【メンズ】プロが選ぶスーツブランド4選|価格帯別のおすすめを解説
私たちは無意識のうちに相手の見た目から「この人は信頼できそうだ」とか「この人は頼りないな」ということを一瞬で判断しています。話し手が聞き手に与える影響力について「メラビアンの法則」では、視覚情報が与える影響が50%以上であることが証明されています。
スーツはビジネスの場面で信頼感を高めるための大切なツールになるものです。実際、スーツスタイルを変えただけで業績が上がったという人も少なくありません。
ところが、ファッション誌に出てくるスーツは高くて手が出ないし、スーツ専門店に行ってみれば、たくさんのスーツが並んでいるため、「どれを選べばいいのか正直分からない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ファッションに関する著書を出版し、メディアでも人気のスタイリストの大山旬さんに、おすすめのスーツについてお聞きしました。この記事を読めば、あなたに合うスーツを探すことができるはずです。ぜひ参考にしてください。
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メンズスタイリスト
人気スタイリスト。日本最大級のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」主宰。これまでに著書は5冊出版。累計8万部を突破。読売新聞、朝日新聞、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビなどメディア出演も多数。
スーツ選びで知っておきたい6つのポイント
スーツスタイルは私服とは違い、これまでに積み上げられてきた歴史があり、一定のルールがあります。ところが、このルールをきちんと知っている方は非常に少ないです。
そのため、おしゃれをするという以前に「着こなしのルール」に基づいて丁寧にスーツを選べば、それだけで素敵に見えるようになります。
このルールをもとにしたスーツ選びのポイントは以下の6つです。
- スーツは現在のトレンドに沿ったお店で買う。
- スーツは3年(最長5年)で買い換える。
- 色は濃い目のネイビーと濃い目のグレーを選ぶ。
- 柄は無地か1cm幅のストライプを選ぶ。
- ジャケットの着丈と袖丈は必ずお直ししてもらう。
- スラックスの裾丈は必ずお直ししてもらう。
重要なのは、たったこれだけです。これさえ守ればスーツ姿がグッと引き締まります。
大山旬さんがおすすめするスーツブランド
それでは、大山旬さんがおすすめするスーツブランドをご紹介していきます。
みなさんはスーツ1着にどれくらい投資できるでしょうか? 人によってスーツ1着に対する適正価格は異なりますので、平均値を出すのはなかなか難しいことです。 そこで今回は、予算ごとに、特におすすめのブランドをひとつずつピックアップしてまとめてみました。 それぞれのブランドについておすすめのポイントを解説していきますね。 THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー) 『THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)』は「洋服の青山」が母体の若者向けスーツブランドです。特徴として生地を大量に仕入れているので「高品質商品を低価格で提供できる」という強みをもっています。 若者向けということもあり、トレンドを抑えた「細め」「伝統的スタイル」「ゆったり」の3つのラインナップから選べるのが特徴です。 兄弟ブランドには、高級ラインのUNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)があります。 こちらのブランドは、世界で一番スーツを売っている「洋服の青山」が母体となっています。大量の生地を仕入れて、お手頃な値段で良い生地のスーツを提供できるため、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。 バストとウエストのサイズ差によって、独自のサイズ基準を設定しており「スリム・普通・ややがっしり・がっしり」の4つに分かれています。しかも、トレンドに沿った先行するショップに追随するデザインを採用していて、バリエーションが豊富にあるという魅力があります。 最近のスーツは非常によく出来ていて、3万円代のスーツでも、十分素敵に着こなすことができると思います。 私もお客樣をコーディネートする際によく使わせてもらっているのですが、サイズ選びが難しい方でも、ほとんど対応できるので、とても重宝しています。 UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ) 『UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ)』は、店舗数が少ないため知名度はありませんが、コストパフォーマンスの高さでかなり評価されているセレクトショップです。スーツカンパニーの高級ラインで、よりデザインやお洒落に凝ったラインナップとなっています。 UNIVERSAL LANGUAGEは「世界共通語」という意味で、世代や国境、人種、性別といったあらゆる垣根を越えた、世界に通用するファッションを提供したいという想いがこめられています。 スーツカンパニーと同様「洋服の青山」が母体ですが、作りの丁寧さと生地のグレードの面で、さらに高品質な品揃えとなっています。 