将来を見据えて暮らしやすい家を建てたいと、平屋を選択する人も少なくありません。平屋は1階建てなので階段を使った移動の必要がなく、バリアフリーで老後に足腰が弱ってきても安心だからです。
しかし、平屋はその構造から坪単価が高くなりがち。住宅価格の目安とされる坪単価ですが、ハウスメーカーによっても異なります。平屋にはさまざまなメリットがありますが同時にデメリットも存在しています。
この記事では、平屋の注文住宅のメリットとデメリットについて解説します。価格相場や注意点、失敗例なども合わせてお教えしますので参考にしてください。
平屋住宅の特徴
平屋住宅とは、建物が1階建ての住宅のことを指します。
2階建てや3階建ての住宅と比べて平屋住宅は建設費が安く、手入れもしやすいです。階段がないのでバリアフリーであり、ワンフロアに家族が集まるのでコミュニケーションを取りやすいというメリットがあります。そのため、高齢者や子育て中の家族などに好まれます。
平屋住宅は柱や壁が少ないので、間取りの自由度が高いところも特徴的。2階がないので天井が高く、圧迫感を感じさせない開放的な空間を演出することができます。のびやかなリビングのある平屋住宅なら、心にもゆとりを与えられるのではないでしょうか。
平屋を注文住宅でつくる場合、様々な種類から選べるでしょう。 たとえば、自然素材を使った木造平屋、省エネや耐震性に優れた軽量鉄骨平屋、コンクリートを使った論理的なRC平屋などがあります。注文住宅だからこそ自分たちのライフスタイルに合わせた設計が可能。理想の生活を叶えるための、オリジナリティ溢れる住宅を建てることができます。
平屋の注文住宅をつくる6つのメリット
1階部分のみの建物である平屋。近年ではデザインや間取りにこだわった平屋も登場し、平屋に興味を持つ人も増えています。そんな平屋住宅のメリットを6つ紹介していくので、平屋の注文住宅をつくるか検討中の方は目を通してみてください。
メリット①:家族とのコミュニケーションが取りやすい
平屋はすべての部屋がワンフロアにあるので、自然と家族と顔を合わせる機会が増えます。顔を見れば会話も増えるので、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
リビングとキッチンを一体化するオープンプランを採用すれば、家事をしながらリビングに居る家族と気軽に会話できます。会話が弾む住宅は、明るい雰囲気になることでしょう。
メリット②:2階建ての住宅より構造が安定する
1階部分に2階の重さがかからない平屋は建物の構造が安定し、耐震性が高くなります。地震災害の発生率が高い日本に住んでいる以上、地震に強い住まいであればあるほど良いでしょう。
構造が安定しているので、大きな窓や出入り口を設けることも可能です。さらに柱や壁が少ない広々とした空間を確保できます。大きな窓から存分に心地良い風と陽の光を取り込むことで、開放的な住まいが実現するでしょう。
メリット③:スペースを有効活用できる
平屋なら階段が必要ありません。建物が一階建てであるため、スペースを有効活用することができます。吹き抜けや天井高を設ければ、広々とした空間の演出が可能。間仕切りを設けないことで、より開放的な空間をつくることもできるでしょう。
さらに、ウッドデッキや庭などの屋外スペースを設けることで、家の中と外をつなげられます。天気の良い日に家族でピクニックやバーベキューをできるような特別な空間も、平屋住宅なら実現可能でしょう。
メリット④:メンテナンス費用が安い
住宅の美観や耐久性を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。平屋のメンテナンスについては、一般的に2階建て住宅に比べて比較的簡単で安価に行うことができます。2階建て住宅のように、屋根の修理や外壁の塗装など高い所での作業を必要とする部分が少ないため、足場を組まずに作業できるからです。
また、室内の壁や天井も広い面積があるため汚れが目立ちにくく、清掃しやすい場合というメリットもあります。自分で清掃できれば必要以上なメンテナンス費用がかかることもないでしょう。ただし、一部屋の広さが大きいため空調や暖房の設備には注意しましょう。
メリット⑤:バリアフリーが実現できる
