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ローカルパックとは?種類や仕組み、表示させるコツを紹介2025.09.30

ローカルパックとは?種類や仕組み、表示させるコツを紹介

さまざまな業種の店舗で集客を行う際に、Googleの検索結果で表示される情報が大切になります。特に、最近では「ローカルパック」が注目となり、重要視されていることをご存知でしょうか。

今回は、多くの店舗がしっかりと対策したいローカルパックについて、仕組みや上手に表示させるコツなどを解説します。顧客を集めるために非常に重要な施策となるので、ぜひ参考にして店舗運営に役立ててください。

ローカルパックとは

最近では、MEO対策などを行う際にローカルパックという言葉をよく聞くようになりました。このローカルパックですが、Googleで「地域名+業種」などで検索を行った場合、結果として地図情報といっしょに表示される3つのビジネスリストを指します。

基本的に3つの店舗が表示されますが、地域やキーワードによって多少変動があるサービスです。表示されるのは、店舗ごとのGoogleビジネスプロフィールに登録されている情報となります。

主に、店名や住所、電話番号などの基本的な情報をはじめ、口コミ件数やホームページのリンクも掲載されるので集客に効果抜群です。このローカルパックですが、現在では検索結果の上に表示されることが多く、クリックされる可能性が高くなっています。

また、地域の影響を受けるローカルキーワードで検索すると表示されるので、顧客を獲得しやすいサービスです。特に飲食店は、メニューの写真や店内の雰囲気などが写真で掲載されるので、上位に表示されれば顧客を集めやすくなります。

ただ、ローカルパックに店舗の情報を露出するには、Googleビジネスプロフィールに登録することが必須です。登録がまだの店舗に関しては、すぐに対応することをおすすめします。

ローカルキーワードとは

ローカルパックに関連するローカルキーワードですが、店舗を運営している地域に関連したワードとなります。通常、顧客は日本全国にある特定した地域やエリアと合わせ、密着している飲食店や医療施設、緊急対応サービスを検索するでしょう。

例えば、「渋谷 ラーメン店」、「新宿三丁目 歯医者」、「仙台市 焼肉店」など、地域名とサービスを合わせて検索します。これらのローカルキーワードで検索された場合、Googleはローカルパックを表示して、写真も掲載しユーザーに関連性が高い情報を提供します。

ローカルキーワードで検索しているユーザーは、すぐに店舗を利用する可能性が高い顧客です。そのため、ローカルパックで表示される店舗は、集客において優位性があると言えるでしょう。

ローカルパックの種類

集客をする上で重要になるローカルパックですが、どんな種類があるのでしょうか。現在の仕様では、表示タイプはローカルABCパック、ローカルスナックパック、通常のローカルパックと3種類が存在します。

また、PCとスマートフォンで閲覧する場合も表示方法が違うことを理解しましょう。そこで、ここからはどんなローカルパックがあるのか、タイプ別に解説します。

ローカルABCパック

ローカルABCパックは、店舗がいくつもあるチェーン店や公共施設など、口コミ評価があまり関係しない店舗が掲載されます。A、B、Cと表示されることから名前がつき、店舗名、住所、営業時間、公式ホームページのリンクなどが主に表示されるものです。

この場合は、口コミ数をはじめ、星での評価や写真は表示されません。コンビニエンスストアや銀行、郵便局などが掲載されるので、サービスに大きな変化がないからです。

また、ユーザーが検索した場所から近い順位で表示されやすく、最寄りのサービスへ誘導するためルート検索や電話番号といった情報が見られます。

銀行ATMやコンビニエンスストアなどは支店ごとに掲載されるので、近い店舗がどこなのか確認できて便利です。

ローカルスナックパック

ローカルスナックパックは、飲食店・美容室をはじめ娯楽施設や小売店などが表示されます。「横浜市 居酒屋」など、特定の地域やエリアでローカル検索した際に表示され、写真も見られるのが大きな特徴です。

