住友林業のトイレを徹底解説!収納やペーパーホルダーの標準仕様・オプションなども紹介

住友林業のトイレは、大手トイレメーカーのTOTOを標準仕様(推奨仕様)としています。オプション(提案仕様)でもいくつかのメーカーを用意しているため、満足できるトイレを選ぶことができるでしょう。

とはいえ、「住友林業の標準トイレはどんなタイプ?」「オプショントイレの差額はいくら?」「採用できる収納やペーパーホルダーも知りたい」といった悩みや要望を持つ方も多いかと思います。

そこで本記事では、住友林業のトイレについて、標準仕様とオプションの両方を徹底解説します。

後悔しないためのポイントも解説していますので、これから住友林業で家を建てる方は、ぜひ参考にしてみてください。

住友林業で家を建てる際の坪単価を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事

こちらのページでは住友林業の坪単価に関する情報を掲載しています。 この記事でわかること ①住友林業の坪単価 ②住友林業の建築費用を安くするコツ ③住友林業の特徴 ④住友林業の評判・口コミ ⑤ハウスメーカー選びで失敗しないためのポイント ※[…]

目次

トイレの種類は大きく分けて3つ

住友林業のトイレについて解説する前に、トイレの種類について確認しておきましょう。

トイレの種類は、大きく分けて3つに分けられます

  • 組み合わせトイレ
  • タンクレストイレ
  • 一体型トイレ

ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットをお伝えします。

組み合わせトイレ

「組み合わせトイレ」は、便器と便座を組み合わせたトイレのことです。昔からよくあるデザインで、分離型とも呼ばれています。

メリットは、カスタマイズ性の高さや、コストパフォーマンスに優れている点です。求める機能に合わせて便器・便座を自由に選択でき、他のトイレタイプよりも安い価格で販売されています。タンクは手洗いあり・なしが選べるので、別途設ける必要もありません。

一般的な組み合わせトイレは電気を使わないので、断水さえなければ停電時でも使えます。壊れた場合はパーツごとに修理・交換できるため、修理費用が抑えられるのもメリットです。

一方デメリットは、凹凸部分が多く掃除がしにくい点です。隙間が多いため、こまめな手入れが必要となります。また、水が溜まるまで時間がかかり、連続して使用できない点もデメリットに挙げられます。

メリット デメリット
●価格が安い
●便器・便座を自由に選べる
●故障時にパーツごとの修理・交換が可能
●メンテナンス費用が抑えられる
●手洗いのあり・なしが選べる
●水圧が低いところでも設置可能
●凹凸部分により掃除の手間がかかる
●タンクに水が溜まるまで連続使用できない
●タンクがトイレスペースを圧迫する

タンクレストイレ

「タンクレストイレ」は、水を溜めるタンクが無いトイレです。スタイリッシュでかっこいい見た目から、デザイン重視の方に人気があります。

凹凸のないかっこいい形状は、掃除のしやすさにも繋がっています。凹凸や隙間が少ないため、簡単なお手入れでキレイが維持できます。

また、トイレ空間が広々と見えるメリットもあります。タンクが無いことで設置面積が小さくなり、限られた空間を広く見せることができます。タンク付きトイレと比べて洗浄水量が少なく、高い節水効果も期待できます。

一方で、本体価格が高いことや手洗い場を別で設けるなど、導入コストが高くなるデメリットがあります。故障時も本体を丸ごと交換する必要があるため、壊れた際のコストも高くなります。

メリット デメリット
●デザイン性が高い
●シンプルな形状で掃除が楽
●トイレ空間が広く見える
●節水効果が期待できる
●洗浄の連続使用が可能
●本体価格や交換工事費が高い
●水圧が低いとこは設置できない場合がある
●停電時に水が流せなくなるタイプもある
●故障時は本体丸ごと交換する可能性あり

