芋焼酎おすすめランキング15選!プロが選ぶ人気銘柄も
芋焼酎は、あの独特の香りが苦手な人も多く、好みが大きく分かれるお酒です。
それだけに普段呑みつけない人には敬遠される傾向にありますが、最近ではそんなイメージを覆すような逸品も。
すっきりしていて飲みやすく、それでいて芋焼酎ならではの甘くてやさしい風味もしっかり味わえるので、これまで「芋」と聞いただけで顔をしかめていた人こそ、一度試してみてはいかがでしょう。
この記事では、ソムリエ資格を持ち、トータル飲料コンサルタントとして活躍中の友田晶子さんおすすめの芋焼酎をご紹介。あわせて飲みやすい芋焼酎の選び方、さらには人気ランキングTOP20をお届けします。
ぜひ参考にしていただき、新たな味わいとの出逢いの扉を開いてくださいね。
プロおすすめの飲みやすい芋焼酎
まずは、飲料コンサルタントである友田晶子さんおすすめの芋焼酎からご紹介していきます。
おすすめ
不ニ才(ぶにせ)
友田晶子さんおすすめの芋焼酎は、芋焼酎の本場、鹿児島県の酒蔵・佐夛宗二商店の『不ニ才(ぶにせ)』です。
心をくすぐる焼き芋の香りの中に、発酵させた鉱物や穀物のほのかな香りがそっと隠れているような印象の芋焼酎。
口に含むと煎り黒ゴマや黒コショウのスパイシーな風味が広がり、なめらかでふくよかな印象が…。
数ある芋焼酎の中でもこちらがダントツにおすすめとおっしゃる友田さんに、その魅力をうかがってみました。
『不ニ才』は、やわらかく透明感のある研ぎ澄まされた味わいで、いわゆる「芋臭さ」がないのでとても飲みやすいです。
それなのに、芋焼酎特有のクリーミーで甘い香りは犠牲にしていない、非常に洗練された芋焼酎なんですよ。
ちなみに、不ニ才というのは「二才(イケメン)」「不(でない)」、つまり「ぶさいくな男」という意味。「見た目は良くないけれど、中身は素晴らしい男性」という意味です。
なるほど、その名の通り「芋だけど飲みやすい」焼酎なんですね。
さらに、「飲みやすい芋焼酎の選び方」についても教えていただきました。
芋焼酎はメーカーによってそれぞれ個性がありますが、同じメーカーのものなら白麹を使ったものは軽い味わい、黒麹は重い味わいになります。
アルコール度数に関しては、水などで割るなら飲みやすさにはあまり関係ありませんが、アルコール度数が高いととろみを感じたり、刺激が強いので辛く感じることがあります。
あとは飲みやすいものは人気があるので、それも一つの目安になるかもしれません。
たとえば非常に有名な黒霧島は、バランスが良く軽快でとても飲みやすい芋焼酎ですよね。
『不ニ才(ぶにせ)』の原材料は、さつま芋(南薩産黄金千貫/こがねせんがん)と米麹(タイ米)。容量は、1,800mlと720mlの2種類です。
春と冬には『不二才 醅(はい)』という無濾過バージョンも限定販売されていますので、気になる方は要チェック!
