【プロ監修】新潟の日本酒おすすめランキングTOP15|選ぶコツも紹介

日本全国の中で日本酒どころと言えば、まず新潟県を思い浮かべる方は多いかと思います。

『久保田』や『八海山』といった有名な銘柄を始め、その数は酒蔵数だけでも90以上と日本一を誇ります。その90以上の各酒蔵が何種類ものお酒を造っていることを考えると、自分で楽しむにも贈り物として選ぶにも、何をどう選んで良いのか難しくて迷ってしまいますよね。

そこで今回、一般社団法人『ジャパン・サケ・アソシエーション』の講師であり、サケ・エキスパートとして日本酒コンテスト審査員も務める“日本酒のプロ”、近藤淳子さんおすすめの新潟日本酒をうかがいました。

またプロの逸品編集部による選び方のコツ、口コミランキングなどもあわせてご紹介していきます。

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最終更新日:2024年2月22日

JSAサケ・エキスパート認定講師。 元TBS系列北陸放送、ホリプロアナウンス室所属のフリーアナウンサー。 全国の日本酒イベント司会、日本酒コンテスト審査員を務める。 女性限定の日本酒会「ぽん女会」主宰。『わん酒-OneSake-』を連載。

酒のプロが選ぶ酒

まずは酒のプロが選ぶ至極の逸品をご紹介いたします。

プロの
おすすめ

純米大吟醸 繋ぐ

サケ・エキスパートの近藤淳子さんが選んだお酒は、Niigata Sake Loversが新潟県内の酒蔵と共同で作っている『純米大吟醸 繋ぐ』 です。

2013年に「新潟地酒を愛でる会」として始まったNiigata SAKE Loversは、日本だけでなく世界へ新潟のお酒を広く広めようと様々なプロジェクトを行なっている団体です。

そんなNiigata SAKE Loversが米作りから始め、確固たるこだわりを持っている新潟の酒蔵とコラボレーションをして作られる純米大吟醸は、酒蔵が変われど絶対の自信を持っておすすめできる銘酒です。

『繋ぐ』という言葉に込めた思いを最初の一口で感じられること請け合いです。

近藤淳子
美酒アナウンサー/近藤淳子さん
各酒蔵さんも信念に沿って真摯にお酒を造っていますが、コラボレーションをすることで自社のお酒とは一味違う風を香らす純米大吟醸を醸していますので、飲み手としても新しい発見があるかもしれません。

画像:facebook.com

世界中の人と人を「繋ぐ」酒。

新潟と世界を「繋ぐ」酒。

そして蔵と蔵を「繋ぐ」酒。

米作りから始まり、仕込み、搾りそして盃を交わすその時まで、このお酒に関わったすべての人達を「繋ぐ」そして幸せにする味わい深いお酒がほしい。この強く深い思いを持って、品質、技、すべてにこだわり尽くした、純米大吟醸 繋ぐ。大切な人とぜひ、私達の愛情の結晶を味わってみてください。

参照:「Niigata SAKE Lovers」公式サイトより

新潟のお酒とは

画像:niigata-sake.or.jp

新潟といえば「淡麗辛口」とよく言われていますが、近年「新潟淡麗」へとその表現が変わってきています。

新潟でも地域によって気候や好みも変わるため、辛口だけではなく旨口・甘口といったお酒を造り続けている酒蔵や、差別化をはかる酒蔵もあるためです。

ただ、総じて言えることは新潟という土地は、軟水が豊富であることや全国平均を上回る 精米歩合の高さから、淡麗にこだわりを持つ酒蔵が占めているということです。

画像:niigata-sake.or.jp

また、先にあげた通り新潟は日本一酒蔵の多い都道府県です。

新潟県内にはおよそ300人の杜氏が登録されており、若手の育成に力を入れているほか、 蔵同士の競争もあるので独自の特徴を打ち出していることや、改良や開発に積極的なことも新潟の日本酒が美味しくなる理由でしょう。