バリアフリーにできることも平屋のメリットです。年齢を重ねると、どうしても階段の上り下りが辛くなります。平屋住宅なら1階から2階へ移動する必要がなく、移動導線がスムーズ。老後も安心して生活できるでしょう。
注文住宅は人生最大級のお買い物なので、よっぽど何度も購入することはないでしょう。若いうちから将来の生活を見据えて、バリアフリーな平屋住宅をつくる方も少なくありません。
メリット⑥:省エネルギー性がある
平屋住宅は建物自体が低いので空気の循環がスムーズに行われます。そのためエアコンの冷気が床に沈みやすく、部屋全体を均一に冷やしやすことが可能。空調によるエアコン効率がよくなり、省エネルギーにつながる場合があります。冬場には暖気も天井部に溜まりにくく床からの放射熱で全体を暖めることができるため、暖房効率が高くなるでしょう。
また、平屋は屋根面積が広くなるため太陽光発電を導入しやすいです。太陽光パネルを設置することで住まいがエネルギーを自家発電してくれるので、環境にも家計にも優しい省エネルギー住宅となるでしょう。
平屋の注文住宅をつくる3つのデメリット
たくさんのメリットがある平屋ですが、残念ながらデメリットもあります。平屋住宅のデメリットを3つ紹介していくので、メリットだけでなくデメリットにもしっかりと目を通すようにしましょう。
デメリット①:広い敷地が必要
平屋を建てるときは、2階建ての家より広い敷地が必要になります。その理由は、平屋で部屋数を増やすためには横に広げるしかないからです。区画が狭い場合は建物面積を小さくするか、二階建ての住宅を検討することも必要でしょう。
広々とした平屋住宅を都心部などの土地代が高い場所で建てるのは、ある程度予算を用意できる場合でないとむずかしいです。建築費用だけでなく土地代も考えて、家づくり計画を進めるようにしましょう。
デメリット②:建築の坪単価が高くなる
坪単価とは、1坪あたりにかかる建築費を指します。同じ床面積の2階建てと平屋を比較すると、屋根と基礎の面積が2倍になる平屋の工事費用のほうが高くなり、その結果坪単価が高くなるのです。
建築費用については、あらかじめ予算を決めておきましょう。豊富な建築事例などを見ていくうちに予算以上の出費を検討することもあるでしょうが、最初にたてた予算こそあなたの家計に適した金額のはず。住んでからのローンなどのことも踏まえて計画することが大切です。
デメリット③:プライバシーの確保がむずかしい
すべての部屋がワンフロアにある平屋では、家族であっても個人のプライバシーを確保するのが難しくなります。誰しも時には一人になりたいこともあるので、あえて家族の目線が行き届かないようなスペースを設けるのも良いかもしれません。
また、周囲に高い建物がある場合や建物の配置によっては、外からの視線が気になることがあるため注意が必要です。平屋に限らず1階部分に窓や出入り口が多いと防犯面でも心配なので、防犯対策をしっかりと行いましょう。
平屋住宅の価格相場や間取りについて
平屋住宅の坪単価相場
木造の平屋住宅の価格相場は、坪単価45万~65万円程度とされています。
坪単価とは、家を建てるときの1坪あたりの建築費のことです。同じ延床面積であっても家の本体価格が高ければ坪単価も高く、本体価格が低ければ坪単価も低くなります。つまり、坪単価は住宅のグレードの目安なのです。
価格相場の坪単価を参考に計算すると、30坪の家を建てる場合は1,350万円〜1,950万円程度、40坪の家を建てる場合は1,800万円〜2,600万円程度が木造平屋住宅の相場ということになります。
とはいえ設備やデザイン、構造などのグレードによって建築費用は変動するので、一概には言えません。土地を購入する場合は、さらに土地費用もプラスで必要になるでしょう。
坪数毎の間取りと想定価格
上記で紹介した平屋の価格相場(坪単価45万~65万円程度)を参考に、坪数ごとの想定本体価格を表にまとめました。
それぞれの坪数に適した間取りや世帯人数も合わせて記載していくので、平屋の注文住宅づくりを計画している方は是非お役立てください。
坪数 | 間取り | 世帯人数 | 想定本体価格 |
---|---|---|---|