不ニ才(ぶにせ)の詳細 | |
メーカー | 佐夛宗二商店 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 2,700円(税込) |
1mlあたりの値段 | 4.5円 |
飲みやすい芋焼酎の選び方
では改めて、飲みやすい芋焼酎の選び方をご紹介しましょう。トータル飲料コンサルタント友田さんのアドバイスも含めてポイントをまとめてみましたので、ぜひご参考に。
アルコール度数で選ぶ
芋焼酎に限らず、焼酎は蒸留方法の違いなどで「甲類焼酎」と「乙類焼酎」の大きく2種類にわけられます。
香りの強さとアルコール度数が異なるので、本格的な味を楽しみたい人や、飲みやすいものを求めている人にとっては、需要なポイント。
種類 | 乙類焼酎 | 甲類焼酎 |
味の特徴 | 香り豊か 深みのある味わい | 癖が少なく飲みやすい すっきりとした味わい |
アルコール度数 | アルコール度数45%以下 | アルコール度数36%未満 |
一般的には、焼酎をロックや熱燗など単体で楽しむ場合なら乙類焼酎を、割って楽しむ場合は甲類焼酎がおすすめです。
しかし、友田晶子さんのコメントにもあったように、アルコール度数が高いものはとろみや辛さを感じ、のどを通りにくい傾向にあります。
飲みやすさを考えると、ロックやストレートで飲む場合でも、アルコール度数が低めの方がよいこともありますので、普段芋焼酎を飲みなれていない方はご注意ください。
さつま芋の種類で選ぶ
原料のさつま芋は、芋焼酎の香味を大きく左右する要素の一つです。
ただ、さつま芋とひと口にいっても、柑橘類的な香りのものや花やハーブのような香りのものまで、その種類は様々。また品種によってそれらのバランスも違います。
詳細に分類するとあまりにも複雑になりますので、ここではさつま芋の主な肉色による香味の違いについてまとめてみました。
麹の種類で選ぶ
芋焼酎の製造にかかせない麴(こうじ)も、香りに少なからず影響を与えます。
また、麹は「何に麹菌を生やすか」と「何の麹菌を使うか」によって種類が分かれ、そのそれぞれに特長があります。
こちらもわかりやすく表にまとめてみましたので、ご参考になさってください。
参考: nrib.go.jp
その他の視点では?
スパークリング芋焼酎を試してみる
ちょっと変わったところで、最近ではビール感覚で手軽に呑めるスパークリング焼酎も販売されています。
通常のものよりアルコール度数が控えめな上、独特の臭いもほとんどなく、炭酸の爽やかさでのどごしもバツグン。
同じ「焼酎+炭酸」でも、サワーや酎ハイのように甘くないので、どんなお料理とも相性がいいのもポイントです。
人気のあるものを試してみる
友田晶子さんもおっしゃっていたように、人気があるということは幅広い層に受け入れられているということですから、イコール“飲みやすい芋焼酎”であると考えられます。
のちほどご紹介する「芋焼酎人気ランキングTOP20」をご参考に、より多くの人に親しまれているものを選んでみてはいかがでしょう。
「ヂョカ」を使えば芋焼酎が飲みやすく!?
上の写真の、平べったい土瓶のようなものをご存知ですか?
これは「ヂョカ」といって、鹿児島県の薩摩地方に伝わる、焼酎をまろやかにするための道具です。
使い方としては…
1.前割りをする
ヂョカに芋焼酎と好みの割合の水(焼酎6:水4がおすすめ)を入れ、1日〜1週間程度寝かせておきます。
アルコール度数が低くなるだけでなく、角が取れ、まろやかでぐっと飲みやすい味わいになります。
2.温める
1.で「前割り」したものをそのまま呑んでもいいのですが、せっかくならもう1ステップ。
ヂョカは直火にかけられる造りになっていますので、呑む前にコンロ(弱火)にかけ、ほんのり湯気が立つ程度に温めます。
特に寒い季節には冷たいままより飲みやすくなりますし、体を芯から温める効果も。
時にはこんな本場の伝統的な飲み方も試してみてはいかがでしょう。
芋焼酎人気ランキングTOP20
ここからは、『プロの逸品』がお届けする芋焼酎・人気ランキングをご紹介します。
▼商品名をタップすると詳細情報を確認できます。
順位 | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 |
商品画像 | |||||||||||||||||||||