補足:新潟の日本酒「淡麗辛口」の誕生秘話

ひと昔前までは、正直新潟のお酒への評価は高くありませんでした。

それは歴史的な背景も大きく関わっていることも否めませんが、新潟は土地柄、日本酒造りには「悪条件」だったからです。

日本酒の製造には、ミネラルが豊富な方が微生物を活発にするため硬水が向くという条件に加え、お酒の発酵条件でもあるもろみの温度管理は15~16度が適しているとされていました。ところが新潟は軟水が豊富な地質と冬季が長く発酵が遅いため、あっさりとした仕上がりになるのです。

甘く重厚なお酒が好まれていた時代でもあったため、新潟のお酒は金魚が泳げるほど水っぽいお酒という意味で、金魚酒と皮肉めいた表現をされたほどでした。

ところがそんな悪条件をはねのけ、血の滲むような努力をした新潟の杜氏は、全国で最初の醸造試験場『新潟県醸造試験場』を建てたことに始まり、今や山田錦と並んで二大酒造好適米となる『五百万石』の誕生や、軟水の良さを最大限に活かした『長期低温発酵』など日本酒界で大きな改革をもたらしました。

悪条件をむしろ強みに変えた越後杜氏は、日本三大杜氏と呼ばれるまで名高くなり、

「淡麗辛口」

という新潟の日本酒の特徴を作り、日本の生活が豊かになっていくと共に、濃厚な食事にも合うお酒が好まれるようになったことで、今日の淡麗日本酒ブームを牽引しました。

新潟地酒の選び方

さて、ここからは新潟のお酒を自分の好みで選びたい方におすすめです。

日本酒の選び方は色々なポイントがありますが、ここでは新潟という地域ならではの選び方をご紹介いたします。

お米で選ぶ

日本酒の味の決め手にもなる原料のお米は、その品種で味わいが異なります。 今まで飲んだ日本酒で、好みだったものがどのお米で作られていたか? そのお米の種類から選ぶこともお気に入りを探す指標になります。

新潟県は言わずと知れたお米の名産地なので、食用米だけではなく多くの酒造好適米が栽培されています。

中でも新潟地酒を全国知名度にした『五百万石』の栽培は盛んで、他にも新潟オリジナル米の『越淡麗』、『一本〆』など約10種類が栽培されています。

今回は新潟でも多くの酒蔵が醸している3種類の特徴をご紹介します。

山田錦

特徴
  • 粒が大きく高精米が可能
  • 吟醸造りに適している
  • 米質が柔らかい→良い麹が作れる、芳醇な香りが立つ
  • 兵庫県で誕生し、作付け面積は第1位と酒造好適米の代表格
  • キメが細かく豊潤な味わい

上記の特徴から、全国新酒鑑評会で山田錦を使用しないと入賞出来ないという時代がありました。

五百万石

特徴
  • 麹をつくりやすく、もろみになっても溶けすぎない
  • 割れやすいので高精米が難しい
  • 作付面積は第2位、山田錦と並んで酒造好適米の代表格
  • 新潟県醸造試験場の新潟県農業試験場長岡本場にて、人工交配によって誕生
  • 新潟の日本酒の特徴でもあるキレが良くてスッキリとした味わい

割れやすいというデメリットはありますが、何より麹をつくりやすいことから、安定性の高いお酒造りが出来るため全国の酒蔵から支持され拡大していきました。

越淡麗(こしたんれい)

特徴
  • 山田錦と五百万石の掛け合わせ
  • 粒が大きく高精米が可能
  • 五百万石のスッキリとした味わいの中に、山田錦の深みを感じられる味わい
  • 二種のデメリットを補い良いとこ取りをした品種

五百万石は割れやすいというデメリットから高精米が難しかったため、なかなか大吟醸などの高級酒は作ることが出来ませんでした。

そのため、鑑評会では他県の酒米を使用し大吟醸を醸して出品するという蔵も多かったのですが、新潟という地元の米で山田錦をこえるお米をつくりたいという目標のもとに誕生しました。

その評価は鑑評会でも高く人気も上々です。

酒蔵で選ぶ

新潟県は上下に長いので、その地域でも味わいが変わります。

基本的に淡麗であることは変わりませんが、どの酒蔵も信念を持って真面目にコツコツと造っておられるので、その酒蔵こだわりの辛み・甘み・旨みの違いを楽しむのも一興です。

上越地区(20蔵)