一体型トイレ

「一体型トイレ」とは、タンク・便器・便座が一体となったトイレです。組み合わせトイレよりも一体感があり、なめらかなデザインが特徴です。

メリットは、掃除がしやすいこと。凹凸部分や隙間が少ないため、隅々まで簡単なお掃除でキレイが保てます。手洗いのあり・なしも選択でき、節水効果にも期待できます。

デメリットは、故障した際に本体丸ごとの交換が必要になることです。また、タンクに水が溜まらないと流せないため、連続で使用するには時間がかかります。

メリット デメリット
●一体感がありデザイン性が高い
●凹凸や隙間がほとんど無く掃除がしやすい
●節水効果が期待できる
●手洗いのあり・なしが選べる
●故障時は本体丸ごと交換する可能性あり
●タンクに水が溜まるまで連続使用できない

住友林業の標準仕様(推奨仕様)トイレ一覧

トイレタイプがわかったところで、ここでは住友林業の標準仕様(推奨仕様)トイレについて紹介していきます。

住友林業の標準仕様トイレは、大手トイレメーカーTOTOの商品です。1階と2階によってトイレタイプが異なります。
平屋でも標準で2つ設置でき、1つに変更すると減額されます。

●1階:GG-J1(TOTO)(一体型トイレ)
●2階:STT340 J2(TOTO)(組み合わせトイレ)

上記トイレは、以下の機能が共通で搭載されています。

<TOTOの共通機能>
・セルフクリーニング
・セフィオンテクト
・クリーン便座(つなぎ目なし)
・クリーンノズル
・抗菌
・フチなし形状
・トルネード洗浄
・便ふた着脱
・ノズルそうじ
・おしり洗浄
・ビデ洗浄
・ムーブ洗浄
・水勢調節
・タイマー節電
・オートパワー脱臭
・脱臭
・暖房便座
・着座センサー

「セフィオンテクト」は、便器面は汚れが付きにくくなるTOTOの独自技術です。少ない水で全体を洗い流してくれる「トルネード洗浄」や、フチ裏を無くした「フチなし設計」、「セルフクリーニング」によるノズル自動洗浄など、掃除がしやすいトイレであることがわかります。

カラーは、「パティスリーアイボリー」「ホワイト」「パステルピンク」の3色が用意されており、トイレによって選べる色が異なります。

1階は「GG-J1(TOTO)」の一体型トイレが標準仕様

住友林業の1階の標準仕様トイレは、TOTOの一体型トイレ「GG-J1」です。奥行71.9㎝のコンパクトさで、タンクレストイレに近いローシルエットの見た目が特徴的です。タンクが内蔵されているため、手洗いありを選ぶことはできません。必要な方は別で設ける必要があります。

「GG-J」は、「GG-J1」と「GG-J2」の2つに分けられます。「GG-J2」には、人の動きを感知して自動でフタが開閉する「オート開閉」が搭載されており、快適性が高くなっています。「GG-J2」へは差額7,000円程度でグレードアップが可能です。

その他の機能は下記の通りです。リモコンは、通常タイプのリモコンが標準で、オプションでスティックリモコンが選択できます。

機能 GG-J1 GG-J2
eco小ボタン
オートeco小
ノズルきれい
プレミスト
クリーンケース
お掃除リフト
サイドカバー
やわらか洗浄
おまかせ節電
オート開閉
オート便器洗浄
リモコン便器・便ふた開閉
便座・便ふたソフト閉止
リモコン便器洗浄
リモコン
停電時安心設計

2階は「STT340 J2(TOTO)」の組み合わせトイレが標準仕様

住友林業の2階の標準仕様トイレは、TOTOの組み合わせトイレ「STT340 J2」です。リモコンは付いていないため、タンク横にあるレバーで水を流します。

「STT340 J2」は、共通機能に加えて「本体ワンタッチ脱着」「おまかせ節電」「便座・便ふたソフト閉止」の3つの機能が搭載されています。

「GG-J1」と比べて少ないですが、以下のウォシュレットにグレードアップすることで快適性がぐっと高くなります。

STT340 J2(TOTO)のオプション

「STT340 J2」には、3つのウォシュレットが用意されています。

●アプリコットF1(STT340 F1)
●アプリコットF3(STT340 F3)
●ウォシュレットS1(STT340 SI)

