ゴルフのプロがパターのおすすめを解説!初心者向けパター10選
ゴルフ初心者の方がゴルフクラブ一式をそろえようとした際、最も悩むのはパターではないでしょうか。
パターには多くの形があり、しかもそれぞれは全く違った形をしています。
ウッドやアイアンなどは、どんなメーカーのものでも形はほとんど同じで、ウッドはウッドなりの形をしていて、アイアンもアイアンなりの形をしています。
しかしパターだけは全く違う形のものがたくさんあるのですから、迷ってしまうのも当然でしょう。
そこで今回は、ゴルフ初心者の方が最も悩んでしまうパターの選び方についてご説明させていただきます。
また米国PGAプロとドラコンで肩を並べる飛距離を誇り、赤坂でゴルフアカデミーを開校している浦大輔さんに、ゴルフ初心者におすすめのパターについてお聞きしました。
パター選びに悩むゴルフ初心者の方に必見の内容です。
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ジュニア時代、関西ジュニアゴルフ選手権 優勝など輝かしいタイトル多数獲得。2009年、独自の理論によるゴルフレッスンを開始。『√dゴルフアカデミー』は予約が取れないほど人気がある。 米国PGAでも屈指の飛ばし屋と同等の飛距離を実証。
目次
浦大輔さんが初心者の方におすすめするパター
浦大輔さんがおすすめくださったのは、単なる打ちやすさだけでなく、視覚効果まで追求して生まれたパターでした。
おすすめ
O-WORKS 2BALL
パターで打つボールの方向性を高めるためには、パターのフェース面が打ち出したい方向を向いていなければなりません。
『オデッセイワークス2ボール』にはアライメントディスクと呼ばれるゴルフボールと同じ大きさ、色のディスクが二つ並んでセットされています。
実際のボールと二つのディスクが一直線になるように構えると、パターのフェース面は打ち出したい方向に向いていることになります。
この視覚効果によってボールの方向性を高めているパターです。
このパターは視覚効果のおかげで、すごく振りやすいですよ。
何もしなくても打ちたい方向に自然に構えられます。
でも注意しておきたいのが、家でパターの練習をする人の場合ですね。
このパターで練習を続けると視覚効果が薄れてきてしまうので、家で練習するなら他のパターを使って、コースではこのパターを使うと効果的です。
これがこのパターをうまく使うコツです。
オデッセイ O-WORKS 2BALL の詳細 | |
メーカー | ODYSSEY(オデッセイ) |
内容量 | 〈RH〉33、34、35インチ 〈LH〉 34インチ |
メーカー希望小売価格 | 30,240円(税込) |
パターの選び方
パターの形と特徴
皆さんが目にするパターの色々な形は、大別すると以下のように分類できます。
それぞれのパターには特徴があり、パターを選ぶ際の大切な要素となります。
L字型パター
画像:amazon.co.jp
文字通りL字のような形になっているパターです。
パターヘッドの端にシャフトがつながっているため、アイアンと同じように打ち出したい方向を、構える向きで意識できます。
少しの操作でフェース面が開いたり、閉じたりしやすいですが、フェースの向いている方向を意識しやすいメリットがあります。
またスウィートスポットが狭く、芯を外してしまうと転がりが極端に悪くなるなどのデメリットもあり、良くも悪くも繊細なタッチが要求されるパターといえます。
T字型パター
画像:amazon.co.jp
パターヘッドを横から見るとT字になっているため、こう呼ばれています。
上から見るとヘッドの厚みが薄いため、スウィートスポットは狭く、ミスヒットがはっきりとミスになって表れてしまいます。
重心位置がシャフトのほぼ延長線上にあるので、ボールを打った感触が良く、自分で思うように操作できる、というメリットもあります。
ピン型パター
画像:amazon.co.jp
L字型とT字型のパターの難しさを補うために開発されたのが、ピン型のパターです。
フェースの裏側を大きくえぐり、その分の重さを前と後に配置することで、スウィートスポットを大きく広げることができました。
非常に扱いやすく、ミスもカバーしてくれるので、どんなタイプの打ち方をする人にでも対応できるパターです。
マレット型パター
画像:amazon.co.jp
構えた時にヘッドがかまぼこのような形になるので、”かまぼこ型”とも呼ばれているパターです。
後方に大きく張り出しているので、パターヘッドの重心位置が後にあります。
これによってスイングするときに真っすぐ引いて、真っすぐ打ちやすいようになりました。
ボールを打つ際に、力で距離を加減するのではなく、振り幅で距離を調整するタイプの打ち方をする人には使いやすいタイプといえます。
またパッティングの際、ヘッドの動きが安定してくるので、ゴルフ初心者にも使いやすいタイプといえます。