画像:niigata-sake.or.jp

上越は海と山に挟まれる豪雪地帯です。スキー場も多く、平地が少ないことが特徴で、新潟県にしては珍しく硬水も湧き出るためお酒の味わいの幅も広いです。

淡麗旨口で有名な『雪中梅』を醸す丸山酒造場などがあります。

中越地区(36蔵)

画像:niigata-sake.or.jp

もとは濃醇さを誇る産地である一方、少量の炭で要領よく色や味をぬく技術が発達 していったので、淡麗辛口の先駆者が多い地域です。

誰もが一度は聞いたことあるであろう『八海山』を醸す八海酒造株式会社などがあります。

下越地区(29蔵)

画像:niigata-sake.or.jp

県庁所在地の新潟市栄える下越は、中心部に阿賀野川が流れ、平地も多く米作りが盛んな地域です。淡麗辛口にこだわり続ける酒蔵もあれば、濃醇なお酒にこだわる酒蔵も多く、様々な味わいが楽しめます。

幻の酒とメディアで紹介され、新潟淡麗ブームを作るきっかけとなった『越乃寒梅』を醸す石本酒造株式会社などがあります。

佐渡地区(5蔵)

画像:niigata-sake.or.jp

佐渡は海に囲まれ、また山川もあり大変自然に恵まれた地域です。 トキの放鳥が話題になったことも記憶に新しく、それを守るためにも安全な土壌・米作りに力を注いでいます。淡麗辛口から力強い濃純旨口まで独自のこだわりを持つ酒蔵ばかりです。

世界的にファンが多い『北雪』を醸す明治5年創業の老舗蔵、北雪酒造などがあります。

※上記蔵数は、新潟県酒造組合公式サイト『新潟淡麗』より

現地で選ぶ

ここまでいくつかの選び方を紹介しましたが、新潟にはまだまだ紹介しきれない銘酒ばかりです。

じっくりと自分の好みを探したいという方には、ぜひ現地に足を運ぶことをおすすめします。

とはいえ、90もの酒蔵からどこに行けばいいかも分かりませんよね。そこで、筆者おすすめのイベントと名所を紹介します。

新潟酒の陣

画像:twitter.com

2004年から始まった、ビールでいうところのオクトーバーフェストです。

新潟の約90の酒蔵が集まり、500以上のお酒と地元の名産品を共に味わえる人気のイベントです。

画像:twitter.com

年々来場者数は増えており、新潟の日本酒への人気や関心も高まっているのがうかがえます。

画像:niigata-sake.or.jp

ぽんしゅ館

画像:ponshukan-niigata.com

イベントの日程に合わせるのが難しいという方にはこちらがおすすめです。

新潟駅、越後湯沢駅、長岡駅の構内にある新潟の酒蔵全てを試飲できるシステムの利き酒番所が、とにかく凄い!の一言です。

さながら日本酒の自動販売機、いやコインロッカー?と言わんばかりに一挙揃い踏みした 光景は日本酒好きでなくとも圧巻されることでしょう。

画像:ponshukan-niigata.com

500円で5種のお酒を試飲出来、またお塩やお味噌といった調味料も味わえるので、飲兵衛は入り浸ってしまうと口を揃える夢のような空間です。

画像:ponshukan-niigata.com

気に入った日本酒が見つかれば、もちろんお買い上げも可能。

日本酒好きなら、是非とも一度は訪れたい新潟名所です!

近藤淳子
美酒アナウンサー/近藤淳子さん
百聞は一呑みにしかず!好きなお酒を見つけるには、まずは飲んでみることがおすすめです。

地元でしか手に入らない、いわゆる地酒も多く土地の人が飲んでいるお酒を選ぶのもよし。

また、見学可能な酒蔵さんに行って杜氏さんのお話に触れると、蔵のこだわりも知られるので美味さも一入です。

お土産や贈り物にはデザインや銘柄で選ぶのもおすすめ

日本酒に詳しくない人や、選ぶのが難しいという人は、有名な銘柄や、飲み比べセットを選んでみるのも良いですね。

特に飲み比べのものは様々な銘柄が飲めるだけでなく、新潟ならではの珍しい日本酒が飲めるチャンスにもなります。
銘柄の特徴や説明書が付属していると、また飲みたいと思った時や、次は違う銘柄を購入しようとする際にも役立ちます。