店舗名や住所など基本的な情報に加え、口コミ数と星評価も表示されます。ただ、電話番号や公式ホームページなどのURLは表示されない設定です。

写真を見られるので、特に飲食店や小売店などに魅力的なのがローカルパックだと言えるでしょう。また、スマートフォンで閲覧した場合、複数の画像が表示される機能もついています。

集客に有利なパックとなり、上位に表示されるとクリックしてもらえる可能性が期待できるでしょう。顧客に店舗情報を見てもらうためには、星の評価が高く口コミ数が多いと非常に有利です。

ローカルファインダー

ローカルファインダーは、ローカルパックに関連する機能です。ローカルパックにて、下部にある「さらに表示」などをクリックするとビジネス・店舗一覧が出現し、これをローカルファインダーと呼びます。

ユーザーはこの機能を使用することでさまざまな店舗を閲覧でき、より行きたいお店を探すことが可能です。ちなみに、Googleマップで検索した際にも表示される機能で、多くのユーザーが使用しています。

特徴としては、上位に選ばれなくてもユーザーに店舗情報を見てもらえるところです。写真が掲載されることもあるので、意外な集客効果を期待できるでしょう。ただ、ローカルパックのほうがより多くのユーザーが見るので、重要視するレベルは下がるサービスです。

通常のローカルパック

通常のローカルパックは、地域名と業種などローカルキーワードで検索された際に表示される状態です。もっとも閲覧するユーザーが多く、上位に表示できれば多くの顧客を集められます。

店舗名や住所、電話番号などをはじめ、口コミ数や評価など多くの情報が掲載されるのが魅力です。また、予約機能や公式ホームページへのリンクも表示されることがあり、集客にはもっとも適しています。

PCで閲覧する場合は、右側に予約やルートなどのボタンが表示されるのが一般的です。さらに、スマートフォンで閲覧した場合は電話番号が表示されるなど、デバイスによって使い勝手が良い設計となっています。

どの業種やサービスでも集客ができるので、通常のローカルパックで上位に表示されることを目指すべきです。

ローカルパックに表示させる方法

では、何かと便利なローカルパックに、自社の店舗情報を掲載するにはどうしたら良いのでしょうか。他のGoogleが提供するサービスと同じで、ローカルパックも複雑なアルゴリズムに基づいてデータが集計されて表示順位がつけられています。

関連度、ユーザーからの距離、視認性の高さが重要視され、ユーザーの検索クエリとしっかりマッチしたものが上位に掲載されます。

例えば、美容院や飲食店など特定の業種は、きちんとカテゴリに設定することが大切です。また、説明文にユーザーが検索で使いそうなキーワードをたくさん入れ込むのも効果的だと言えます。

視認性の高さについては、店舗の情報量が多いことに加え、口コミ数と評価の高さも重要視されます。公式ホームページのGoogle検索での順位も関連するため、通常のSEO対策を行っている店舗が上位に表示される可能性が高いです。

それでは、ここからは集客に有効なローカルパックに店舗を表示させるための、具体的な対策を解説します。

Googleビジネスプロフィールに登録する

まず、もっとも基本的なポイントとして、店舗の情報をしっかりとGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。Googleビジネスプロフィールは、Googleが無料提供する店舗情報を管理できるツールとなります。

オーナーがさまざまな情報を設定でき、ローカルパック以外にも有効的に活用できるので必ず設定しましょう。登録するのは、住所や電話番号、営業時間など基本的な店舗の情報です。

また、ビジネスの説明文は、ユーザーが検索しそうなキーワードも意識して、自分が運営する店舗のセールスポイントをしっかりと記入しましょう。その際に、過剰にキーワードを入れ込みすぎると、マイナス評価を受けることもあるので注意が必要です。

入力する際には、当然ながら正確な情報が求められます。その上で、常に最新の情報にしておくことが必要です。何か変更があった場合は、すぐにGoogleビジネスプロフィールの情報を更新するように心がけてください。

