「Webライターの仕事をしてみたいけど、文章の書き方なんてわからない」
と、Webライティングでお悩みではありませんか?
Webライターの仕事では、テーマに沿って情報を収集し、わかりやすく伝えるWebライティングのスキルが求められます。
Webライティングのスキルを身に着けるにはやはり勉強が必要となりますが、ネット上には必要な情報と不要な情報が入り乱れています。
効率よくWebライティングを学びたいなら、頼りになるのがWebライティング本です。
Webライティング本にはWebライターとして仕事をしていくのに必要な情報だけがぎゅっと詰まっているため、効率よくWebライティングや仕事のしかたを学べるのです。
そこで今回はWebライティングを学ぶためにおすすめのWebライティング本をご紹介します。
内容を簡単にまとめると…
上記のように目的・状況別に最適なWebライティング本をランキング形式で紹介しています。
記事を最後までお読みいただければ、あなたに合ったWebライティング本を選び、スムーズにWebライティングの知識を得られます。
また、Webライティングについて無料で学びたい場合には下記の記事がおすすめです。
目次
Webライター初心者がWebライティング本を選ぶなら読む順番が大切
Webライター向けのWebライティング本は非常に多く出版されています。
たくさんありすぎてどれを読めばいいのか迷うかもしれませんが、Webライター初心者は「読む順番」を意識して選びましょう。
Webライティングの基本を学べる本から読む
Webライタティングにほとんど触れたことがない場合には、まずWebライティングの基本から学べる本を読みましょう。
Webライティング本といってもライティングを上達させるテクニックについて書かれた本、わからないことがあったときに辞書的に使う本、マーケティングやセールスライティングを意識した執筆方法に特化した本など、さまざまな種類があります。
こうした本はいわば「応用編」ですから、書き方の基本が身についてから読みましょう。
初心者がいきなり中・上級者向けの本を読んでもその内容は理解しにくく、理解が進まないと「全然わからない、自分には無理だ」という気持ちにもなりやすいものです。
とくに最初の一冊はわかりやすく、読みやすく、最後まで飽きずに読める本を選びましょう。
また、同じライティングといっても紙媒体とWebではまったく異なるため、Webライティングについて書かれたライティング本を選んでください。
WebライターはSEO(検索エンジン最適化)やWebライティング特有のルールなどの知識も必要となります。「Webライティング」と名の付く本であれば、そうした情報も不足することがありません。
次にコピーライティング・セールスライティングの流れがおすすめ
Webライティングの文章を書くことに慣れてきて、さほど時間をかけずに1記事を書けるようになってきたら、コピーライティング・セールスライティングの本に進むことをおすすめします。
「コピーライティング」「セールスライティング」という言葉はWebライターでなくても耳にしたことがあるでしょう。両者の違いはどこにあるのでしょうか。
コピーライティングは一般的に、商品や企業のイメージアップ・認知度の向上のための文章といわれています。テレビCMやポスターなどで有名なキャッチコピーはたくさんありますよね。
しかしWebライティングでいうコピーライティングは、より直接的で、商品やサービスに興味をもらうための文として使われることが多くなっています。
コピーライティングを身に着けると、記事のタイトルや資料請求の申込ボタン周辺に配置されるマイクロコピーなどで効果的な文を作成できるようになります。
一方、セールスライティングはコピーライティングを含んだ文章全体を指すことが多く「セールスコピーライティング」と書かれていることもあります。ユーザーの行動を喚起させる文章術は総じてセールスライティングと呼ばれます。
セールスライティングには常に安定した需要があり、クラウドソーシングサイトでも比較的高単価の案件があります。
コピーライティングやセールスライティングはさまざまなジャンルでの執筆に役立ち、ライターとしての仕事の幅が一気に広がるでしょう。
Webライター初心者におすすめのWebライティング本
それでは、Webライター初心者におすすめのWebライティング本を紹介します。
下記の項目に分けて、それぞれ本当におすすめできる本をランキング形式で紹介しています。
Webライター初心者におすすめの本ランキングTOP3【文章の書き方・基礎編】
まずはWebライティングの知識がない方・Webライター初心者の最初の一冊としておすすめの本を紹介します。