3つの中で最も機能が充実しているのは「アプリコットF3」です。「オート開閉」が付いているので、自動でフタが開閉してほしい方にオススメです。また、人が近づくと点灯する「やわらかライト」も搭載されています。夜中でも使いやすいように、やさしい光でリモコンや空間を照らします。

上記3つのウォシュレットには、「リモコン」が付いてきます。リモコンで操作したい方はグレードアップを検討してみてください。

それぞれの機能の違いは以下の通りです。

機能 アプリコットF1 アプリコットF3 ウォシュレットS1
便器きれい
ノズルきれい
においきれい
きれい仕上げ
プレミスト
クリーンケース
フチなしウォシュレット
本体ワンタッチ着脱
おしりソフト洗浄・やわらか洗浄 ○※おしりソフト洗浄 ○※おしりソフト洗浄 ○※やわらか洗浄
ワイドビデ洗浄
マッサージ洗浄
洗浄位置調節
ダブル保温便座
おまかせ節電
スーパーおまかせ節電
オート開閉
やわらかライト
リモコン便座・便ふた開閉
便座・便ふたそソフト閉止
温風乾燥
リモコン

住友林業で選べるオプション(提案仕様):TOTOトイレ一覧

TOTOは、オプション(提案仕様)トイレも用意されています。人気のタンクレストイレはオプションで採用することができます

●ZX(一体型トイレ)
●NJ(タンクレストイレ)
●ネオレストAS(タンクレストイレ)

それぞれについて解説していきます。

ZX(一体型トイレ)

一体型トイレの「ZX」は、標準と比べてスタイリッシュな見た目が特徴です。凹凸感をなるべく減らし、足元までスリムな形状を実現しています。一体型よりもデザイン性があり、掃除もしやすくなっています。

同じ一体型トイレ「GG-J1」とは違い、手洗いあり・なしが選択できます。水はねが気にならない深めのボウルで、子どもでも手が届きやすい高さとなっています。

機能面では、TOTOトイレの共通機能に加え、以下が追加されています。「GG-J1」に搭載されている「ノズルきれい」「クリーンケース」「サイドカバー」はありません。この3つの機能が無くても困らないという方や、手洗いありにしたい方は「ZX」でも十分でしょう。

  • eco小ボタン
  • プレミスト
  • お掃除リフト
  • やわらか洗浄
  • おまかせ節電
  • 便座・便ふたソフト閉止
  • リモコン便器洗浄
  • リモコン
  • 停電時安心設計

NJ(タンクレストイレ)

タンクレストイレからは、丸みを帯びたフォルムが特徴の「NJ」を用意しています。標準仕様から変更する場合、約10万円の差額が発生します。

給水栓やホースが隠れる「すっきりパネル」によって、見た目だけでなく掃除もしやすいトイレとなっています。

「NJ1」と「NJ2」の2つに分けられ、「オート開閉」機能の有り・無しの違いしかありません。カラーバリエーションは「ホワイト」のみです。リモコンは、通常のリモコンかスティックリモコンが選べます。

機能 NJ1 NJ2
プレミスト
お掃除リフト
便器そうじ(便器内)
すっきりパネル
やわらか洗浄
おまかせ節電
オート開閉
オート便器洗浄
リモコン便器・便ふた開閉
便座・便ふたソフト閉止
リモコン便器洗浄
水面下げる
リモコン
個人設定
停電時安心設計

ネオレストAS(タンクレストイレ)

「ネオレストAS」は、TOTOで人気のあるタンクレストイレです。見た目のデザイン性だけでなく、機能性にも優れた最上位グレードのトイレです。「ネオレストAS1」「ネオレストAS2」の2つに分けられます。