細かい部分ですが、祝祭日などで特別な営業時間や定休日がある場合も記載が必要です。オーナーとして、誰よりも詳しく正確な情報を投稿することを求められます。

公式ホームページを運営している場合は、URLを記載することも大切です。ローカルパックでは、ページの情報が掲載されることもあるので、間違いがないかしっかりと確認して登録してください。

情報を登録する中で、店舗をPRするための写真の投稿も効果を上げます。登録したい写真は、店舗の内外装など雰囲気がわかるものや、飲食店の場合はおいしそうなメニューを乗せるのも効果的です。

ローカルパックでは、写真も一緒に表示されることが多いので魅力的な画像を登録しておきましょう。写真についても、常に最新のメニューを表示させたほうが多くのクリックを集められます。

さらに、Googleビジネスプロフィールに登録していれば、利用してくれた顧客からの口コミに返信することも可能です。口コミに関しては、ローカルパックの上位表示にも関係してくるので、しっかりと管理することが必要になります。

現在では、Googleマップで店舗を探しているユーザーが多くいます。店舗の細かい情報を配信するためには、公式ホームページよりGoogleビジネスプロフィールのほうが便利です。まだ登録が済んでいないオーナーは、すぐにでも店舗情報を投稿したほうが集客に役立ちます。

MEO対策をおこなう

Googleビジネスプロフィールをしっかりと登録しても、ローカルパックで表示されるのは基本的には上位3つの店舗・ビジネスです。そのため、口コミの管理なども含めMEO対策をしっかりと行うことが重要です。

では、実際にはどんなMEO対策を行ったら良いのでしょうか? ここからは、ポイントごとに有効な対策を紹介します。

オーナーの認証

基本的な部分ですが、Googleビジネスプロフィールに登録した時にオーナー認証はしっかりと済ませてください。店舗の情報をきちんと管理して、MEO対策を行う準備を整えましょう。

ビジネス・店舗情報の設定

先ほど解説した基本情報以外にも、商品の設定など細かい部分も投稿するべきです。設定できる項目を確認して、どんな細かい情報でも漏れがないように投稿してユーザーが確認した際にわかりやすくしてください。

多くの項目を正確な情報で埋めている方が、MEOの効果も上がります。常に最新の情報を提供して、しっかり管理を行ってください。

投稿機能の活用

投稿にはさまざまな機能がついているので、きちんと理解して有効活用しましょう。例えば、イベントに関する投稿では、店舗で行う体験レッスンやキャンペーンなどの告知を行えます。

さらに、特典に関する投稿では、商品やメニューなどに対して割引できるクーポンコードの発行ができます。また、クーポンがあるページへのリンクを掲載できるので、高評価の口コミを獲得できるチャンスを増やせます。

評価の高い口コミを集める

オーナーとして、顧客からの口コミの管理もしっかりと行いましょう。投稿された口コミの数と評価の平均点は、ローカルパックで表示される順位に大きく関係してきます。また、高評価の店舗はクリックされる可能性が高まり、好循環を生み出します。

高評価の口コミを集めるためには、当然ながら店舗で顧客に高水準のサービスや納得してもらえるメニュー、商品を提供する必要があります。顧客に最高の体験をしてもらうことで、高評価やポジティブな口コミを集められます。

口コミ返信機能の活用

オーナーは低評価の口コミに対して、返信をするなどして対応することが大切です。ネガティブな投稿には真摯に返信することで、評価がガラリと変わる場合があります。また、他の顧客が見た際に印象が良く、誠実な運営をしていると評価されるからです。

高評価の口コミを集めるためには、低評価の投稿を放置しないで対策することが重要です。

写真をできるだけたくさん投稿する

訪れてくれた顧客のためにも、写真をなるべく多く投稿することも大切です。また、ローカルパックでは写真も表示されることがあり、きれいな画像が投稿されていればクリック率があがります。