Webライティングの基礎知識を初心者にもわかりやすく解説している本を3冊選びました。
「Webライターって興味があるけど、どんな文章を書けばいいのかな?」と考えている方はここから一冊選んで読んでみてください。
3位『ナタリー式新しい文章力の教室Web文章の「書き方」入門教室』
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
『ナタリー式新しい文章力の教室 Web文章の「書き方」入門教室』は、大手ニュースサイト「ナタリー」で行われている新人記者のためのトレーニング方法がまとめられた一冊です。
よい文章を書くために必要なのはセンスではなく、ルールを知りそれを身につけること。
本書では「よい文章とは完読される文章である」と定義づけし、完読される文章を書くためにはどのような手順で、何を心がければよいのかが、誰にでも実践できる方法として解説されています。
最も大切なのは、書き始める前の準備であること。
いきなり文章を書き始めようとしたものの、手が止まってしまい書けないという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
書こうと思っても情報が足りていなかったり、文章の流れが整理できていなかったりすると読者に伝わる文章は書けません。
ではどうすればよいのかというと、書く前に構成を決めてから書くことが重要です。
本書には文章を書き始める前に手書きで「構造シート」を作成し、何をどの順番で、どのくらいのボリュームで書くのかをきちんと整理し、明確にすることの重要性が書かれています。
この書き始める前の準備を入念に行うことで、書くスピードは格段に速くなります。
他にも文章を書くにあたっての基本的なルールが77のテクニックとしてが解説されています。一項目が短くコンパクトに解説されているので、ちょっとした空き時間に少しずつ読むのにもおすすめです。
2015年に出版されて以来、今でも多くの人に読まれつづけるロングセラーとなっています。
タイトル | 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング |
著者 | 唐木 元 |
定価 | 1,430円(税込) |
ページ数 | 208ページ |
発売日 | 2015/08/01 |
出版社 | インプレス |
2位『Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで』
Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで (WEB PROFESSIONAL)
『Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで』は、タイトルの「ニュースリリースから商品説明まで」のとおり、さまざまなWebライティングの方法について解説されています。
目的に応じた文章の書き方、文章の型を覚えたい人にはおすすめの一冊です。
Webライティングについて幅広く網羅されており基礎編、実践編、応用編の3章で構成されています。
基礎編では
- 一般的なライティングとWebライティングの違い
- Webライティングにおける「見出し」には「SEO見出し」「煽り見出し」「要約見出し」の3種類しかないとしたうえで、魅力的な見出しで読者を惹きつけることの重要性
- わかりやすい文章の書き方
など、Webライティングを始めたばかりの初心者が疑問に思いやすいポイントが解説されています。
実践編では、プレスリリース、商品紹介、レスポンス広告など具体的なシーンごとでの文章の型が作例とわかりやすい解説付きで紹介されています。
応用編ではExcel、Word・GoogleAdWords、GoogleアナリティクスなどのGoogleのサービス、WikipediaなどWeb上のツールを使った効率的で効果的なライティング方法について解説されています。
ツールを使ったライティング方法は他のWebライティング本ではあまり触れられていないことが多いので、ツールを上手に使いこなしたライティング方法について学びたい人にもおすすめです。
タイトル | Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで |
著者 | 林千晶・中野克平 ・井上果林 ・小川治人 ・君塚美香 ・中田一会 ・吉澤瑠美 |
定価 | 1,430円(税込) |
ページ数 | 208ページ |
発売日 | 2015/08/01 |
出版社 | KADOKAWA/アスキー・メディアワークス |
1位『スピードマスター 1時間でわかるWebライティング』