2つの違いとしては、「ネオレストAS2」に「便座きれい」「においきれい」「室内暖房」が搭載されている点と、「お掃除ミスト」の範囲が異なる点です。「室内暖房」は、タイマーで設定した時間や、室温が5℃以下になった際に、自動で温めてくれる機能となります。

カラーバリエーションは、「ホワイト」「パステルアイボリー」「パステルピンク」の3色から選べます。リモコンは、通常のリモコンかスティックリモコンが選択可能です。

機能については以下の通りです。もうひとつのタンクレストイレ「NJ」よりも清潔機能が充実しています。給水栓やホースが収納できる「すっきりパネル」、自動で開閉する「オート開閉」、夜間でも優しい光の「やわらかライト」なども備わっています。

機能 ネオレストAS1 ネオレストAS2
便器きれい
ノズルきれい
便座きれい
においきれい
お掃除ミスト ○(便器内) ○(便器内・便器裏)
プレミスト
クリーンケース
フチなしウォシュレット
お掃除リスト
便器そうじ(便器内)
すっきりパネル
フルカバー
おしりソフト洗浄
ワイドビデ洗浄
マッサージ洗浄
瞬間暖房便座
スーパーおまかせ節電
オート開閉
オート便器洗浄
やわらかライト
室内暖房
リモコン便座・便ふた開閉
リモコン便器洗浄
水面下げる
温風乾燥
リモコン
個人設定
停電時安心設計

住友林業で選べるオプション(提案仕様):LIXILトイレ一覧

オプションでは、「LIXIL(リクシル)」のトイレも選択可能です。リクシルでは、以下のトイレが選択できます。

●分離型(組み合わせトイレ)
●一体型(一体型トイレ)
●ハーモL(一体型トイレ)
●サティスGタイプ(タンクレストイレ)

上記トイレは、以下の機能が共通で搭載されています。

<LIXILの共通機能>
・アクアセラミック(ISO抗菌準拠)
・パワーストリーム洗浄
・女性専用レディスノズル
・ノズルオートクリーニング
・ノズル先端着脱
・便フタワンタッチ着脱
・抗菌樹脂(ISO抗菌準拠)
・電源スイッチ
・ビデ洗浄
・おしりマッサージ洗浄
・暖房便座
・スローダウン便座
・便座ヒーターオートオフ
・着座センサー
・点字対応
・停電対応

リクシルも、TOTOと同じく充実した機能のトイレです。「アクアセラミック」は汚物の汚れ・水垢・細菌の繁殖・表面の傷に強い便器面を実現し、掃除のしやすさにもこだわっています。
リクシルのトイレは、同じタイプなら少しの差額で採用できます。カラーはトイレタイプによって異なりますが、TOTOよりも種類が豊富に用意されています。

分離型(組み合わせトイレ)

リクシルの「分離型」は、壁付リモコン付き・無しが選択できる組み合わせトイレです。壁リモコン無しの「分離型」は2階のオプションとして用意されており、少ない差額で採用可能です。

カラーバリエーションは「ピュアホワイト」「オフホワイト」「ピンク」の3色です。リモコンは、通常のリモコンのみです。

壁付リモコン付き・無しの違いは以下の通りです。標準トイレ「STT340 J2(TOTOの組み合わせトイレ)」と比較すると、どちらも必要最低限の機能で大きな差はありません。ただし、標準トイレはウォシュレットをアップグレードでき、自動開閉や夜間のライトといった快適機能が追加されます。

機能 壁リモコン「付」 壁リモコン「無」
ノズルシャッター
ノズルお掃除モード
ノズルそうじ
キレイ便座
スーパー節電
ワンタッチ節電
おしり洗浄(泡ジェット洗浄)
おしりワイド洗浄
おしりターボ洗浄
スーパーワイドビデ洗浄
ノズル位置調整
パワー脱臭(Wパワー)
ターボ脱臭
壁リモコン
停電対応