商品名 | 佐夛宗二商店 不ニ才(ぶにせ) | 濱田酒造 赤兎馬 | 霧島酒造 黒霧島 | 甲斐商店 伊佐美 | 霧島酒造 赤霧島 | 三岳酒造 三岳 | 中村酒造場 なかむら | 大海酒造 海 | 西酒造 富乃宝山 | 京屋酒造 甕雫(かめしずく) | 八千代伝酒造 熟柿(じゅくし) | 佐夛宗二商店 晴耕雨讀 | 白玉醸造 白玉の露 | 長島研醸 甕長期熟成 さつま島美人 | 西酒造 天使の誘惑 | 太久保酒造 華奴 | 黒木本店 㐂六 | 白玉醸造 魔王 | 村尾酒造 村尾 | 佐藤酒造 黒麹仕込 佐藤 | 濱田酒造 だいやめ DAIYAME |
価格 | 2,700円(税込) | 3,530円(税込) | 2,256円(税込) | 3,750円(税込) | 1,590円(税込) | 3,333円(税込) | 3,980円(税込) | 3,400円(税込) | 3,494円(税込) | 4,650円(税込) | 2,970円(税込) | 4,034円(税込) | 1,910円(税込) | 3,100円(税込) | 4,180円(税込) | 2,205円(税込) | 1,910円(税込) | 4,150円(税込) | 11,490円(税込) | 3,550円(税込) | 1,800円(税込) |
メーカー | 佐夛宗二商店 | 濱田酒造 | 霧島酒造 | 甲斐商店 | 霧島酒造 | 三岳酒造 | 中村酒造場 | 大海酒造 | 西酒造 | 京屋酒造 | 八千代伝酒造 | 佐夛宗二商店 | 白玉醸造 | 長島研醸 | 西酒造 | 太久保酒造 | 黒木本店 | 白玉醸造 | 村尾酒造 | 佐藤酒造 | 濱田酒造 |
内容量 | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1,800ml | 1800ml | 1800ml | 1800ml | 720ml | 1800ml | 720ml | 720ml | 1800ml | 720ml | 900ml |
アルコール度数 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 20度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 40度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 | 25度 |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 |
赤兎馬
『赤兎馬』は、「三国志」に登場する名馬の名。
もともとは、九州の酒屋さん数店がプライベートブランドとして手がけた銘柄だったそうですが、その洗練された味が瞬く間に評判となり、いわゆる「プレミア焼酎」として人気を集めています。
サツマイモの種類である黄金千貫(コガネセンガン)と、シラス台地の地下から湧き出す天然水を原料に、鹿児島の風土によってゆっくりと熟成された芋焼酎。
重厚でありながらも口あたりが良く飲みやすいのが特長です。
容量は1,800mlの他に720mlがあり、紫芋を使った『紫の赤兎馬』というバージョンもあります。
赤兎馬の詳細 | |
メーカー | 濱田酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,530円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.0円 |
黒霧島
『黒霧島』は、南九州の「黄金千貫」と「霧島裂罅水」を原料に、霧島酒造創業当時の黒麹仕込みの味わいを最新鋭の設備と独自の仕込みで再現した芋焼酎。
キリッとした呑み口ながら黒麹の醸すトロッとした甘みも感じられ、お手頃価格で飲みやすい芋焼酎として有名です。
瓶は1,800mlの他に900mlがありますが、「日常の芋焼酎」として常備する人が多いのか1,800mlの紙パックも大人気で、通販サイトでは6本セットなども売れています。
黒霧島の詳細 | |
メーカー | 霧島酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
メーカー希望小売価格 | 2,256円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.3円 |
伊佐美