他にも、シチュエーションによっては化粧箱入りのであれば見た目が豪華になりますし、ボトルのデザインで気に入ったものがあればそれを選ぶのもおすすめですよ。

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新潟の日本酒人気ランキング15選

ここからは、『プロの逸品』がお届けする新潟の日本酒・人気ランキングをご紹介します。

▼商品名をタップすると詳細情報を確認できます。

順位PR1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位11位12位13位14位15位
商品画像
商品名SAKEPOSTふなぐち菊水一番しぼり〆張鶴 純久保田 萬寿雪中梅 本醸造上善如水 純米大吟醸純米吟醸 八海山 しぼりたて生原酒 越後で候錦鯉-NISHIKIGOI鶴齢 純米吟醸越後鶴亀 ありがとうラベル北雪 大吟醸 YK35青木酒造 鶴齢 純米吟醸 火入れ菊水の純米酒和希水甘雨吉野家
価格月額1,210円(税込)~1,430円(税込)1,815円(税込)4,198円(税込)1,540円(税込)3,040円(税込)2,288 円(税込)5,500円(税込)1,774円(税込)3,300円(税込)5,750円(税込)3,700円(税込)2,178円(税込)2,580円(税込)1,030円(税込)1,100円(税込)
メーカー新潟県日本酒
※届くまで銘柄はシークレット
菊水酒造宮尾酒造朝日酒造丸山酒造場白瀧酒造八海醸造 株式会社今代司酒造青木酒蔵越後鶴亀株式会社北雪酒造鶴齢菊水酒造久比岐越後酒造場柏露酒造
種類本醸造、純米酒、普通酒、純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸、吟醸酒など本醸造 生原酒純米吟醸純米大吟醸本醸造純米大吟醸純米吟醸純米酒純米吟醸純米大吟醸大吟醸純米吟醸純米酒純米酒純米酒本醸造
商品リンク公式サイトAmazon
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画像:sakepost.jp
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ポストに届く「日本酒定期便」

SAKEPOST

参考価格月額1,210円(税込)~

おすすめのポイント

  • 新潟の3銘柄が専用パウチで100mlずつポストに届く
  • たくさん飲めない人でも飲み比べが楽しめる

日本一酒蔵の多い新潟県の日本酒が、毎月3銘柄飲み比べセットとしてポストに届く新しいスタイルの日本酒サブスク『SAKEPOST』。

蔵独自の個性や多様性を「飲み比べて楽しんでほしい」という思いから作られ、日本酒が詳しくない人でも頼めるように、銘柄は届くまでシークレット。

届くお酒は瓶ではなく専用のパウチに100mlずつ入っているので、後片付けも簡単であまり量が飲めない人でも飲み比べが楽しめるようになっています。

専用パウチにはQRコードが印字されていて、それを読み込むとお酒の銘柄だけでなく、酒蔵の情報まで確認できるようになっています。

公式サイトで詳細を見る

一番手軽な日常酒プランは1,210円(税込)から試せます!送料は264円でその他にもプランがありますので、気になる方は公式サイトから試してみてください。

体験レビュー(利用者の声)
気になっていたお酒の定期便酒ポスト始めてみました。

銘柄がブラインドで届くのが面白い。大きすぎないから色々飲みたいけど料は不要な私にぴったりなサイズ♪

QRコードから銘柄をチェックしてサイトに自分の覚書を保存しておけるのも楽しい!

色々飲んでみたいけどお店だと難しいからこれはハマりそう。(公式サイトより)

ポストに届く「日本酒定期便」SAKEPOST の詳細
メーカー新潟県日本酒
※届くまで銘柄はシークレット
種類本醸造、純米酒、普通酒、純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸、吟醸酒など
内容量100ml×3個~
価格月額1,210円(税込)~
画像:amazon.co.jp
1位
菊水酒造

ふなぐち菊水一番しぼり

参考価格1,430円(税込)