『スピードマスター 1時間でわかるWebライティング』は非常にわかりやすい文章で、タイトルどおり1時間前後で読み切れるWebライティング本です。
著者はライター出身のふたりで、この一冊にWebライターとして必要な基礎が凝縮されています。
ライター出身の著者が初心者ライター向けに書いている本というだけあって、難しい用語は使わず、わかりやすい表現でWebライティングの基礎が誰にでも理解できるように書かれています。
見開きの右ページに書かれた内容を左ページのイラストわかりやすく解説していて、初心者でも「これなら自分にもできそう」と思えるでしょう。
本書は「正しい文」→「読みやすい文」→「わかりやすい文」→「伝わりやすい文」→「心を動かす文」→「集客につながる文」の順で構成されているため、章を追うごとにステップアップしながら学べます。
本書だけでWebライティングに必要な知識を網羅的に学ぶのは難しいですが、初心者に必要な基礎については理解しやすく書かれているので、これからWebライターを始める人や始めたばかりの初心者が最初に読む一冊としてはおすすめです。
書いた文章を校正する時にチェックリストとして使うのにもよいでしょう。
とても読みやすいので「何かを学ぶために本を読んだけれど、途中で飽きてしまい一冊を読了できなかった」という経験があるという人にもおすすめです。
タイトル | スピードマスター 1時間でわかるWebライティング |
著者 | ふくだ たみこ |
定価 | 1,100円(税込) |
ページ数 | 160ページ |
発売日 | 2018/11/30 |
出版社 | 技術評論社 |
Webライター初心者を卒業!SEOやマーケティングを学ぶのにおすすめの本ランキングTOP3【応用編】
Webライターとしていくつか仕事を経験したら、SEOやマーケティングの知識を学んで初心者を卒業しましょう。
ここでは、Webライターとして一歩先に進むためにおすすめのWebライティング本を3冊紹介します。
3位『 入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方』
入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方
『入門 SEOに効くWebライティング』は、SEOの基礎的な知識とWebライティング方法の両方を学びたい人におすすめの一冊です。
Webライター初心者の中には「SEOという言葉は耳にしたことがあり、何となくイメージできるけれど、詳しいことまではよくわかっていない」という人も多いのではないでしょうか。
本書では「SEOとは何か」「SEO対策とはどうすればよいのか」「SEOがなぜ必要なのか」といった基本的なことがわかりやすく、マニュアル的に解説されています。その上でSEOに効くライティングとはどのようライティングかという解説に続きます。
執筆テクニックについての章(Chapter3)では
- SEOに効果的なタイトルのつけ方
- 最後まで読まれる見出しのつけ方
- 検索エンジンに好まれる文章の書き方
などが解説されており、どのように執筆すればSEOに効くのかが学べます。
SEOで最も重要なのはコンテンツです。
そのためコンテンツそのものを作るWebライターにとって、SEOに効く執筆テクニックは必要不可欠なテクニックといえます。
タイトル | 入門SEOに効くWebライティング サイトの価値を高める正しいコンテンツの作り方 |
著者 | 宮嵜 幸志・中島 健治・石村 浩延 |
定価 | 2,035円(本体1,850円+税10%) |
ページ数 | 248ページ |
発売日 | 2015/11/27 |
出版社 | SBクリエイティブ |
2位『SEOに強いWebライティング売れる書き方の成功法則64』
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
『SEOに強いWebライティング売れる書き方の成功法則64』では、Webメディアで文章を書く際の考え方がわかり、実際の書き方まで解説されているWebライティング本です。
Webライティングの基本から解説しているので、SEOの知識がまったくない人が読んでも理解できるでしょう。
冒頭の「成功法則01」でWebメディアの紙とは違う特性とは
- 検索されるメディア
- 一瞬で嫌われるメディア
- 縦スクロールメディア
の3つであることとして、この特性を踏まえ、成功法則02以降でWebメディアでの具体的な戦略方法やSEOに強い記事の書き方が解説されています。
せっかく記事を書いても検索された時に上位に表示されなければ、その記事はほとんど読まれることがありません。
そのため、Webライティングでは必ずSEOを意識して書く必要があります。SEOに強いライティングはWebライターにとって必須のスキルといえます。