「幻の焼酎」「元祖プレミア焼酎」などの呼び声も高い芋焼酎の一品。『伊佐美』という名は、創業明治32年の酒蔵「甲斐商店」がある鹿児島県の伊佐地方名に由来します。
原料は、厳選された新鮮な「黄金千貫」と、麹蓋による手づくりの黒麹。
さらに仕込みはさつま芋の収穫時期の9月〜3月のみで、一次仕込みは“瓶(かめ)”で行うという徹底したこだわりぶり。
こうした丁寧な仕込みと焼酎造りに適した風土とがあいまって、コクと甘みとまろやかさを兼ね備えた、爽やかで飲みやすい芋焼酎に仕上がっているようです。
伊佐美 の詳細 | |
メーカー | 甲斐商店 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,750円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.1円 |
赤霧島
『赤霧島』は、気高い香りと澄んだ甘味が特長の本格芋焼酎。
一時は入手困難と騒がれたほどの人気で、口あたりがよくどんな料理とも相性が良いため、現在でも根強いファンが少なくないようです。
原料のさつま芋は、芋焼酎に最適といわれる「黄金千貫」のDNAを受け継ぐ「ムラサキマサリ」。名前の由来は、この「ムラサキマサリ」に豊富に含まれるポリフェノールによって、もろみが真っ赤になるからだとか。
容量は1,800mlの他に900mlがあります。
赤霧島の詳細 | |
メーカー | 霧島酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 1,590円(税込) |
1mlあたりの値段 | 0.9円 |
三岳
『三岳』は、世界自然遺産にも登録された自然豊かな屋久島の芋焼酎。海上に浮かぶ九州最高峰の宮之浦岳・永田岳・黒味岳の三岳がその名の由来です。
厳選された鹿児島県産さつま芋と、原生林に濾過された日本名水百選の名水で仕込まれた本格焼酎で、まろやかで爽やかな独特の風味のある、飲み口の良い一本です。
屋久島では、半量ほどのお湯で割るのがポピュラーだとか。容量1,800mlの他に900mlがあります。
三岳の詳細 | |
メーカー | 三岳酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
メーカー希望小売価格 | 3,333円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.9円 |
なかむら
『なかむら』は、上品な香りと味わい、豊かな余韻が特長の本格芋焼酎。その品質の要は、焼酎造りの“命”ともいうべき麹造りへのこだわりにあります。
活火山地帯である鹿児島の土壌に不足しているカルシウムやマグネシウムを補う「カルゲン農法」。この特殊な農法によってつくられた米「ヒノヒカリ」を原料に、九州でも三蔵しかないといわれる石造りの麹室で、純手造りの製法で白麹を仕込んでいるのです。
容量1,800mlの他に720mlがあり、『なかむら 穣』という原酒(アルコール度数37度)も販売されています。
なかむらの詳細 | |
メーカー | 中村酒造場 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,980円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.2円 |
海
『海』の原料は、ベニオトメという品種のさつま芋と黄麹、そして日本有数の活火山である桜島を仰ぐ垂水の地下約800メートルから湧き出る「温泉水寿鶴」。
低温で丁寧に発酵させ、減圧蒸留することでクセのない甘味と鮮烈な香り、爽快な喉ごしを実現した本格焼酎です。
「芋の香りには馴染めないが芋焼酎に挑戦してみたいという方におすすめ」と、公式サイトにも。女性に人気があるというのもうなづけます。
容量720ml・300mlもありますから、手軽に試せそうですね。
海の詳細 | |
メーカー | 大海酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,400円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.9円 |
富乃宝山
国産米を使った黄麹仕込みの本格芋焼酎、『富乃宝山』。