一体型(一体型トイレ)

リクシルでは、一体型トイレが2つ用意されています。そのうちの一つ「一体型」は、滑らかなシルエットが特徴のトイレです。手洗い場の有り・無しが選べます。

「一体型」は、「フルオート便器洗浄」有りと機能無しの2種類に分けられます。「フルオート便器洗浄」は、便座から立ち上がると自動で洗浄してくれる機能です。

「パワー脱臭」機能にも違いが見られ、「フルオート便器洗浄」有りのトイレはWパワーでより強力です。

カラーバリエーションは「ピュアホワイト」「オフホワイト」「ピンク」の3色です。リモコンは、通常のリモコンのみです。その他の性能については以下の通りです。

機能 自動便器洗浄「付」 自動便器洗浄「無」
お掃除リフトアップ(手動)
ノズルシャッター
ノズルそうじ
鉢内スプレー
キレイ便座
スーパー節電
ワンタッチ節電
おしり洗浄(泡ジェット洗浄)
おしりワイド洗浄
おしりターボ洗浄
スーパーワイドビデ洗浄
ノズル位置調整
フルオート便器洗浄(リモコン便器洗浄)
パワー脱臭 ○(Wパワー)
壁リモコン
停電対応

ハーモL(一体型トイレ)

もうひとつの一体型トイレは、ローシルエットが特徴の「ハーモL」です。「ハーモL」は「L4G」と「L3G」に分けられ、「L3G」は1階の提案仕様として少ない差額で変更可能なトイレとなっています。

先ほど紹介した「一体型」よりもコンパクトなトイレで、機能性も充実しています。ただし、手洗い場はあり・なしが選択できないため、別途設ける必要があります。

カラーバリエーションは、「ピュアホワイト」「オフホワイト」「ピンク」「ブルーグレー」の4色から選択できます。リモコンは3種類用意されており、通常リモコン、スティックリモコン、ペーパーホルダーに取り付けたインテリアリモコンから選べます。

「L4G」と「L3G」の機能は以下の通りです。

機能 L3G L4G
パワーストリーム洗浄
お掃除リフトアップ(手動)
ノズルシャッター
ノズル掃除
鉢内スプレー
キレイ便座
スーパー節電
ワンタッチ節電
おしり洗浄(泡ジェット洗浄)
おしりワイド洗浄
ワイドビデ洗浄
ノズル位置調整
フルオート便座
フルオート便器洗浄(リモコン便器洗浄)
便フタ閉後洗浄モード
パワー脱臭
壁リモコン
スマートリモコン(チェンジオプション)
インテリアリモコン(チェンジオプション)
停電対応

サティスGタイプ(タンクレストイレ)

タンクレストイレは、美しいフォルムと豊富なカラーバリエーションが特徴の上位グレードトイレ「サティスGタイプ」が用意されています。

トイレ本体は「ノーブルブラック」「ノーブルトープ」「ノーブルグレー」「ピュアホワイト」「オフホワイト」の5色から選ぶことができます。Tリモコンは通常のリモコン・スティックリモコン・インテリアリモコンの3種類から選択でき、壁リモコンは「ホワイト」か「ブラック」の2色展開です。タンクレストイレを選ぶ際、デザイン性を重視する方は「サティスGタイプ」がおすすめと入れるでしょう。

機能性も充実してはいますが、TOTOの「すっきりパネル」のような嬉しい機能は無いため、快適さはTOTOよりもやや低めです。掃除のしやすさや快適性を重視する方は、TOTOの「ネオレストAS」の方が向いています。