「菊水は菊水らしさにこだわります」の言葉からも伝わりますが、菊水酒造の公式サイトを覗くだけで、受け継いできた本気のこだわりを受け取れます。

キングオブコンビニ酒と呼ばれるゆえんは、日本初の生原酒缶を商品化した挑戦と誰にでも気軽に飲んで欲しいという想いが全国の日本酒ファンに届いたからでしょう。

甘みも広がる濃厚な旨さは、生原酒ならでは。

新潟の地酒らしく、蟹の身はおろか蟹味噌に合わせても負けずに、むしろ味わいを広げるその口あたりに毎晩の晩酌酒とする方も多く見られます。

熱燗や冷酒以外にも、オンザロックや炭酸割りといった飲み方も楽しめます。

まさに「日本酒は吟醸酒や純米酒だけではない」という言葉が似合う力強さを持ったお酒です。

  • 原料:米・米麹・醸造アルコール(新潟県産米100%使用)
  • 精米歩合:70%
  • 日本酒度:不明
  • アルコール度数:19
ふなぐち菊水一番しぼりの詳細
メーカー菊水酒造
種類本醸造 生原酒
内容量500ml
参考価格1,430円(税込)
画像:rakuten.co.jp
2位
宮尾酒造

〆張鶴 純

参考価格1,815円(税込)

文政2年(1819年)創業、県内最北の城下町である村上市に蔵を構える宮尾酒造株式会社の純米吟醸酒『純』です。

〆張鶴の銘柄自体、新潟地酒好きの中では人気ですが、中でも本品は値段も手頃ながら宮尾酒造のこだわる淡麗旨口を存分に楽しめます。

画像:item.rakuten.co.jp

そのままふくよかな味わいを楽しむこともオススメですが、 淡白なお魚料理やお野菜に合わせると、キリッと感やほのかな渋みが広がります。

  • 原料:米・米麹(五百万石)
  • 精米歩合:50%
  • 日本酒度:+2
  • アルコール度数:15
〆張鶴 純の詳細
メーカー宮尾酒造
種類純米吟醸
内容量720ml
参考価格1,815円(税込)
3位
朝日酒造

久保田 萬寿

参考価格4,198円(税込)

新潟の淡麗辛口を全国に広めた立役者といっても過言ではありません。

豪雪地帯でもある長岡市に蔵を構える朝日酒造のモットーは「酒づくりは米づくから」ということもあり、その恵まれた自然を活かしたお米作りと研究にも真摯を尽くしています。

鼻の奥を駆け上る芳醇な香りは、これぞ『純米大吟醸』といわんばかり。

画像:item.rakuten.co.jp

まずは冷やでの旨さを、常温になってからもなお広がるその旨さをぜひ堪能して下さい。

信頼と実績、ネームバリューから冠婚葬祭や贈り物では確実に喜ばれます。

  • 原料:米・米麹(五百万石)
  • 精米歩合:35%
  • 日本酒度:+2
  • アルコール度数:15.5
久保田 萬寿の詳細
メーカー朝日酒造
種類純米大吟醸
内容量720ml
参考価格4,198円(税込)
画像:amazon.co.jp
4位
丸山酒造場

雪中梅 本醸造

参考価格1,540円(税込)

昨今の「淡麗旨口」という表現を認知させるのに、この『雪中梅』なしでは語れません。

毎日の疲れを癒す酒を作りたいという杜氏の想いから、淡麗辛口な新潟のお酒を踏まえた上でキレイな甘みを持つお酒を作り出し「淡麗旨口」という表現で形容されました。

蔵の所在地は農村地帯であり周囲には農作業をする人々が多くいました。
身体を使って仕事を終えた後、一日の疲れを癒すには甘口のほうが旨いだろう、それも飲み過ぎてはためにならない、2合ほど晩酌して満足できるような味が良いだろうということで、「雪中梅」の味が決まったといいます。

参照:「丸山酒造場」公式サイトより

この地元に寄り添う心を感じられる優しい旨みは、一度飲む価値ある銘酒です。

  • 原料:米・米麹・醸造用アルコール(掛け米:五百万石、越淡麗、山田錦)
  • 精米歩合:63%
  • 日本酒度: -3.5
  • アルコール度数:15〜16
雪中梅 本醸造の詳細
メーカー丸山酒造場
種類本醸造
内容量720
参考価格1,540円(税込)
画像:amazon.co.jp
5位
白瀧酒造