無農薬・有機肥料栽培の「黄金千貫」を丹念に磨き、低温管理で丁寧に仕込むことで、「グラスに注ぐ瞬間の香りは軽く、一口ふくんだ時の旨みは深い」新しい感覚の芋焼酎に仕上がっています。
柑橘系の爽やかな香りで口あたりが良く、口にふくむと深い旨みが広がります。容量1,800mlの他に720mlもあります。
富乃宝山の詳細 | |
メーカー | 西酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,494円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.9円 |
甕雫(かめしずく)
原料の甘藷(宮崎紅寿芋)は、無農薬・有機肥料栽培のさつま芋。人の手で丁寧に皮をむかれ、その日のうちに仕込まれます。
麹は国産うるち米を使った白麹。一瓶(かめ)あたり約800リットルという少量で仕込むことで、自然な醗酵が促進され、まろやかな芋焼酎に。
フルーティーな味と香り、華やかで気品のある口あたりが、和食はもちろん、フレンチにもよく合います。
容量は1,800mlの他に900mlも。黒麹仕込みの原酒を主に、三種類の原酒をブレンドした「甕雫玄」もあります。
甕雫の詳細 | |
メーカー | 京屋酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 20度 |
メーカー希望小売価格 | 4,650円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.6円 |
熟柿(じゅくし)
ある晩秋、今にもとろけそうな熟柿を見て、「この熟柿の色の味がする焼酎を造りたいな」。
そんな先代社長の言葉から生まれたのが、この『熟柿』。柿が熟す秋に年一回だけ発売される限定品です。
芋焼酎ですので、もちろん原料はさつま芋(黄金千貫)ですが、口の中でトロっととろけるその深い味わいは、まさに熟柿のよう。
「幻の焼酎」ともいわれており、贈り物としてもおすすめです。
熟柿の詳細 | |
メーカー | 八千代伝酒造 |
内容量 | 1,800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 2,970円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.7円 |
晴耕雨讀
南薩摩の豊かな土壌で契約栽培したさつまいも「黄金千貫」をかめ壺で仕込み、その後かめ壺で十数ヶ月じっくり熟成した芋焼酎です。
かめ仕込みによる芳醇なコク、かめ貯蔵によるまろやかさが特徴的な味わいを楽しめます。肉料理はもちろん、きのこや根菜の料理とも相性抜群ですよ。
晴耕雨讀の詳細 | |
メーカー | 佐夛宗二商店 |
内容量 | 1800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 4,034円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.2円 |
白玉の露
人気のプレミア焼酎「魔王」の原点とも言える、常圧蒸留のスタンダード芋焼酎です。芋の風味を大切にして作られており、芋独特のあまい香りに加えまろやかな味わいになっています。
九州本土最南端の大隈半島において、地域の人々に支えられてきた焼酎です。本場さつまの味を代表する焼酎として注目を集めています。
白玉の露の詳細 | |
メーカー | 白玉醸造 |
内容量 | 1800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 1,910円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.1円 |
甕長期熟成 さつま島美人
鹿児島県の北西部に浮かぶ長島で生まれた芋焼酎。長嶋は夕日が美しく、風光明媚な自然に囲まれた豊かな島です。
焼酎自体は五つの蔵元の芋焼酎をブレンドし、甕でじっくりと季節を重ねて寝かせて作られています。深みのあるふくよかな香りと、芳醇でまろやかな味わいの、長期熟成本格芋焼酎です。
甕長期熟成 さつま島美人の詳細 | |
メーカー | 長島研醸 |
内容量 | 1800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,100円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.7円 |