後半では
- ロジカルライティング
- キャッチコピーライティング
- エモーショナルライティング
といったライティング方法を具体的に学べます。
64ある成功法則は01から順番に読み進める必要はなく、読みたいところから読んでも意味がわかるようになっているので、豆知識を聞くように気軽に読めます。
法則ごとに例文と図解付きで、例文は改善前と改善後の具体例でライティング方法が解説されています。
初心者でも違いに気が付けるので、効率よくWebライティングを学んでいけるでしょう。
タイトル | SEOに強いWebライティング売れる書き方の成功法則64 |
著者 | ふくだ たみこ |
定価 | 2,178円(税込) |
ページ数 | 296ページ |
発売日 | 2016年08月 |
出版社 | ソーテック社 |
1位『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』はWebライティング本として非常に有名な本で、多くのベテランWebライターやブロガーに紹介されています。それだけにわかりやすく、WebライティングやSEOについて網羅的に解説しているWebライティング本です。
631ページのボリュームで辞書のような厚みの本ですが、文章部分とマンガ部分があるので飽きずに読み進められます。
Webライティングの知識がない主人公が徐々にスキルを習得していく物語となっているため、一緒に学習しているような感覚で読めるでしょう。
読みやすいのであまり感じないかもしれませんが、情報量が多いので一度にすべてを覚えるのは困難です。必要な時にその都度必要な箇所を確認するために使うことをおすすめします。その際にも「ストーリー中のあの部分で解説されていたな」と、ストーリーとの紐づけで思い出しやすく、必要な箇所を探しやすくなっています。
また、各章ごとにポイントがまとめられているため、欲しい情報に辿り着きやすいのも魅力です。
SEOの知識を深めたい人、SEOライティングのスキルを身につけたい人の他、楽しみながら読める本で学びたい人におすすめの一冊です。
タイトル | 沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— |
著者 | 松尾 茂起 |
定価 | 2,200円(税込) |
ページ数 | 632ページ |
発売日 | 2016年11月 |
出版社 | エムディエヌ |
Webライターの仕事に役立つコピーライティング・セールスライティングの本ランキングTOP3
ここからは、Webライターとして活動する中で仕事に直結して役立つ本として、コピーライティングやセールスライティングをテーマとして扱うWebライティング本を紹介します。
Webライターとして継続的に仕事を得て、生活していけるだけの収入を得るにはスキルの幅を広げる必要があります。
コピーライティングやセールスライティングは需要が高く、どのジャンルを専門としていても学んでおいて損はありません。
3位『セールスライティング・ハンドブック「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで』
セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで
『セールスライティング・ハンドブック「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで』では「そもそもセールスライティングとは何か?」というところから始まり、セールスライティングの基本がひととおり網羅されています。
またフリーランスのライターにとっては重要な、仕事の取り方についても言及されています。
本書の著者は25年以上にわたり100社以上の企業の広告でライティングした実績を持つ、米国のトップライター ロバート・W・ブライ氏です。本書はその経験に基づき書かれています。
前半では基本的なセールスライティングスキルについて、後半では具体的なメディアごとでの戦略的なライティング方法が解説されています。
広告の目的は「モノを売ること」であり、セールスライティングは「モノを売る最大の武器」とした上で「売るための書き方」を、しっかりと説明しています。
セールスライティングでは、見出しで惹きつけることができなければ後に続く文章は読まれず、売りたい商品やサービスに興味を持たれることもありません。それ程に見出しは重要なのです。
本書では見出しの4つの機能を明示し、基本的な8タイプの文章の型について38の見出し例を掲載しながら解説しています。
また、著者の同僚がより効果的な見出しを書くために考え出したという4U原則