上善如水 純米大吟醸

参考価格3,040円(税込)

白瀧酒造の主力銘柄 「上善如水」は日本だけにとどまらず海外でも高い評価を受け、広く知られています。中でも最高峰ともなる純米大吟醸は、まさに名を表す洗練された飲み心地で、同銘柄で飲み比べをしても違いは明らかです。

テレビで紹介された事も人気に拍車がかかり、Amazonの日本酒ランキングでも1位の常連に名をはせる名実ともに日本酒代表格となりました。

元々スタイリッシュなラベルでも人気の上善如水ですが、こちらはさすが純米大吟醸と言えるインパクト。

シンプルかつ堂々たる化粧箱から出てくる気品に溢れたブルーのボトルは、子供の頃プレゼントを開ける時のような高揚感に満ちあふれることでしょう。是非とも720ml以上のボトルでその特別感をお楽しみ下さい。

  • 原料:米・米麹(国産米100%使用)
  • 精米歩合:45%
  • 日本酒度 :+2
  • アルコール度数:15〜16
上善如水 純米大吟醸の詳細
メーカー白瀧酒造
種類純米大吟醸
内容量720ml
参考価格3,040円(税込)
画像:amazon.co.jp
6位
八海醸造 株式会社

純米吟醸 八海山 しぼりたて生原酒  越後で候

参考価格2,288 円(税込)

八海山からは、年に一度しか発売されない人気の限定酒をご紹介します。

越後の候シリーズは、通称『青越後』『赤越後』と表現されることが多いですが、こちらは『赤越後』となります。

違いは青越後は本醸造、赤越後は純米吟醸ということです。見た目は名前の通り青字、赤字でラベルが見分けられます。

八海山は新潟を牽引してきた銘柄です。これが新潟のお酒か。というお米の強さや日本酒特有の鼻に抜けるアルコール感が特徴でもありますが、越後で候、特に赤越後に関してはフルーティーな飲み心地で日本酒に飲み慣れていない方からも「このお酒は美味しい!」と定評があります。

毎年12月に蔵出しされますが、予約をしてまでその到着を待ちわびる方も多数です。正月用、お歳暮用などにもニーズが高く完売必至の逸品です。

※こちらは生酒なので劣化を防ぐためにも、必ず冷蔵保存にてお召し上がりください。

  • 原料:米・米麹(麹米:山田錦、掛け米:五百万石、その他)
  • 精米歩合:50%
  • 日本酒度 :±0
  • アルコール度数:17.5
八海山 赤越後 搾りたて生原酒の詳細
メーカー八海醸造 株式会社
種類純米吟醸
内容量720ml
参考価格2,288円(税込)
画像:rakuten.co.jp
7位
今代司酒造

錦鯉-NISHIKIGOI

参考価格5,500円(税込)

そのパッケージ一つからもこだわりをヒシヒシと感じる『錦鯉』は、まさに金魚酒を揶揄された時代を一蹴すべくかもし出されたお酒です。

今代司は「金魚酒」ならず威風堂々たる「錦鯉」

このお酒は今代司酒造の在り方を体現するような、威風堂々たるお酒を造ろうという思いから生まれました。 

参照:「今代司酒造」公式サイトより

新潟にて戦後初、純米専門の酒蔵として全量純米仕込みを宣言した今代司酒造もまた、新潟県の革命家と言えるのではないでしょうか。

デザインだけでも世界各国の名だたる賞を受賞しており、錦鯉というモチーフであることや中身が日本酒ということから、日本を知ってもらうのに相応しい品として、国内だけではなく海外へのお土産にも人気があります。

日本酒をデータという頭で飲んでもらいたくない。という想いからスペックを非公開としておりますが、蔵元のひたむきな気持ちと丁寧なお仕事を感じ取れるお味です。

新潟駅から歩いていける立地で、来客者にも大変オープンな酒蔵さんです。酒蔵見学にも明るく、新潟に行く機会があれば是非とも訪れることをオススメします。

  • 原料:米・米麹(国産)
  • 精米歩合:非公開
  • 日本酒度 :非公開
  • アルコール度数:17
錦鯉-NISHIKIGOIの詳細
メーカー今代司酒造
種類純米酒
内容量720ml
参考価格5,500円(税込)
8位
青木酒蔵