天使の誘惑
「天使の誘惑」は、芋焼酎を樫樽で長期熟成させた樫樽貯蔵古酒です。樫樽で熟成させることによって、深みを増した味を生み出せます。
樫樽貯蔵古酒の多くは古酒と新酒のブレンドですが、こちらは同じ年の原酒のみを不純物の「澱(おり)」だけ取り除いて瓶詰めしたもの。極上のブランデーを思わせる仕上がりで、濃い味わいの料理や油脂成分の多い中華料理にもよく合います。
天使の誘惑の詳細 | |
メーカー | 西酒造 |
内容量 | 720ml |
アルコール度数 | 40度 |
参考価格 | 4,180円(税込) |
1mlあたりの値段 | 5.9円 |
華奴
原料に白麹を使用し、風味や甘味を抑えて飲みやすく仕上げられています。原料として選ばれた芋「黄金千貫」は、関連会社で生産されたもの。こだわりの芋を甕壺で丹念に仕込んだ絶品の甕壺芋焼酎です。
割水には「御前の水」という名水が使用されていて、一次仕込みを甕壺で行うことにより芋の旨味や甘みといった味の肝になる風味を的確に引き出しています。
華奴の詳細 | |
メーカー | 太久保酒造 |
内容量 | 1800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 2,205円(税込) |
1mlあたりの値段 | 1.2円 |
㐂六
黒木本店では栽培から収穫なども手掛けており、製造過程で生じた廃棄物も有機肥料として有効活用した自然の恵みを重視した焼酎造りが行われています。
その中でも㐂六は、穀物の優しい甘みと紅茶を思わせる香りが特徴で、複雑な風味の余韻を楽しむことができ、飲み方によっても味わいが変わるのもポイント。
水割りにすれば風味がより豊かになりますし、お湯割りなら風味は柔らかくバランスの取れた味わいになりますよ。
㐂六の詳細 | |
メーカー | 黒木本店 |
内容量 | 720ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 1,910円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2.7円 |
魔王
全国にファンがいると言われているほど人気で、入手困難な状態が続く銘柄の一つである白玉醸造の『魔王』。
地元のサツマイモと工場内の伏流水を使用して、ロックで飲めるように製造されたこちらの商品は、独特の芋の臭みもなく、まろやかな味わいが飲みやすい焼酎です。
リンゴや柑橘を思わせるフルーティーな香りと評する人もいるほどで、焼酎が苦手な人でも飲みやすいのもポイントです。
また、軽い口当たりなので、普段芋焼酎を飲んでいない人へもプレゼントしやすいですね。
魔王の詳細 | |
メーカー | 白玉醸造 |
内容量 | 720ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 4,150円(税込) |
1mlあたりの値段 | 5.8円 |
村尾
こちらも入手困難な状態になるほどの人気を持っており、伝統の「甕壺仕込み」を使用した、こだわりを持って造られている村尾酒造のプレミアム芋焼酎です。
芋焼酎らしい香ばしい香りのに、穀物の豊かな甘みとまろやかさが印象的な焼酎。
さらにその中には独特のドライ感やキレの良さも兼ね備えた深みのある味わいが楽しめます。
焼酎好きの方にはたまらない一本ですが、その年に作った焼酎は翌年までにすべて売り切ってしまい在庫が残らないので、見かけたときに購入しなければ1年購入できない場合もありますよ。
村尾の詳細 | |
メーカー | 村尾酒造 |
内容量 | 1800ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 11,490円(税込) |
1mlあたりの値段 | 6.4円 |
黒麹仕込 佐藤
原材料に黄金千貫を使用し、黒麹で仕込んでいるのが特徴の芋焼酎。焼き芋のような甘みと、力強い香りが楽しめます。
ゆっくりと時間をかけて、丁寧に熟成されているので、滑らかな舌触りもポイント。
深みのある飲みごたえが人気の秘訣です。
芋焼酎好きな方におすすめな飲み方はお湯割りです。
黄金千貫本来の甘味を引き出し、まろやかに感じさせますので香りと味わいが一層楽しめますよ。