主な機能は以下の通りです。

  • 鉢内除菌
  • 泡クッション
  • お掃除リフトアップ(自動)
  • ノズルシャッター
  • ノズルお掃除モード
  • ノズルそうじ
  • ノズル除菌
  • キレイ便座
  • スーパー節電
  • ワンタッチ節電
  • おしり洗浄(パワフル・マイルド)
  • おしりワイド洗浄
  • おしりターボ洗浄
  • スーパーワイドビデ洗浄
  • ノズル位置調節
  • フルオート便座
  • ほのかライト
  • フルオート便器洗浄(男子小洗浄対応)
  • 便フタ閉後洗浄モード
  • 温風乾燥
  • パワー脱臭(Wパワー)
  • 壁リモコン
  • スマートフォンリモコン
  • スマートリモコン
  • インテリアリモコン
  • 停電対応

住友林業で選べるオプション(提案仕様):Panasonicトイレ一覧

TOTOとリクシル以外では、パナソニックのタンクレストイレも採用できます

●アラウーノ(タンクレストイレ)

上記トイレは、以下の機能が共通で搭載されています。

<Panasonicの共通機能>
・スゴピカ素材
・ひとふき形状
・水位調節

アラウーノ(タンクレストイレ)

パナソニックの「アラウーノ」は、泡洗浄が特徴のタンクレストイレです。ベーシックモデルの「S160シリーズ(タイプ1・2)」と、オゾンウォーターとナノイーXの機能が追加された「L150シリーズ(タイプ0・1・2)」に分けられますが、どちらも流すたびに洗剤で自動洗浄してくれる「激落ちバブル」が搭載されています。

その他の清潔機能や自動開閉機能など、TOTO・リクシルと同様に充実した内容となっています。「トリプル汚れガード」は、飛び跳ねや漏れを防いでくれる機能です。トイレ本体だけでなく床や壁のお手入れも簡単にしてくれます。

また、豊富なカラー展開も魅力です。「アラウーノS160シリーズ」は便器・便ふた共にホワイト1色のみですが、「アラウーノL150シリーズ」は便器がホワイト、便ふたが14色から選べます。リモコンは、ホワイトの通常のリモコンと、ホワイトまたはブラックが選べるスティックリモコンです。

主な機能は以下の通りです。

機能 アラウーノS160シリーズ(タイプ1・2) アラウーノL150シリーズ(タイプ0~2)
激落ちバブル
トリプル汚れガード ○(タイプ1:便座連動)
(タイプ2:リモコン式))
○(ハネガード便座連動)
オゾンウォーター ○(タイプ0・1)
ナノイーX ○(タイプ0)
アラウーノアプリ対応 ○(タイプ1のみ)
オート洗浄
クローズ洗浄モード ○(タイプ1のみ)
LED照明 ○(タイプ0・1のみ)
流水音 ○(タイプ0のみ)
低水圧対応
オート開閉(便ふた) ○(タイプ1のみ)
電動開閉(便座・便ふた) ○(タイプ1のみ)
オート脱臭
温風乾燥 ○(タイプ0)
スティックリモコン
切タイマー
速暖便座

住友林業のトイレ収納やアクセサリーの標準仕様・オプション

トイレだけでなく、収納やアクセサリーの標準仕様も1階と2階で異なります。ここでは各階に分けて解説していきます。

1階は手洗いカウンター・手すり付きペーパーホルダーが標準仕様

1階では、下記の収納・アクセサリーが用意されています。

設備 標準仕様 オプション
収納 省スペース手洗いカウンター(XQCT) 木質手洗いカウンター(XRCT)
ペーパーホルダー 手すり付きペーパーホルダー 施主支給
タオル掛け タオルリング(KAWAJUN) 施主支給

1階の収納は、住友林業クレストの「省スペース手洗いカウンター(XQCT)」が標準仕様となっています。キャビネットと手洗い場が一体となった埋め込みタイプの収納であり、スリムな形状で空間を圧迫しません。
手洗い場は継ぎ目のないハイバックカウンターボウルで、日々のお手入れが簡単です。10色のカラーから選択できるため、様々なデザインに合わせやすい特徴もあります。木の質感が感じられる「木質手洗いカウンター(XRCT)」へのグレードアップも可能です。