ネオマレット型パター
画像:amazon.co.jp
マレット型パターの進化した形状がネオマレット型と呼ばれるパターです。
非常に大きなヘッドが特徴で、大きくした分、スウィートスポットも広くなり、ミスにも強くなっています。
視覚効果を使って、構えやすくデザインされているものも多く見受けられます。
このタイプのパターは自分で小細工して打つのではなく、パターの動きに任せて素直に打つ方が良い結果になります。
パッティングが安定しなくてもパターに動きを任せることができ、ミスへの許容度も大きいので、初心者には使いやすいタイプといえます。
パターヘッドの大きさ
最近は、ヘッドの大きさが大型のモデルも出回っています。
パターヘッドを大型にするとスウィートスポットも一緒に広くなるため、芯から少しズレてヒットしても大きなミスにならない、というメリットがあります。
またパッティング時のヘッドの動きをパターに任せてしまうことができますが、その一方で繊細なタッチが出しづらいというデメリットも生じてしまいます。
大型ヘッドのパターにはメリットとデメリットの両方があることを理解しておきましょう。
パターの重さ
パターには形状に関係なく、重いものや軽いものがあります。
重いパターは自然とゆっくりと振るようになり、余計な操作をしなくなってフォームが安定してくる傾向があります。
一方、軽いパターは自分で自由に操ることができるので操作性は良くなりますが、パッティングフォームが安定していない初心者にはかえって使いにくくなる可能性があります。
パターの長さ
パターを打つ時は前傾姿勢になって打ちますが、その角度は人によってまちまちです。
身長も人によって異なりますから、最適なパターの長さも人によって異なってきます。
例えば身長170㎝の人の場合、前傾姿勢が強ければ33インチのパターが使いやすく、比較的立った姿勢の人は34インチの長さが使いやすいでしょう。
ただし前傾姿勢が強いアドレスでは、短い距離のパットはねらいやすいですが、長い距離のパットは距離感がつかみにくいために精度が落ちてしまいます。
立った姿勢のアドレスは、ショートパットが狙いにくくなりますが、ロングパットの距離感はつかみやすくなります。
これはつまりパターのシャフトの長さによって、打ちやすいと感じる距離が変わってくるということでもあります。
自分なりのパッティング姿勢がまだできていないゴルフ初心者は、これらのことも考慮してパターを選ぶようにしましょう。
基本をおさえて好きなモデルを選ぼう
パターの打ち方は人によってさまざまで、正解はありません。
カップに向かって真っすぐ引いて真っすぐ打ち出す人、フェースを開きながら弓なりに引いてフェースを閉じながら打っていく人、ボールを打つ強さだけを頼りにして打つ人など、多くのタイプがいます。
パッティングは個人の感覚が大切なので、打ち方だけでなくパター選びも感覚を優先させて構わないのです。
しかしゴルフ初心者の方はパッティングの経験も少なく、フォームも安定していないでしょう。
パッティングやパター選びに対する自分の感覚が、自分でもよく分かっていないのが現実ではないでしょうか?
そのため、パターを選ぶ際にはこれまで説明してきたことを参考にヘッドの形を選び、その種類の中から自分が良さそうと感じるモデルを選ぶようにしましょう。
パッティングは色んな打ち方をする人がいますから、パターも自分のパッティングタイプに合わせて選べば良いんです。
それにパターは構えた時、パターの顔がいいなって思えるものでないとしっくりきません。
自分がカッコいいと思うものを選んだ方が良いですね。
レビュー評価の高い初心者向けパター人気ランキング
▼商品名をタップすると詳細情報を確認できます。
順位 | プロおすすめ | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
商品画像 | |||||||||||
商品名 | O-WORKS 2BALL | オデッセイ(ODYSSEY) 2-BALL TEN TRIPLE TRACKパター | ティー・ゾイド パター | スパイダー GT スプリットバック シングルベント パター | ホワイト・ホット プロ 2.0 #7 | ニューポート2 | WORLD EAGLE FL-01 V2 | PING 2021 パター | オデッセイ(ODYSSEY) WHITE HOT OG | スコッティキャメロン ファントム(PHANTOM)X 5 | ダイナミクス パター マレット型 |
価格 | 30,240円(税込) | 23,800円(税込) | 6,264円(税込) | 15,400円(税込) | 17,280円(税込) | 59,400円(税込) | 5,060円(税込) | 29,920円(税込) | 19,374円(税込) | 59,400円(税込) | 9,980円(税込) |