- お急ぎください(Urgent)
- ユニーク(Unique)
- 超具体的(Ultra_Specific)
- 有益(Useful)
についても書かれています。
時代を経ても変わらない、セールスライティングの普遍的で本質的な部分について解説されている本書は、Webライター中・上級者になっても手元に置いておきたい一冊です。
タイトル | セールスライティング・ハンドブック「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで |
著者 | ロバート・W・ブライ |
定価 | 2,068円(税込) |
ページ数 | 360ページ |
発売日 | 2011年03月 |
出版社 | 翔泳社 |
2位『 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方』
10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
『 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方』は、Webマーケティング・コンテンツマーケティングの第一人者ともいえる「バズ部」のノウハウがコンパクトにまとめられた一冊です。
本書では「セールスコピーライティング」を「コピーライティング」と記載し、「セールスコピーライティングの世界では、イメージアップや認知度向上のためのキャッチコピーはたとえ有名なものでもそこからお金は生まれないのでキャッチコピーとはいえない」と説明しています。
そのように説明した上で、「売る」ためのコピーライティングについて解説しています。
人が何かを買う理由は
- 快楽を得るため
- 苦痛を避けるため
この2つだけなので、2つの欲求を刺激することがキャッチコピーの鉄則になるとし、読む人の心の動きに沿ったライティング方法が具体的に解説されています。
解説されている順番どおりにライティングを行えば、誰にでも「売れる文章」が書けるようになります。
「ワークシート」や書いた文章の「チェックリスト」付きで、すぐに実践で活用できます。
文章で何かを売りたい人や、クライアントに満足されるセールスライティングスキルを身につけたい人にはおすすめです。
タイトル | 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方 |
著者 | バズ部 |
定価 | 1,628円(税込) |
ページ数 | 144ページ |
発売日 | 2014年05月 |
出版社 | 技術評論社 |
1位『売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000』
売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000
『売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000』は、コピーライティングにすぐ使える単語がまとめられた一冊です。
マーケター神田 昌典氏が20年以上の経験をもとに選定した667単語が具体的なフレーズ例とともに解説されていて、辞書のように使えるのが便利です。
この667単語の解説は、神田氏が提唱するコピーの型であるPASONA(パソナ)の法則に沿ってまとめられています。
PASONAの法則とは、人の行動を喚起して商品やサービスの購買につなげるための文章の型で、以下のように文章を構成します。
・Affinity(親近)…共感を示す
・Solution(解決)…解決へのアプローチ法を紹介
・Offer(提案)…サービスの提案
・Narrow(絞込)…ターゲットや期間の限定
・Action(行動)…行動を呼びかける
ライティング中に「言葉選びに迷って書く手が止まってしまう」という人にはおすすめの一冊です。
本書はセールスライティングにおいてのボキャブラリーを増やすのに役立ち、書く時間を大幅に削減できるでしょう。タイトルをつける際のフレーズ選びにもとても役立ちます。
また、コピーライティングの基本についても解説されているので、コピーライティングの勉強をしたいWebライター初心者の教科書としての役割もきちんと果たしています。
タイトル | 売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000 |
著者 | 神田 昌典 |
定価 | 1,958円(税込) |
ページ数 | 256ページ |
発売日 | 2020年04月 |
出版社 | SBクリエイティブ |
Webライターの仕事やブログ運営に役立つ本