約15坪 | 1LDK(例:10帖のLDK、5帖の寝室) | 1~2人暮らし向き | 約675万円〜975万円 |
約20坪 | 2LDK(例:10帖のLDK・5帖の個室2部屋) | 2~3人暮らし向き | 約900万円〜1,300万円 |
約30坪 | 3LDK(例:15帖のLDK・5帖の個室3部屋) | 3~4人暮らし向き | 1,350万円〜1,950万円 |
約35坪 | 4LDK(例:14帖のLDK・7帖の個室4部屋) | 4~5人暮らし向き | 約1,575万円〜2,275万円 |
おおまかな坪数ごとの平屋住宅の間取り一例を記載しましたが、平屋の間取りはある程度変えられます。家族が暮らしやすい家を建てるためには間取りも大切です。間取りを決めるときは室内を移動する動きである生活動線と、太陽や風などの動きを考える必要があります。また、どんな生活がしたいのかもしっかりと考えましょう。
平屋の注文住宅の予算を抑える方法
平屋の注文住宅をなるべくローコストで建てたいと考えている方も少なくないでしょう。ここでは、平屋住宅をなるべく安くする工夫方法をお伝えします。
- 設計を簡素化する
- スペースを最大限に活用する
- 低コストの素材を選ぶ
- DIYで工事をする
- 安い土地を探す
- ハウスメーカーの評価を比較
平屋の注文住宅の予算を抑えるには、設計を極力簡素化することです。デザインがシンプルであれば、建築費を抑えることができるでしょう。無駄なスペースを省き、効率的に空間を活用するように意識してください。また、高価な素材を使わずコストの安い素材を選ぶことで建築費を削減することもできます。
DIYに関する専門的な知識や技術を所持しているなら、自分でDIY工事を行うことで人件費の削減が可能に。他人を介さず自分好みにカスタマイズできるので、DIYの知識はあると便利です。興味のある方はインターネットなどでDIYのやり方について検索してみると良いでしょう。
そもそもの話になるのですが、建築費の一部には土地代が含まれます。土地探しの段階で、安い価格で手に入る土地を探すことも考えてみましょう。さらに複数の工務店やハウスメーカーの評価を比較することで、最もコストパフォーマンスの高い会社を選ぶことができます。
ただし、安易なコストカットは品質や耐久性の低下を招きます。安さだけにこだわりすぎのは危険なので注意しましょう。安全性や快適性を整えるために、専門家のアドバイスを受けながら計画を立てることをおすすめします。
平屋の注文住宅を建てるハウスメーカーの選び方
平屋の注文住宅を建てる場合に、どのハウスメーカーを選ぶか悩む方も少なくないでしょう。ハウスメーカーを選ぶ際に注目すべきポイントをご紹介するので、ハウスメーカー選びに悩まれている方は参考にしてみてください。
①平屋住宅の充実度
平屋の注文住宅をつくりたい場合は、まずは気になっているハウスメーカーの商品やプランの中に「平屋」がラインナップされているかチェックしてみましょう。平屋の商品やプランがあるということは、過去に平屋の注文住宅の施工経験があり平屋を建てるための豊富なノウハウを有しているということです。
平屋プランのないハウスメーカーや工務店でも、完全注文住宅として平屋の注文住宅に対応しているハウスメーカーもあるでしょう。しかし、あらかじめ平屋のプランを用意しているハウスメーカーの方が平屋に関する知識や技術が多いので、平屋住宅ならではのアドバイスを期待できます。
②評判と信頼性
ハウスメーカー選びで気になるのが、企業の評判と信頼性です。大手ハウスメーカーの名前は知っていても、実際にどんな家を建てていてどのような実績があるのかは知らないという方も多いでしょう。
検討しているハウスメーカーの評判や口コミ、実績を確認してみましょう。インターネットや知人からの情報、施工例などをチェックすることで、より信頼性の高いメーカーを見つけることができます。
③設計力と提案力
平屋の注文住宅を建てる場合、設計力や提案力が重要です。自分の希望やライフスタイルに合った間取りやデザインを提案できるかどうか、ハウスメーカーの設計のクオリティを確認しましょう。
平屋住宅はワンフロアで生活が完結するため、設計の自由度や提案力の高さはハウスメーカー選びの中でも重視したいポイントになります。あなたの要望に応えてくれそうな、設計力と提案力の優れたハウスメーカーを選択しましょう。