ペーパーホルダーは住友林業クレストの「手すり付きペーパーホルダー」で、タオル掛けはKAWAJUNの「タオルリング」です。この2つは、施主支給という形で別のアクセサリーに変更されている方が多い印象です。

2階は埋め込みサニタリーウォール・ペーパーホルダーが標準仕様

2階では、下記の収納・アクセサリーが用意されています。

設備 標準仕様 オプション
収納 サニタリーウォール パイプ付き収納(ユーティリティータイプ)
ペーパーホルダー ペーパーホルダー(KAWAJUN) 施主支給
タオル掛け タオルリング(KAWAJUN) 施主支給

2階の収納は、埋め込みタイプの「サニタリーウォール」が標準仕様となっています。2階は手洗いありが選べる組み合わせトイレが標準なので、手洗い場のない収納が採用されています。スリムな形状で上と下が可動棚になっており、十分な収納力を備えています。

差額3,000円程度で「ユーティリティータイプ」への変更も可能です。「サニタリーウォール」は色がホワイトのみですが、「ユーティリティータイプ」はピュアオークナチュラルやウォルナットナチュラルといった様々なカラーが選べます。

ペーパーホルダーとタオル掛けは、どちらもKAWAJUN製のアクセサリーが標準仕様です。

住友林業のトイレで押さえておくべき5つのポイント

トイレは、他にも考えることがたくさんあります。「必要最低限使えればいいや」という考えで決めてしまうと、あとから後悔するかもしれません。

ここでは、トイレを設計する際に押さえておくべき5つのポイントをお伝えします。

採用したいトイレや備品が決まったら、下記を参考に他の部分について考えてみてください。

「トイレの場所」は問題ないか

まず押さえておきたいポイントは、「トイレの場所」です。きちんと考えて場所を決めておくことで、毎日のストレスが軽減されます。場所を決める際は、アクセス性とプライバシーの2つを意識して決めるといいでしょう。

アクセス性では、とくにリビング・ダイニングからの行きやすさを中心に考えてみてください。リビングやダイニングは、一日のうち多くの時間を過ごすことが多い場所です。そこからトイレまでの道のりが適切でないと、行くのを面倒に感じてしまいます。かといって近すぎると、音やニオイが気になります。プライバシーにも配慮した適切な場所を検討しましょう。

悩んでしまう方は、住友林業の間取りを参考にするのがおすすめです。理にかなった配置となっています。

「トイレの窓」は採光と通気性を考える

トイレの窓は「採光と通気性」を意識した設置場所にしましょう。位置を間違えると「風が入らない」「日差しがまぶしい・暑い」となる可能性があります。

住友林業の建築事例では、スリット窓(細長い形をした窓)や、高窓(高い位置に配置した窓)を採用した事例が多く見られます。

どちらも光や風の向きを考えた設計となっており、デザイン性や防犯・プライバシーにも配慮されています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

「トイレの広さ」はストレスにならないか

次に考えたいのが「トイレの広さ」です。広さを決める際は、便器の先端からドアまでは約50㎝、両側の壁から便器までは約20㎝の距離があると、快適性と機能性が両立した広さを実現できます。

戸建の一般的な広さは0.5坪で、奥行きのあるためタンク付きトイレでも十分な広さです。手洗いカウンターを設置する場合は0.75坪を目安に検討すると、快適なトイレ空間となるでしょう。

「掃除がしやすい広さか」「収納ドアの開閉はできるか」という視点も考慮して考えましょう。

「トイレの数」はいくつ必要か

トイレの数は、建物で決めるのではなく家族構成やライフスタイルに合わせて選びましょう。

平屋であっても、人数が多い家庭や来客が多い家の場合は、2つ設置しておくのがおすすめです。とくに、ご高齢者の方や介護が必要な家族がいる家庭は、平屋でも2つあると安心です。住友林業は、平屋でもトイレを2つ設置できます。