店舗としてイメージをしっかりと伝えるためにも、納得のいく写真をたくさん投稿しましょう。

商品機能の活用

MEO対策に直接的な効果はないとされていますが、商品機能の活用も行ってください。この機能を使えば、PCから検索するとナレッジパネル、スマートフォンだと上部のメニューに商品の項目が表示されます。

顧客にどんな商品やメニューを扱っているかアピールでき、満足度を高めることが可能です。

サイテーションを行う

サイテーションは、他のサイトやSNSで引用などをされることを指します。店舗を運営する地域やエリアの情報を紹介するサイトへの掲載をはじめ、SNSの活用でもサイテーションを強化できます。

知名度や認知度が上がることでMEO対策の効果が出るので、他のサイトに掲載してもらう努力やSNSの運用などを行いましょう。

NAP情報の統一

サイテーションの強化と合わせて、NAP情報の統一を行ってください。基本的な店舗名、住所、電話番号は、他のサイトやSNSに掲載する際に統一する必要があります。

細かい部分ですが、英語の大文字と小文字、数字の半角と全角を統一することも大切です。どのサイトを見ても、Googleビジネスプロフィールと同じ情報にすることが肝心となります。

ローカルパックに表示される仕組み

ローカルパックで上位を狙う準備が整っても、実際にはどうやって表示されるのかイメージできない人も多いでしょう。そこで、ここからはローカルパックで表示される仕組みについて解説します。

検索キーワードとの関連性

まず、1つ目の重要な要素は関連性です。顧客が検索したキーワードと、ビジネス情報がどれだけ一致するかで検索順位は変動します。

オーナーは、Googleビジネスプロフィールでビジネスの説明文をはじめ、多くの顧客が集まるキーワードを意識することが重要です。例えば、特別な施術ができる美容院やサロンなら、そのサービスに付随したキーワードを店舗情報として投稿しておく必要があります。

なるべく細かく、検索した顧客がたどり着きやすいように情報を書き込むことが大切です。店舗の強みをしっかりと理解した上で、どんなキーワードで顧客に探して欲しいのかをしっかりと考えましょう。

検索地点から店舗までの距離

2つ目の重要な要素は、検索された場所から店舗に対しての距離です。ローカルパックでは、検索の際に地域やエリア名を含まないキーワードなら、検索地点から近い順に店舗が表示されます。

また、キーワードに地域やエリア名が入っている場合は、そのワードに基づいて近い場所が選ばれます。距離に関してはオーナーが努力することはできませんが、どうやって上位に表示されるのかを理解するために知っておきましょう。

ビジネスの知名度(視認性の高さ)

3つ目の要素は、その店舗やサービスが持つ知名度の高さです。検索エンジンでは、さまざまな要素を基に知名度の高いビジネスリスティングを表示させます。

この場合、その店舗やサービスが世間的に有名なのかだけでなく、口コミや高評価の数も関係します。Googleが持つ情報を総合して、もっとも知名度のある店舗が上位に表示されることになります。

オーナーとしては、口コミに関しては評価を上げる努力ができます。店舗でのサービスを向上させるとともに、前述した通りに口コミの管理をしっかりと行いましょう。口コミで高評価を得られるようになれば、ローカルパックでも表示される可能性が高まります。

ローカルパックへの表示はMEO対策が肝!

ここまで紹介してきた通り、ローカルパックできちんと店舗の情報を表示させるためには、MEO対策を行いましょう。なぜなら、Googleマップと連動しているサービスなので、MEO対策が結果としてローカルパックにも有効だからです。

これらの施策を行うことで、結果として通常のGoogle検索にも効果が絶大です。ローカルパックのために行う施策は、店舗の集客にとって良いことしか無いと言えるでしょう。

また、Googleビジネスプロフィールへの登録は無料なので、費用をほとんどかけずにローカルパックへの掲載を目指せます。個人で運営する店舗にはうれしいサービスとなり、集客のためにもしっかりと取り組む必要があります。

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