ジーンズを洗う頻度は?人気スタイリストが洗い方やケア方法を伝授
ジーンズは誰もが持っている定番アイテムですよね。けれど、その洗い方については、必要以上に色落ちしてしまったり、早く傷んでしまい残念な気持ちになったり、色落ちを気にして、どのように洗ったらいいか迷っている方もいるかもしれません。
ジーンズの洗濯方法やお手入れなど、失敗しないジーンズの洗い方について、知りたいと感じているのは、あなただけではありません。
そこで、この記事では「ジーンズってどうやって洗えばいいんだろう?」という疑問を解決したいと思います。
今回は、人気スタイリストで本も出版している大山旬さんに ジーンズの洗う頻度や洗い方、ケア用品についてお聞きしました。
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メンズスタイリスト
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
ジーンズを洗濯する頻度は?
画像:uniqlo
色落ちを気にして洗うのをためらってしまったり、汚れを気にして着るごとに洗っていたり、洗濯の頻度にお困りではないでしょうか。ジーンズの洗濯はどの位の頻度ですればいいのだろう?と考えている方は多いかもしれません。
まずは、大山旬さんはどのようにジーンズのケアを行っているのか聞いてみました。
ブルージーンズ
ブルージーンズは、「4~5回履いたら1度洗濯する」というのが一番のおすすめで、色落ち・傷みを防止することと清潔感の両立ができる回数になります。
洗濯をしないという人もいますが、清潔感ということを考えると好ましくありません。色落ちが気になるときは、ジーンズ用の洗剤もありますので、そちらを使用するといいでしょう。
ホワイトジーンズ
ブルージーンズに比べて色落ちの心配は少ないのが『ホワイトジーンズ』です。こちらは「2~3回履いたら1度洗濯する」ぐらいのペースだと、生地を傷めることもなくおすすめです。
けれども、ホワイトジーンズは汚れが目立ちやすく、「汚れるのが不安だなあ」と感じている人もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、『ユニクロのホワイトジーンズ』です。
ユニクロのように手に入りやすく、着まわしのきくブランドの服は、高級で繊細な服よりも強い耐久性があります。
ホワイトジーンズだと「汚れるのが不安」という人は、『ユニクロのホワイトジーンズ』を2本ほど持っていれば、「汚れ」や「洗濯による痛み」を気にすることなく、何度でも履くことができます。
ホワイトジーンズはコーディネートのなかでも、清潔感が出てさわやかな印象を演出できるので、大人のおしゃれを楽しむのなら外せないイテムです。ブルージーンズのように色落ちもしないので、一着持っていると重宝しますよね。
ユニクロのホワイトジーンズ
おすすめ
ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ
こちらの商品は、『UNIQLO(ユニクロ) ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ』で、希少なシャトル織機で作られた、「セルビッジデニム」を使用しています。
ヒップポイントを少し上げ、バックポケットを傾けることで、後ろから見たシルエットがよりきれいに見える構造です。ストレッチ性をプラスしているため、スリムストレート型でありながら、ラクに履くことができる素敵なジーンズです。
ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ の詳細 | |
サイズ | 27,28,34 |
カラー | ホワイト、ブラック、ネイビー |
メーカー希望小売価格 | 4,309円(税込) |
どうしてもニオイが気になったら
おすすめ
ファブリックフレッシュ
「色落ちをさせたくない!」「せっかく買ったジーンズを傷ませたくない!」と思いつつも、洗濯をしない間どうしてもニオイが気になったり、清潔感が気になることってありますよね。
そんな方におすすめなのが、『THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)ファブリックフレッシュ』です。
「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」は、ドライクリーニングを使用せず大切な服を自分で洗い、ケアすることをテーマにしています。スタイリッシュで環境にも配慮されたファブリックケアアイテムを展開している会社になっています。
衣類や帽子、バッグの中などのファッションアイテムのみならず、布製のソファ、カーテンなどにも使用できます。抗菌・消臭効果があり、洗う回数を抑えたい大切な衣類のケアや、気分をリフレッシュさせたいときなどに最適な商品です。
ファブリックフレッシュをスプレーすると、ほんのりといい香りがします。香りは香水ほど強くないので、清潔感があり好感度が高まるかもしれません。
ザ・ランドレス ファブリックフレッシュ の詳細 | |
生産国 | アメリカ |
内容量 | 250ml |
メーカー希望小売価格 | 2,180円(税込) |
ジーンズの洗い方
ジーンズの洗い方には様々あり、好みの色落ち具合や、汚れ具合などによって「洗い方・洗剤」が変わってきます。また、ジーンズの色落ちは完全に防ぐことはできません。
けれども、洗濯の仕方で「色の落としすぎ」や、「生地を傷ませてしまうこと」を防ぐことはできます。
ここでは、ジーンズを自然に色落ちをさせ、長い期間いい状態で楽しむことを目的に、洗い方を紹介していきたいと思います。
手洗い
ジーンズを洗う時は、「手洗い」をおすすめします。洗濯機ですとジーンズの色を落としすぎてしまい、劣化が早まります。
ジーンズの色落ちは洗濯すれば必ず起こる現象ですが、手洗いでは、ジーンズの色が長持ちして、自然な色落ちが楽しめます。
洗い方
①まずは洗面器に水を貯めて、洗剤を投入。お湯で洗うとインディゴ染料が落ちやすくなるので、必ず水を使用しましょう!