ビジネスで活躍されている方は、金銭的余裕がある場合も多いので、服にもそれなりに投資をされています。そうなると、良いものを見分ける目を持っていることが多いのです。 だからこそ、こちら側が着るものにも、一定の質の高さを保つことが重要になります。 BEAMS(ビームス) 『BEAMS(ビームス)』は、様々なブランドの服が売っている”セレクトショップ”というイメージが強いと思いますが、実はブランド独自の商品も数多く展開しています。その中でも、スーツは非常にレベルが高いものとなっています。 海外トップブランドの流行を取り入れながらも、定番を抑えたスタイルが特徴です。 写真のスーツについても、世界各国の最高級スーツブランドにも使用されているイタリアの「Loro Piana(ロロ・ピアーナ)」の高級ウール生地を使用し、日本の技術で丁寧に仕上げた、高級感のある逸品です。 学生時代から使っていた方からすると意外な感じもするかもしれませんが、原宿の「BEAMS F」や丸の内の「BEAMS house」などは、ビジネス系アイテムのバリエーションはかなり充実しています。 LARDINI(ラルディーニ) 『LARDINI(ラルディーニ)』は、世界の名だたるブランドの製品を30年以上作り続けてきた高い縫製技術を生かし、1993年に設立されたイタリアのブランドです。細部への非常に強いこだわりは「ラルディーニ仕立て」とも呼ばれてます。 特徴的なのが、左胸のホールに付いている”花形のブートニエール”です。お洒落な人なら、ひと目でラルディーニと分かるシンボルマークです。TPOに合わせて、取り外し可能となっています。 日本では比較的取り扱いが多く、「STRASBURGO(ストラスブルゴ)」「BEAMS」「バーニーズニューヨーク」などいろいろなセレクトショップで購入することができます。 丁寧に縫製され、生地の質もレベルが高いので、予算に合わせて、ぜひ参考にしていただきたいブランドです。 スーツ選びはお店選びが重要で、どこで買うかで成功失敗がほとんど決まってしまいます。 大切なのは、ご自身のスーツに対する適正価格より、1ランク上の物を買うということです。少しだけ背伸びして基準を上げてみてください。その差を感じられるかどうかをぜひ試してみてください。 以下のおすすめブランドを飛び級せずに、少しずつ差を感じながらファッションを磨いていくことも大切です。 おすすめのブランドの中でも最もコストパフォーマンスが高いと感じるのが、UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ)のスーツです。 ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?。
スーツ選びはお店選びがたいへん重要で、どこでスーツを買うかで、成功失敗がほとんど決まってしまいます。3~4万円 THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー) 5~8万円 UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ) 8~10万円 BEAMS(ビームス) 10~15万円 LARDINI(ラルディーニ) 【予算3~4万円】
おすすめ
3~4万円ぐらいまでの価格帯でスーツを買うのは、青山・コナカ・ヨーカドーと言った量販店という人が多いかもしれませんが、この価格帯で一番おすすめなのは『THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)』です。スーツ例(写真のもの):アドバンス 2つボタンスーツ マイクロチェック RB-03 の詳細情報 参考価格 35,640円(税込) カラー ネイビー 生地ブランド VITALE BARBERIS CANONICO 【予算5~8万円】
おすすめ
『UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ)』は同価格帯の中でも生地のグレードが高く、コストパフォーマンスの高いブランドです。スーツ例(写真のもの):【スリーピース】3つボタンスーツ 無地 TR-02 の詳細情報 参考価格 51,840円(税込) カラー ネイビー 生地ブランド REDA 【予算8~10万円】
おすすめ
スーツ類でもっともセンスがよく、先端を行くセレクトショップは『BEAMS(ビームス)』です。スーツ例(写真のもの):Loro Piana ピンストライプ 3ボタンスーツ の詳細情報 参考価格 102,600円(税込) カラー ネイビー 生地ブランド Loro Piana 【予算10~15万円】
おすすめ
『LARDINI(ラルディーニ)』のスーツは、15万円前後する高級品ですが、その分たいへん品質が良く、素晴らしい仕立ての一着になっています。スーツ例(写真のもの):サージストレッチスーツ の詳細情報 参考価格 139,320円(税込) カラー グレー 生地ブランド 表記なし まとめ
3~4万円 THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー) 5~8万円 UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサル ランゲージ) 8~10万円 BEAMS(ビームス) 10~15万円 LARDINI(ラルディーニ)