メーカー | ODYSSEY(オデッセイ) | Callaway(キャロウェイ) | MIZUNO(ミズノ) | テーラーメイド(TAYLOR MADE) | ODYSSEY(オデッセイ) | TITLEIST(タイトリスト) | ワールドゴルフ | ピンゴルフジャパン | Callaway(キャロウェイ) | TITLEIST(タイトリスト) | ダイナゴルフ |
内容量 | 〈RH〉33、34、35インチ 〈LH〉 34インチ | 34インチ | 34インチ | 33インチ | 33/34インチ | 33インチ | 33インチ | 33インチ | 33/34インチ | 33/34インチ | 34インチ |
商品リンク | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 |
オデッセイ(ODYSSEY) 2-BALL TEN TRIPLE TRACKパター
ボールに対して構えやすく、真っすぐなストロークが可能な、初心者に優しく使いやすいパターです。
ヘッドが大きめで打感は軽くソフトになるよう設計されており、ブレにくく、真っすぐ打ちやすいという特徴を持っています。
シャフトもスチール部を短く、カーボン部を長くすることでインパクト、スイングアームが安定しやすくなり、一貫性のあるパッティングを実現。
真っすぐのパッティングや、ライン調整に適したパターを探している人におすすめです。
オデッセイ(ODYSSEY) 2-BALL TEN TRIPLE TRACKパターの詳細 | |
メーカー | Callaway(キャロウェイ) |
内容量 | 34インチ |
メーカー希望小売価格 | 23,800円(税込) |
ティー・ゾイド パター
オーソドックスな34インチのピン型パターです。
比較的重さのあるタイプで、フェース面に樹脂を埋め込んだことにより、ボールを打った感触が柔らかくなるように作られています。
初心者でも使いやすいデザインなので、安心してパッティングできるコストパフォーマンスに優れたパターといえます。
MIZUNO ティー・ゾイド パター RV101の詳細 | |
メーカー | MIZUNO(ミズノ) |
内容量 | 34インチ |
参考価格 | 6,264円(税込) |
スパイダー GT スプリットバック シングルベント パター
高慣性モーメントを備えており、安定性と寛容性を向上させたパター。
ヘッドの重量バランスが優れており、軽いスイングで転がってくれるので、スイングを力む必要がなく、安定感のあるパッティングが可能。
ヘッド内部にはウレタンフォームを搭載、インパクト時の振動を抑制しやすいという特徴も。
ミスヒットに強いのでストロークの安定性を向上させたい人や、バランスの良いパターを探している人におすすめです。
スパイダー GT スプリットバック シングルベント パターの詳細 | |
メーカー | テーラーメイド(TAYLOR MADE) |
内容量 | 33インチ |
メーカー希望小売価格 | 15,400円(税込) |
ホワイト・ホット プロ 2.0 #7
ゴルフ初心者の方からの支持が高い『ODYSSEY』のネオマレット型パターです。
後方に大きく張り出した部分の中央をゴルフボールの大きさに合わせてえぐり取ったような形状です。
この形状によって、ねらいたい方向に真っすぐ引き、真っすぐ打ち出せるようになっています。
フェース面には柔らかい樹脂を埋め込んだため、ボールを打った感触も柔らかく、転がりの良さにもつながっています。
このパターに変えてからパット数が減ったというゴルファーが続出しているパターです。
ODYSSEY ホワイト・ホット プロ 2.0 #7の詳細 | |
メーカー | ODYSSEY(オデッセイ) |
内容量 | 33/34インチ |
メーカー希望小売価格 | 17,280円(税込) |
ニューポート2
プロや上級者の使用率が高い『TITLEIST』のピン型パターです。
ソール部分に埋め込んだウェイトを自分で重くしたり、軽くしたりできるので、自分の打ち方に合わせた重量設定が可能です。
材質はソフトステンレスを採用しており、打感の柔らかさとボールの転がりの良さを実現しています。
ピン型パターを使うゴルファーなら、一度は使ってみたいと思う精度の高いパターです。
TITLEIST ニュースポート2の詳細 | |
メーカー | TITLEIST(タイトリスト) |
内容量 | 33インチ |
メーカー希望小売価格 | 59,400円(税込) |
WORLD EAGLE FL-01 V2
斬新なデザインが特徴の『WORLD EAGLE FL-01 V2』。
センタプレートに重心を配置することによって、よりスムーズなボールの転がりを実現しています。
ヘッドには見えやすいピンクのラインがあり、ターゲットを狙いやすいのもポイント。
機能性はもちろん、デザインも外せない!という方はぜひチェックしてみては?
