に対する期待感は高くなります。さらにチェックしておくべきポイントが、YMYL領域での実績です。
YMYLに関連するカテゴリーはSEOの難易度が高いため、この領域での実績はSEOの技術力を判断するうえで非常に有効です。医療や健康、美容、金融、投資、法律などの領域を手がけた実績があるのかも含めて確認しておきましょう。
また費用の分かりやすさも重要なポイントです。施策ごとの費用が明らかになっており、また顧客として納得感を持てる程度の体系化がされているか必ず見ておきましょう。
またニーズに合わせたプランを複数用意している会社も、柔軟性の高さや技術力の高さを期待できます。SEOは具体的な施策を始めてから結果が出るまでに、長い場合は1年以上を要します。
技術や実績のない悪質なSEO会社に施策を依頼すると、長い期間にわたって不利益を被り続けることになってしまいます。事前にしっかりとした調査と選定を行い、優秀な企業を迎え入れるようにしましょう。
SEO会社の失敗しない選び方は「失敗しないSEO会社の選び方や注意点・悪質業者を見分けるコツ」を読んでみてください。
まとめ
インターネット上での集客の重要性が増すなかで、SEOによる集客を検討する企業も増えています。しかしSEO施策に対しては、社内での理解が不足している場合も多く、思うようなレベル感で施策が進められない場合があります。
またそもそも社内にSEOを担当できる人材がいないなど、SEOを進めるための前提が成り立っていない場合もあるでしょう。このような場合はSEOの必要性についての意識の共有からのスタートとなりますが、各社の成功事例は、理解を得る場合に非常に分かりやすく働きます。
具体的な事例のもとで効果をイメージしながら、社内でSEOに対する価値観や目指すべき目標を共有していくとよいでしょう。SEOでの成功は、検索流入の獲得以上に高いブランディング効果を得られます。SEOを意識した効果の高いオウンドメディア運営を目指しましょう。
この記事にあげた事例を読んでいただくとわかる通り、どの企業も自社の強みを武器にしたり、ブランディングを意識しながら取り組んだり、ターゲットを明確にして戦略を立てたりと、ただ単純にSEO対策を行っているところは殆どないですよね。狙ったキーワードで上位を獲得することは大前提ですが、「上位に上げたあとに何をしたいか?」というところまで見据えながらSEOに取り組んでいくことが大切です。SEOをインハウスで取り組む場合は別として、SEOコンサルティングを外部に依頼する場合、SEO対策はコンサルに依頼しつつブランディング面の強化は自社で行うなど、コンサルと協力しながら取り組むとさらに良い結果が生まれるのではないでしょうか。
監修者プロフィール
NEXER 工藤6つのオウンドメディアの運営責任者
2017年NEXERに入社。前職はスマートフォンの販売員。
NEXER入社後はSEOコンサルティング営業部、クライアントマーケティング事業部を経て、現在はオウンドメディアを6つ運営&管理の責任者を任されている。
新規で1から立ち上げた2つのサイトは年間100万PV以上のメディアに成長。
既存のオウンドメディアと、サイト買収をおこなった3つのサイトは、運用当初に比べて3倍~5倍の収益を出すメディアに成長。
さらに、2022年12月より新規でもう1サイトに挑戦中。
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