平屋のおすすめの間取りや設計
① オープンな間取り設計
平屋では、広々とした空間を活かすためにオープンな間取りプランを取り入れるのがおすすめです。リビング、ダイニング、キッチンを一つの大きな空間として配置することで、家族やゲストとのコミュニケーションがしやすくなります。オープンプランのメリットは、視覚的にも広く感じさせて開放感を演出することで、日常生活をより快適にできるところです。
② プライベートスペース
平屋ではワンフロアに家族が集まるぶんコミュニケーションが取りやすいというメリットがありますが、逆に言えば一人の時間を確保しにくいということでもあります。もし必要そうであれば、プライベートスペースをしっかりと確保しましょう。寝室や書斎などの部屋を家族が集まるリビングから離れた場所に配置することで、平屋住宅でもプライバシーを保ちつつ一人の時間を大切にできるスペースが誕生します。
③ サンルームやテラスの設置
平屋住宅の魅力の一つは、庭や外の景色を身近に感じながら楽しめるところです。サンルームやテラスを設置することで、屋内と屋外のつながりをより強めることができます。特に緑豊かで景観の美しい土地に平屋を建てる場合は、サンルームやテラスを設けることにより自然を存分に楽しめるでしょう。
平屋ならではの失敗事例
平屋ならではの失敗もあります。ここでは、よくある失敗事例3つについて解説します。
失敗事例を事前に確認し、平屋の注文住宅を建てる際に失敗をできるだけ防げるように気をつけましょう。
失敗例①:外から室内が見える
1つ目の失敗事例は、外から室内が見えることです。住宅が密集するような狭い土地に平屋を建てると、周辺の建物の2階から室内が見えてしまうことがあります。プライバシーが守れないと生活していく上も不便です。
また、大きな窓がある方角に道路があり、通行する車や人が気になるという失敗もあります。平屋を建てるときは、周辺環境をしっかり確認しておきましょう。平屋を建てるのに適した場所は「余裕のある広い敷地」「周辺に2階建て以上の建物がない場所」です。
失敗例②:間取りがイマイチ
2つ目の失敗事例は、間取りの失敗です。例えば、「玄関を角に設置したら奥の部屋までの移動が大変だった」「リビングを横切らないとお風呂に行くことができない」などです。
さらに、平屋では収納スペースが少ないという失敗もあります。若い夫婦であれば、長く住んでいくうちに子供が生まれて家族が増えることもあるでしょう。そのぶん必要な収納スペースも増えます。間取りを決めるときは、ハウスメーカーなどのプロに相談しましょう。
失敗例③:日の光が入りにくい
3つ目の失敗事例は、日当たりが悪くなる場合があることです。建築面積が広くなる平屋は、風通りや日当たりも周辺環境に左右されます。
周辺環境が平屋に適さないと、日中でも暗い部屋になるという失敗が起こります。平屋で採光や風通しを確保するためには、天窓や中庭を設けるのがおすすめです。太陽光や心地よい風を住まいに取り込むことで、過ごしやすい快適な住まい環境になるでしょう。
口コミから見る平屋住宅を建てる時の注意点
平屋の注文住宅を建てた失敗事例をいくつか見てきましたが、では失敗しないために注意するべきことは何があるのでしょうか?実際に平屋住宅を家づくりを行った方たちや検討中の方の口コミや評判を、SNSを用いて検索してきました。
平屋の注文住宅に住んでいる先輩たちの生の意見を参考にして、これからの家づくりに生かしましょう。
注意点①:土地選びは慎重に行う
平屋の注文住宅を建てたいけど、土地が狭いから実現がむずかしいと悩んでいる意見がいくつか見受けられました。平屋は1階建てであるため、じゅうぶんな間取りを確保するには土地の広さが重要になります。土地を選ぶ際は広めの土地を探しておいたほうが無難でしょう。
平屋は一階建てであるため、地盤がしっかりしていることが重要です。 事前に地盤調査を行って地盤状態の確認も行いましょう。また、日常生活に必要な施設や交通機関などへのアクセスが良い場所を選ぶことも大切です。
注意点②:収納スペースの確保を意識する