ただし、「トイレ掃除が増える」「メンテンナンスや交換費用が高くなる」といったデメリットがあります。とくに、一体型トイレやタンクレストイレの場合は、壊れると全交換となります。トイレを2つ設置する場所によっては、種類を変えることも検討してみましょう。

「トイレの換気扇」の位置は問題ないか

トイレを使用したあとのニオイを効率よく取り除くためにも、「トイレの換気扇」の位置をしっかり確認しておきましょう。

トイレで発生するニオイは、種類によって空気より軽いもの・重いものがあります。そのため、ドア下に隙間がある場合は換気扇を上に、窓が高い位置にある場合は換気扇を低めにといった、空気の流れを考慮して換気扇の位置を決めるのがポイントです。

また、掃除のしやすい位置にすることも大切です。手入れがしやすいと、換気扇の効果がきちんと発揮できます。

「壁紙・床材のデザイン」にも力を入れてみる

機能性や快適性も大切ですが、トイレ空間そのものについても考えてみてください。気に入ったデザインの壁紙・床材を採用することで、大切に使いたくなるトイレ空間が実現できます。

住友林業では、標準仕様で選べる壁材・床材が豊富です。標準以外を使いたい場合は、OKをもらえば施主支給も可能です。

水や汚れに強いものや消臭効果のあるものなど、機能性に優れている壁紙・床材もあります。種類が豊富なので、サンプルを取り寄せてチェックしてみてください。

住友林業のトイレで後悔しない3つの方法

ここでは、失敗して後悔しないための3つの方法をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

方法①展示場・ショールームへ行く

まず1つめの方法は、展示場・ショールームへ行くことです。実物のトイレや備品を見る・触れることができるため、カタログだけではイメージしにくい質感や大きさを確認できます。

また、展示場・ショールームでは、スタッフのリアルな情報を聞くこともできます。知識が増えれば、オプションを追加するかどうかも判断しやすくなり、余計な出費を減らせるかもしれません。

カタログを確認した後は、近くの展示場・ショールームで実物を確認しましょう。

方法②ご入居宅・構造現場見学会のイベントに参加する

トイレを後悔しない2つめの方法は、ご購入宅・構造現場見学会のイベントに参加することです。住友林業では、実際に家を建てた方の家を見学できるイベントを開催しています。

展示場・ショールーム以外のトイレを見ることで、新しいアイデアや気付きを発見できるかもしれません。施主と話ができれば、デザインを選んだ理由や、後悔ポイントも聞くことができます。情報が集まることで、満足度の高いトイレが実現できるでしょう。

方法③SNSやブログで情報を集める

3つめの方法は、情報を集めることです。展示場・ショールーム、イベント、公式サイト以外に、SNSやブログなどをチェックしてみましょう。

インスタグラムやX(旧:Twitter)では、住友林業で家を建てた方の暮らしを見ることができます。カラーやデザインに迷っている方は、とても参考になるでしょう。

ブログでは、実際に採用したオプションの差額を公開している方もいます。情報が古い場合もあるため、正確な金額は住友林業で確認するようにしてください。

まとめ

本記事では、住友林業のトイレについて徹底解説してきました。

標準仕様(推奨仕様)は、1階にはタンクレストイレのようなローシルエットの「一体型トイレ」、2階には便器とウォシュレットが自由に選べる「組み合わせトイレ」を採用しています。どちらもメーカーはTOTOです。平屋でも標準で2つ付けることができます。

オプション(提案仕様)は、TOTO・リクシル・パナソニックから様々なトイレタイプを用意しています。金額の高いタンクレストイレはオプションとなるため、採用したい方は多めに予算を組んでおきましょう。

トイレ収納やアクセサリーも標準で用意されています。収納は各階の標準トイレに合わせた仕様となっており、どちらも埋め込みタイプです。アクセサリーはシンプルなデザインとなっているので、デザインにこだわりたい方は施主支給を検討してみてください。

住友林業でトイレを設計する際に、少しでも本記事が参考になれば幸いです。