WORLD EAGLE FL-01 V2の詳細 | |
メーカー | ワールドゴルフ |
内容量 | 33インチ |
メーカー希望小売価格 | 5,060円(税込) |
PING 2021 パター
操作性に優れたミッドマレットタイプのパターです。
フェース側のトゥ・ヒールに高比重ウェイトを搭載。コンパクトながらもミスに強いのが特徴です。
丸みを帯びたヘッドにはボール幅のキャビティとサイトラインがあり、構えやすさを実現しています。
あらゆる距離のパッティングに挑戦したい方におすすめです。
PING 2021 パターの詳細 | |
メーカー | ピンゴルフジャパン |
内容量 | 33インチ |
メーカー希望小売価格 | 29,920円(税込) |
オデッセイ(ODYSSEY) WHITE HOT OG
ホワイト・ホットインサートを採用しており、ボールのカバーと同じ素材を使用したことによるソフトな打感ながら高い反発性能を持つパター。
ソールにはアジャスタブル・ソールウェイトが装着され、使用するプレイヤーによって好みの重さやスイングバランスを調整することができます。
心地よい打球感・打球音に加え、安定感のあるボールの打ち出しと転がりが実現。
バランスのよいパターを探している人におすすめ。
オデッセイ(ODYSSEY) WHITE HOT OGの詳細 | |
メーカー | Callaway(キャロウェイ) |
内容量 | 33/34インチ |
メーカー希望小売価格 | 19,374円(税込) |
スコッティキャメロン ファントム(PHANTOM)X 5
操作性に優れたマレットパターですが、マレットが苦手な人でも構えやすく人気のアイテムです。
真っすぐ引いて、真っすぐ打ち出しやすい特徴があり、方向性の定めやすさが魅力。
安定した打音とソフトな打感は、理想的なセットアップを実現。パターが安定しにくい人には一度使ってもらいたいです。
スコッティキャメロン ファントム(PHANTOM)X 5の詳細 | |
メーカー | TITLEIST(タイトリスト) |
内容量 | 33/34インチ |
メーカー希望小売価格 | 59,400円(税込) |
ダイナミクス パター マレット型
メカニックなデザインが特徴の『ダイナミクス パター マレット型』。
超大型カブテッドヘッドによって、広大なスウィートエリアを実現しています。
また、フェース面素材にはソフテックポリマーフェースを採用。超大型カブテッドヘッドと相まって、より正確なショットが可能です。
ダイナミクス パター マレット型の詳細 | |
メーカー | ダイナゴルフ |
内容量 | 34インチ |
メーカー希望小売価格 | 9,980円(税込) |
【初心者必見】パターの打ち方
パターでボールを真っ直ぐ転がすというは、初心者はもちろん上級者でも難しいとされるもの。
自分の思い通りにボールを転がすことができれば、プレイを有利に進められることでしょう。
以下の動画では、パターの基本となる握り方・打ち方などを解説しています。
ぜひ参考にしてスコアアップを目指しましょう!
パターが上手くなる練習方法
早くパターを上達させたいたら、自宅での練習が欠かせません。
正しいフォームで振れているかを確認するためにも、パターマットを用意して練習しましょう。
パターマットにもいろいろな種類がありますが、最初は直線が入っているものがおすすめ。まっすぐ打てているかどうかが一目でわかります。
まずは1mくらいの短い距離から初めて、徐々に距離を伸ばしながらとにかくボールをカップに入れることに慣れていくといいですよ。
最初は距離感と力加減の調整が難しいところですが、弱すぎて届かないよりは強めに打ってOK。強すぎるとカップを素通りしてしまいますが、多少の誤差ならボールは自然とカップインするので心配いりません。
遠めの距離から連続でカップインできるようになったら、今度は直線がなくても入れられるような練習に移行しましょう。
実際のグリーンでは、カップまでのラインを見極める力も必要です。
パターに関するよくある質問
最後に、パターに関するよくある質問をいくつかまとめました。
パターを使用する際の不安はここで解決しておきましょう。
距離感がつかめないときは、まず芯で打てているかどうかをチェックしてみてください。パターのフェースを上に向け、ボールを手にもって強くヘッドを当ててみましょう。フェースがぶれずに硬く感じるポイントが芯です。
長い距離をパットで打つ場合、アプローチショット同じ感覚でピンに寄せるイメージを持つと成功しやすいと言われています。ロングパットの場合は歩数で距離を算出し、振り幅で距離感を出す習慣を身に着けることをおすすめします。
まとめ
今回はパターについてご紹介しました。
基本の選び方をチェックしたら、あとは自分のスタイルに合わせて選ぶだけでOK。
お気に入りのパターを見つけて、高スコアを目指しましょう。