『いちばんやさしいGoogleアナリティクス入門教室』
『いちばんやさしいGoogleアナリティクス入門教室』は、Googleアナリティクスを一から学ぶための本です。
アナリティクスとはGoogleが提供するWebサイトのアクセス解析ツールで、基本的な機能は無料で使えます。
アナリティクスでは
・サイトの訪問者数
・アクセスしている地域(国・都道府県など)
・アクセスしているデバイス(パソコン・スマートフォン・タブレットなど)
などの情報を可視化できますが、無料ツールのため基本的な操作方法や活用方法は自分で調べる必要があります。
その方法を初心者にもわかるように解説している入門書が本書です。
ページビュー、直帰、離脱、コンバーションといった用語の解説、アクセスの分析・改善方法、レポートの作成方法などがわかり、初心者でもアナリティクスを最大限活用できるようになるでしょう。
図解やイラストを使い丁寧に書かれているので、Webサイトの知識があまりなくても理解できます。
「Webライターにサイト分析の知識は必要ないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、サイト運営・分析の知識を身に着けるメリットは多くあります。
- 自分のブログがあればポートフォリオ(執筆した記事の作品集)として提示できる
- ライターとして書きたいジャンルがあれば、ジャンルに特化したブログを運営すればスキルの証明となる
- クライアントがサイト運営者の場合、悩みを理解できる
- ライティング以外の作業もあわせて受注できる可能性が高まる
- スキルが上がり、自身の市場価値が高まる
ライターとして成長したいのであれば、サイト運営・分析のスキルを身に着けるのはよい手段といえます。
本書はサイト運営・分析スキルを身に着けたい人がまず読む本として、非常におすすめです。
タイトル | いちばんやさしいGoogleアナリティクス入門教室 |
著者 | 小川 卓・工藤 麻里 |
定価 | 2,200円(税込) |
ページ数 | 368ページ |
発売日 | 2019年4月 |
出版社 | ソーテック社 |
『GoogleSearchConsoleこれからのSEOを変える基本と実践』
できる100の新法則 Google Search Console これからのSEOを変える 基本と実践 できる100の新法則シリーズ
『GoogleSearchConsoleこれからのSEOを変える基本と実践』では、Googleアナリティクスと同様にサイトに欠かせない「Googleサーチコンソール」の使い方を解説しています。
サーチコンソールもまたGoogleが無料で提供するツールで、アナリティクスがアクセス解析ツールであるのに対し、サーチコンソールはユーザーの検索を分析するツールとなります。
サーチコンソールでは
- Google検索上でどんなキーワードで検索されているか
- キーワードの検索順位
- サイトに発生した問題と改善方法
などが確認できます。
本書ではサーチコンソールの使い方と検索の分析方法を体系的に理解でき、サーチコンソールを一度も使ったことのない初心者でも設定方法や基本操作がわかるようになります。
また、すでに導入して活用している中・上級者が読んでも今まで知らなかった機能や使い方を学べるかも知れません。
タイトル | できる100の新法則 Google Search Console これからのSEOを変える 基本と実践 できる100の新法則シリーズ |
著者 | アユダンテ |
定価 | 1,980円(税込) |
ページ数 | 208ページ |
発売日 | 2015年09月 |
出版社 | インプレス |
『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』
頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書
『頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書』では、Webライターの始め方やWebライティング術ではなく「Webライターの仕事で稼ぐために知っておくべきこと」が解説されています。
Webライターは資格や特別な知識がなくても始められる仕事ですが、誰でもラクして稼げる仕事ではありません。
本書はクラウドソーシングを利用して仕事を探しているWebライター向けに書かれていますが、クラウドソーシングの中でもどんどん仕事を受けて単価を上げ、バリバリと稼いでいるライターがいる一方で、なかなか仕事が取れず稼げないライターがいます。