重厚感を感じられる芋焼酎なので、お酒好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
黒麹仕込 佐藤の詳細 | |
メーカー | 佐藤酒造 |
内容量 | 720ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 3,550円(税込) |
1mlあたりの値段 | 4.9円 |
だいやめ DAIYAME
ライチを思わせるフルーティーで華やかな香りが特徴の芋焼酎。
独自の熟成方法で香気を引き出したサツマイモ「香熟芋」を使用しており、甘くまろやかな味わいと、キレの良さから食事の邪魔をしないと人気の銘柄。晩酌などで焼酎を嗜んでいる人にはぴったりの焼酎ですね。
また、芋焼酎らしい香りがないので、苦手な人でも飲みやすいのもポイント。
炭酸で割ってスッキリ飲むのもおすすめです。
だいやめ DAIYAMEの詳細 | |
メーカー | 濱田酒造 |
内容量 | 900ml |
アルコール度数 | 25度 |
参考価格 | 1,800円(税込) |
1mlあたりの値段 | 2円 |
芋焼酎の基本の飲み方
お酒はそのままグラスに次ぐだけでなく温めたり冷やしたりすることで異なる味わいを楽しめるのが魅力です。
芋焼酎にも美味しい飲み方があるので、基本の飲み方と味の変化についてご紹介しましょう。
ストレート
芋焼酎本来の香りや味を存分に楽しみたい人には、常温のまま割り材を使わないストレートがおすすめ。
芋焼酎とグラスがあればすぐに飲めるので、自宅でも気軽に楽しめます。
おすすめは黒麹系の芋焼酎で、独特の芋臭さや風味をしっかり味わえる飲み方です。
ロック
時間経過と共にゆっくり味が変化するロックは、大人の楽しみ方として人気のスタイル。
グラスに氷をたっぷり注ぎ、芋焼酎を注ぐだけで作れます。
使う氷は、おいしい水で作られた大きめの透き通った氷が理想的。
氷の解け具合で味が移り変わるので、時間をかけて少しづつ飲むのがおいしく楽しむコツです。
水割り
まろやかな口当たりがお好みなら、軟水で作る水割りがぴったり。
白麹系の芋焼酎や、フルーティな味わいのもので作るとおいしいですよ。
芋焼酎と水の配分もお好みでOK。
グラスに氷を先に入れてから、芋焼酎、水の順で注ぎましょう。
お湯割り
寒い日に飲みたくなるのは、やっぱり温かいお湯割り。
ほかほかのサツマイモがおいしく感じるように、芋焼酎も温かい方が芋の風味が引き立つのです。
芋焼酎とお湯の比率は、「4:6」がベスト。
お湯の温度は80度を使ってください。
ひと手間かけてさらにおいしく!
芋焼酎の味を堪能するには、ロックや水割りといった飲み方が基本。しかし度の強いお酒に慣れていない人は、まず割り方をアレンジしてみるといいでしょう。
暑い夏の時期に飲むなら、さっぱりした炭酸水割りがおすすめ。ウイスキーの炭酸割りである「ハイボール」に倣って、「焼酎ハイボール(チューハイ)」と呼ばれているものです。
レモンやオレンジなどの柑橘類をプラスして、さわやかなサワーにしても美味しいですよ。
女性から人気があるのは、ヘルシーなトマトジュース割り。トマトジュースの濃い味が、クセの強いアルコール感を中和してくれます。
食事と一緒に飲むなら、いつも飲んでいるお茶と合わせてウーロンハイや緑茶ハイにするという方法も。お茶割りはホットでも美味しいので、季節を問わず楽しめますよ。
芋焼酎に関するよくある質問
開封・未開封に関わらず賞味期限はありません。焼酎は蒸留酒と呼ばれるお酒なので、腐りやすい糖分が含まれていません。毎日お酒を飲まない人でも、少しずつ時間をかけて消費できるので安心です。
一般的には25度前後が主流です。酒税法において、単式蒸留焼酎は45度以下、連続式蒸留焼酎は36度未満で作るよう定められています。
まとめ
今回は芋焼酎についてご紹介しました。
中でも飲料コンサルタント・友田晶子さんイチオシの『不二才(ぶにせ)』は特におすすめ。
口当たりが良くなめらかな味わいで、初心者はもちろん、芋焼酎の独特な香りが苦手という方でも飲みやすい逸品ですよ。
友田晶子 のプロフィール
トータル飲料コンサルタント
(社)日本ソムリエ協会認定「シニア・ソムリエ」、NPO法人FBO認定日本酒きき酒師、焼酎きき酒師ほか多数の資格を持つ。
『日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称:SAKE女の会)』代表理事。