鶴齢 純米吟醸

参考価格1,774円(税込)

『鶴齢』はお米の旨みが凝縮されたような、食事に合わせても負けない純米酒として人気のある銘柄です。

300年という長い歴史を感じられるラベルの純米酒や本醸造酒も日本酒好きからは引く手数多ではありますが、そのお米本来の味をしっかりとおさえながらの、やわらかく優しい甘みが膨らむ軽快さは純米吟醸ならではです。

鑑評会では熱燗の部で金賞も受賞しており、新潟の底力を合間見えます。

冷にするとワインのようにフルーティーで、ぬる燗くらいにじっくりと温めると柔らかさが広がるので脂の乗った焼き魚や冬場の鍋のお供に最適です。

  • 原料:米・米麹(越淡麗)
  • 精米歩合:55%
  • 日本酒度 :+0.5
  • アルコール度数:15〜16
鶴齢 純米吟醸の詳細
メーカー青木酒蔵
種類純米吟醸
内容量720ml
参考価格1,774円(税込)
画像:amazon.co.jp
9位
越後鶴亀

越後鶴亀 ありがとうラベル

参考価格3,300円(税込)

新潟地酒の中でも、贈り物として多く選ばれているのがこちらの『越後鶴亀 ありがとうラベル』です。

名入れ酒や感謝ラベルは多々見受けられますが、本品は『越後鶴亀 特醸 純米大吟醸』として通常販売されている酒蔵最高レベルの日本酒なので、味・品質まで誰にでも喜ばれることが想像つきますね。

ただただ、お客様にご満足いただきたい。という想いに一途で、全ての工程を手作業で行うあえての小仕込みに心底酒蔵のこだわりを感じます。華やかな香りの中に感じる上品さは、日本酒好きすらも唸らせることに違いありません。

  • 原料:米・米麹(山田錦)
  • 精米歩合:40%
  • 日本酒度 :+1
  • アルコール度数:15〜16
越後鶴亀 ありがとうラベルの詳細
メーカー越後鶴亀
種類純米大吟醸
内容量720ml
参考価格3,300円(税込)
画像:rakuten.co.jp
10位
株式会社北雪酒造

北雪 大吟醸 YK35

参考価格5,750円(税込)

自然に恵まれた佐渡に立地する北雪酒造渾身の本品は、国内だけではおさまらず海外からも表彰された至極品です。

山田錦の「Y」熊本酵母(協会9号)の「K」精米歩合35%の「35」から、この名が付きました。開封した時の華やかな香りに思わず唾を飲み込んでしまいますが、驚くのはその一口目。「これが日本酒なのか?」と疑ってしまうほどの柔らかさや、水のような清々しい喉越しと心地よさに心が躍ってしまいます。

「純米酒しか飲まない。」「日本酒が苦手だ。」という人にこそ飲んでいただきたい大吟醸酒です。

  • 原料:米・米麹(山田錦)
  • 精米歩合:35%
  • 日本酒度 :+3
  • アルコール度数:16
北雪 大吟醸 YK35の詳細
メーカー株式会社北雪酒造
種類大吟醸
内容量720ml
参考価格5,750円(税込)
青木酒造 鶴齢 純米吟醸 火入れ
画像:amazon.co.jp
11位
鶴齢

青木酒造 鶴齢 純米吟醸 火入れ

参考価格3,700円(税込)

五百万石を父に、山田錦を母に持つエリート米「越淡麗」を55%まで磨いて仕込んだレギュラー純米吟醸酒です。

米本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げられているため飽きずに味わえます。すっきりした口当たりとじんわり広がる旨みを感じることができます。

青木酒造 鶴齢 純米吟醸 火入れ の詳細
メーカー鶴齢
種類純米吟醸
内容量1,800ml
参考価格3,700円(税込)
菊水の純米酒
画像:amazon.co.jp
12位
菊水酒造

菊水の純米酒

参考価格2,178円(税込)

濃醇なのに重くない、まっすぐなコクのある旨口の純米酒です。「燗上がりは菊水いち」といった評判の声も上がっていて、燗にすることでコクの強さとふくよかな旨味を楽しめます。