本書では稼げているライターと稼げていないライターに大きな違いはなく、毎月20万円の壁は「正しい努力を続ければ誰でも突破できるライン」だと書かれています。
1章でWebライターとして稼げていない「5つの原因」として
- 「クライアントが求める原稿」になっていない
- 「早く書く/原稿の質を上げるための準備」が間違っている
- 「受けるべき仕事、避けるべき仕事」がわかっていない
- 「ライターとしての評価の上げかた」が間違っている
- 「次につなげる活動のしかた」が間違っている
について説明し、2~5章で原因から考える対策が具体的に解説されています。
本書を読まなければ体験して知るしかないことが書かれており、読んでおけば避けられる失敗もあります。
クラウドソーシングに登録したばかりの人や、クラウドソーシングで思うように稼げていない人は、本書で必ず何かしらの気づきを得られるでしょう。
タイトル | 頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書 |
著者 | 吉見 夏実 |
定価 | 1,650円(税込) |
ページ数 | 256ページ |
発売日 | 2017年8月11日 |
出版社 | 秀和システム |
『沈黙のWebマーケティング─Webマーケッターボーンの逆襲─アップデート・エディション』
沈黙のWebマーケティング —Webマーケッター ボーンの逆襲—アップデート・エディション
沈黙のWebライティングと同じ「沈黙シリーズ」の第一作が本書となります。
サイドストーリーはライティングからマーケティングへとつながりますが、内容的にはどちらから先に読んでも差し支えありません。本書も495ページのボリュームがあり、沈黙のWebライティング同様マンガ形式になっています。
本書はWebマーケティングの知識全般について、Webマーケティングについて何も知らない初心者でも理解できるように解説しています。
発売は2015年ですが、Webマーケティングの本質的な部分について書かれているので、内容が古くなっていて現状に合わないというようなことはありません。
Webの世界では移り変わりが激しく、1年も経つと使えなくなってしまうような情報もありますが、本質は普遍的です。
Webマーケティングの知識がある人には物足りない内容かも知れませんが、Webマーケティング初心者が最初に読む本としてはおすすめの一冊です。
タイトル | 沈黙のWebマーケティング─Webマーケッターボーンの逆襲─アップデート・エディション |
著者 | 松尾 茂起 |
定価 | 2,420円(税込) |
ページ数 | 495ページ |
発売日 | 2020年09月 |
出版社 | エムディエヌコーポレーション |
Webライターを始めるなら必須のWebライティング本は?
今回ご紹介した13冊はどれもWebライター初心者に読んでもらいたいおすすめの本ばかりですが、全部の本を読めるほどの時間がある人は少ないでしょう。
そこで、13冊の中でも必ず読んでおきたい、とくにおすすめの本を2冊だけご紹介します。
WebライティングやWebライターに関する本をまったく読んだことがない人の最初の一冊目であれば
をおすすめします。
Webライターとして一番必要なスキルである「文章の書き方」についてわかりやすく解説されています。
順序立ててていねいに解説されているので、Webライター初心者でも「これなら自分にもできそう」という気持ちになるでしょう。
また、一項目がコンパクトにまとめられているので、ちょっとしたスキマ時間を使って少しずつ読み進められます。
途中で挫折しにくく、誰でも最後まで読みやすい本です。
二冊目のおすすめは沈黙のWEBライティングです。
Webライターとして仕事をする以上、SEOの知識やSEOの適したライティングスキルは身に着けておきたいところです。
SEOは奥が深く一朝一夕で学びきれるようなものではありませんが、最低限の基礎知識は知っておきましょう。
沈黙のWEBライティングはマンガとストーリーで楽しみながら、最後までスラスラと読めます。
まずはこの二冊を読み、仕事を受けて実際に文章を書いてみましょう。
まとめ
Webライターは始めやすい仕事ではありますが、クライアントに「また、あのライターに書いてほしい」と思ってもらえなければ、継続的に仕事を獲得できません。
継続的な仕事を得て安定した収入につなげるには、クライアントを満足させるライティングスキルを持ち、Webライターとして成長し続ける必要があります。
当サイトWeiVでもWebライティングに関するノウハウは数多く発信していますが、必要な情報だけを効率的に学びたいなら本は非常におすすめです。ただし本を読んだだけではスキルが磨かれないため、本から知識を得たら実際に文章を書いて自分のものにしていきましょう。