②そこにジーンズを入れて、20回ほど衣類を手のひらで押したり、持ち上げたりしてやさしく洗う、「押し洗い」を繰り返します。
③そのあと水でしっかりとすすぎます。
④最後は洗濯ネットに入れて、洗濯機で脱水を1分くらいかけます。
④あとは陰干しすれば完成です。
濃い色物は日光に当たると色落ちしてしまうので、陰干しをすることがベストです。立体的に干すと空気が入り乾かしやすくなります。
靴下などを干す円状のピンチハンガーが便利です。なければパンツハンガーを2つ使用して干すと良いでしょう。
「押し洗い」とは衣類を水の中で持ち上げたり、押したりする洗い方です。「押し洗い」ってどんな洗い方だろう?と疑問に思った方は、こちらの動画を参考にしてみてください。
衣類の種類や汚れ具合によっても、回数などは変わると思います。傷まないように、こすったりせず、丁寧に洗うと長持ちしますよ。
洗濯機で洗う
基本的に洗濯すると色落ちが早まってしまうことから、ブルージーンズは「手洗い」がおすすめですが、どうしても手洗いではなく洗濯機を使いたいという方もいらっしゃると思います。
そんな方のために、参考として洗濯機を使った洗い方をご紹介します。
洗い方
①ジーンズを裏返し、洗濯ネットに入れます。
⇒表面を表にしてしまうままだと、洗濯機の中で擦れが起きてしまいます。そうすると、色落ちやジーンズの表面が傷んでしまうので、ジーンズを洗うときは必ず裏返しにすることをおすすめします。
②洗剤を入れ、洗濯機にある程度水をためます。そのあと、2・3回ほど洗濯機を回し、洗剤がある程度溶けたら、洗濯ネットにいれたジーンズを洗濯機にいれます。
⇒この作業は、洗剤がジーンズに不均等にかかったり、直接かかることでマダラ模様に色落ちしてしまうことを防ぎます。
③陰干しをします。
洗濯ネットは中に入れるアイテムとなるべくサイズが同じくらいになるように、いくつかバリエーションを揃えておくと便利です。僕は以下のものを使っています。
洗濯王子 角型 洗濯ネット
この『レック 洗濯王子 角型 洗濯ネット W-345』は”洗濯王子”こと洗濯家・中村祐一さんが「プロ目線」で開発した商品です。衣類のからみ・傷み・型崩れをおさえる洗濯ネットです。ファスナーカバーもついており、他の衣類も傷つけません。
レック 洗濯王子 角型 洗濯ネット W-345の詳細 | |
本体サイズ | 45×45cm |
種類 | 角型 |
メーカー希望小売価格 | 218円(税込) |
どのような洗剤で洗えばいいの?
ジーンズを洗う際に、洗剤は何を使えばいいのでしょうか。洗剤選びで押さえておきたいポイントを2つ紹介したいと思います。
ジーンズに適した洗剤
- 「蛍光剤」が入っていないものを選ぶ
- 中性洗剤を使用する
蛍光剤とは、衣服を視覚的に白く見せる為の薬品のことです。蛍光剤が入ったものを使うと、白く染まってしまい、本来の色が失われてしまいます。ホワイトジーンズには適しています。
中性洗剤は洗剤の中でも洗浄力が弱く、素材に優しい洗剤といえます。おしゃれ着洗剤などは中性洗剤であり、ジーンズのみならず、デリケートな生地を洗う際にぴったりな洗剤です。
おすすめの洗剤
洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用 リフレッシュグリーンの香り
『エマール』は、繊維をトリートメントしながらもすっきりと洗い上げてくれる商品です。傷みにくく、型崩れもしにくいので、あなたの大切な衣類のダメージを防いでくれることでしょう。
蛍光剤無配合の中性洗剤で、衣服本来の色を保護しつつ、優しく洗うことができます。ほのかなリフレッシュグリーンの香りがとても爽やかです。
エマール 洗濯洗剤 液体 おしゃれ着用 リフレッシュグリーンの香り の詳細 | |
内容量 | 500ml |
種類 | リフレッシュグリーンの香り |
メーカー希望小売価格 | 508円(税込) |
まとめ
ジーンズを洗う際には、以下のポイントを押さえながらケアをしていくとよいでしょう。
・ブルージーンズは「3~4回に1度」、ホワイトジーンズは「2~3回に1度」のペースで洗う。
・ジーンズは基本的に手洗いすると、色落ちが自然になり傷まない。
衣服を長く、いい状態で着続けるためには、洗う頻度やケアの仕方はとても大切です。特にジーンズは、色落ちや風合いの変化を楽しみ、育てていくことができます。ケアを丁寧に行うことで、ジーンズを楽しみながら履くことができるようになると思います。
この記事との出会いが、ジーンズを楽しむきっかけになりましたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。