また燗だけでなく、冷やして飲むとキレのいい飲み口に。毎日の食事を引き立たせる味わいで、晩酌にもぴったりですよ。

菊水の純米酒の詳細
メーカー菊水酒造
種類純米酒
内容量1,800ml
参考価格2,178円(税込)
和希水
画像:amazon.co.jp
13位
久比岐

和希水

参考価格2,580円(税込)

使用されている越淡麗は、「平成の名水百選」に選ばれた湧水「大出口泉水」が流れる棚田で育ったもの。それを100%使用し、大出口泉水で仕込んでいます。

旨みがありながら透明感がある味わいが特長。瓶燗冷蔵瓶熟成の純米酒です。

和希水の詳細
メーカー久比岐
種類純米酒
内容量720ml
参考価格2,580円(税込)
甘雨
画像:amazon.co.jp
14位
越後酒造場

甘雨

参考価格1,030円(税込)

純米酒独特のまろやかさとキレの良い辛口の味わいが特徴の口当たりのいいお酒です。常温~上燗(20~50℃)まで暖めても美味しく飲むことができます。

新潟の地酒蔵「越後酒造場」の職人が磨き上げた技と、雪に明け暮れる厳しい冬、恵まれた越後銘水、そこから穫れる米。4つの要素が見事に調和した本格的な手造り蔵で製造されています。

甘雨の詳細
メーカー越後酒造場
種類純米酒
内容量720ml
参考価格1,030円(税込)
吉野家
画像:amazon.co.jp
15位
柏露酒造

吉野家

参考価格1,100円(税込)

牛丼チェーン店「吉野家」で飲めるお酒をそのまま商品化した本醸造生貯蔵酒です。新潟県産米を100%使用し麹米に酒米五百万石を使用しています。

なめらかですっと馴染む口当たりにすっきりとしたのど越し、心地よい香りもプラスされて旨、辛、酸のバランスが取れた淡麗辛口酒です。

吉野家の詳細
メーカー柏露酒造
種類本醸造
内容量720ml
参考価格1,100円(税込)

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新潟限定のレアな日本酒を買えるお店

酒瓶が並んでいる棚

ここまではネットで手に入る日本酒を紹介しましたが、新潟には現地でしか買えないレアな日本酒も数多く存在します。

新潟に行く機会があったら、以下のお店もチェックしてみてくださいね。

新潟限定の日本酒販売ショップ
  • ぽん酒館(新潟駅店、長岡駅店、越後湯沢駅店)
  • 新潟空港
  • 両津港
  • 道の駅(新潟ふるさと村、よしかわ杜氏の郷、うみてらす名立、阿賀の里)
  • 錦屋酒店
  • ナチュレ片山 ピアBandai店
  • 横山商店
  • サトウ商店
  • 越後湯沢の酒屋 タカハシヤ

新潟発祥の「日本酒学」

2018年に、新潟大学で新しい学問「日本酒学」が発足しました。

農学部や理学部、経済科学部、教育学部など新潟大学の全10学部が携わり、醸造・発行から流通に至るまでの幅広い観点から日本酒についてを学ぶ学問です。

新潟県、新潟県酒造組合、新潟大学は「日本酒学」の構築について、国際的な拠点の形成とその発展に寄与することを目的として、連携協定を締結。

協定に基づき新潟大学が「新潟大学日本酒学センター」を設立し、日本酒学の講義も開講となりました。

新潟大学日本酒学センターは日本酒学の世界的な研究・教育拠点となるために、日本酒学に関わる教育・研究・情報発信・国際交流を柱に活動を展開しています。

新潟の日本酒に関するよくある質問

賞味期限が切れたお酒はどうすればいいですか?

開戦した後飲みきれなかった分は料理などに使えます。日本酒には明確な賞味期限はありません。保存方法に気を付ければ長く楽しめますよ。

日本酒はどんな料理に合いますか?

香り高い華やかな日本酒は淡白な料理に合います。逆に穏やかな香りの日本酒なら、和洋中どんな料理にもおすすめです。

まとめ

今回は新潟の日本酒についてご紹介しました。

お米や酒蔵などを比較して、自分好みの日本酒を見つけてみてください。

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