平屋はワンフロアの住宅なので、2階建て住宅に比べて収納スペースの確保が大変なようです。ライフステージが進んで一緒に住む家族が増える場合のことも考えて、なるべく多めに収納スペースを設けるように意識しましょう。
収納の確保する手段の一例
・ベッド下収納を活用
・吊り下げ式のラックなどで天井高を活用する
・ロフトを設けて収納専用スペースを作る
注意点③:防犯対策が必要
平屋住宅の注意点として、横に敷地が広いぶん侵入経路が多く存在してしまうといった点があります。平屋の注文住宅をつくる際には、防犯対策をしっかりと検討するようにしましょう。
防犯対策としては窓やガラス戸に防犯フィルムを貼っておいたり、家の周りを照明で明るく照らしておいたり、セキュリティシステムの導入したりなど、さまざまな方法があります。監視カメラを設置しておけば家の周りを24時間監視することができ、万が一侵入者がいた場合に映像を証拠として提出できるでしょう。
平屋住宅に関するよくある質問
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平屋住宅の特徴は?
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平屋は、1階建ての住宅です。2階建てや3階建ての住宅と比べて建築費用が安く、ワンフロアなので手入れをしやすいといった特徴があります。
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平屋の注文住宅をつくるメリットは?
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ワンフロアに家族全員が集まることになる平屋は、家庭内のコミュニケーションを取りやすいです。2階がないから階段で昇り降りをする必要が無く、移動導線がスムーズ。バリアフリーで老後も安心して暮らせます。
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平屋の注文住宅をつくるデメリットは?
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平屋の住まいは間取りを確保するために、横に住宅を広げる必要があります。そうなると必然的に土地を広く確保する必要があり、都心部などの土地代が高い場所では費用がかさみやすいでしょう。
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平屋の間取りで注意することは?
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室内の移動導線や、太陽と風の動きを考えて間取りを検討するようにしましょう。また、暮らしていくうちに荷物はどんどん増えていくので、収納スペースを多めに確保できるように意識する必要があります。
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安く平屋を建てるにはどうすれば良い?
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設計を簡素化し、高級な素材を使わないようにするだけでも建築費用を少しは削減できるでしょう。土地をなるべく安い場所にすることで、さらに費用を抑えられます。
まとめ
平屋の注文住宅に関するメリットデメリットや、間取りと坪単価の相場などについてご紹介してきました。
平屋はワンフロアで生活するので、移動導線を意識して間取りを決めることで毎日スムーズに住まいの中を行き来できます。階段がなくバリアフリーなので、セカンドライフも安心して暮らしていけるでしょう。
2階建て住宅と比較すると坪単価が高くなる平屋ですが、「坪単価=建築費用」ではありません。坪単価の算出方法はハウスメーカーによって異なり、設備のグレードを上げるなど条件を付ければ坪単価も高くなるので注意が必要です。平屋を建てる際には、坪単価は目安として上手に活用しましょう。
きっと平屋の注文住宅なら、将来を見据えた長く暮らしていける住まいを実現できます。必要な設備などを厳選し、予算内で悔いの残らない理想のマイホームをつくれるよう、じゅうぶんに検討してくださいね!