「会社員として働き続けているけど、一向に給料が増えない」
「それどころか、不景気のせいでボーナスがカットされてしまった」
そんな悩みを持つ会社員が増えています。
この先、給料が増え続けるという保証はどこにもありません。会社からの給料だけに頼るのはリスクがあるのです。
いくら給料が減ろうが、生活が苦しくなろうが、会社はあなたの人生の面倒まで見てくれないでしょう。
今後の生活の不安をなくし、収入を安定させるためにおすすめなのは、「複数の収入源をもつ」ことです。
会社員として働きながら副業をすれば、給料以外の収入を得ることができます。
副業には色々ありますが、今回おすすめするのが「Webライター」です。
パソコン1台あれば誰でもできますし、仕入れや在庫の必要がないので、ほぼノーリスクでできる副業です。
今回の記事では、Webライターの仕事内容やメリット・デメリット、収入の増やし方などをお伝えします。
「副業で収入を増やしたい」「Webライターとして稼ぎたい」という方は、ぜひ最後までお読みください。
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目次
副業Webライターとは?未経験でもできる?
Webライターとは、ネット上のさまざまな文章を執筆する仕事であり、副業Webライターは、それを副業で行う人のことをいいます。
Webメディアなどで情報を活発に発信している企業では、すべて自社制作するには限界があり、しばしば社外のWebライターと協力してコンテンツ制作を進めることがあります。
Webメディアの数が非常に多くなっている今、Webライターの需要も伸びていて、未経験者・副業でも取り組める仕事が豊富にあります。
これまで記事を書いたことがない初心者でも始めやすいのがメリットです。
副業Webライターは会社にバレない?副業禁止の場合は?
会社員の方が気になるのが「副業をしていることが会社にバレないか?」ということではないでしょうか。
最近は、副業を認める会社も増えてきていますが、就業規則で「副業禁止」が明記されている場合はやめておくのが無難です。
生活の安定のために始めた副業なのに、それがバレて本業を失うことになれば本末転倒ですよね。
しかし副業は法律で禁止されているわけではないので、就業規則に副業禁止の旨が明記されていない場合は、なんら問題はありません。
そうは言っても副業がバレたとき「会社に居づらくなるかも…」「昇進に悪影響にならないか」と不安な方もいるでしょう。
そこで、副業バレを防ぐためのことには次のポイントに気をつけましょう。
実名・顔写真をネットに公開しない
Webライターは基本的には名前や顔写真は公開されませんが、自分でブログを運営している場合でも実名や顔写真を公開しないようにしましょう。
実名を推測されやすいようなニックネームも避けたほうが無難です。
確定申告の住民税は「自分で納付」を選ぶ
副業の所得が年間20万円を越えたら、確定申告をする必要があります。
確定申告書の住民税の項目には「特別徴収(給与から差し引き)」と「自分で納付」という選択肢がありますが、必ず「自分で納付」を選びましょう。
自分で納付を選ぶと住民税が給料から天引きされず、自治体から住民税の納付書が自宅に送付されます。
「特別徴収」にしていると、通常の給料よりも高い住民税になることから勤務先に副業がバレることがあるので、気をつけましょう。
会社で副業をしない
当たり前のことですが、本業の時間に副業をするのはご法度です。
Webライターはパソコン1台でできる副業なので、ついつい会社で副業をしてしまう人もいるようです。
しかし、それは本業の会社に対して背信行為をしていることになりますし、もしバレたら大きな問題になるでしょう。
副業はあくまで、本業以外のスキマ時間に行うようにしましょう。
副業Webライターが稼げる金額目安は?
副業Webライターは、どのくらい稼げるのでしょうか?
Webライターの報酬形態は、
- 文字単価制(1文字あたりいくら)
- 記事単価制(1記事あたりいくら)
の2つが一般的です。
つまり、記事を書けば書くほど収入が増えるということです。
副業ではWebライターの他にアフィリエイトが人気ですが、アフィリエイトは広告がクリックされたり、クリック先の広告主サイトでモノが売れない限り、お金は入ってきません。
日本アフィリエイト協議会(JAO)が株式会社クロス・マーケティングの協力のもと、アフィリエイトサイトの運営者1,000名を対象として実施した「アフィリエイト市場調査2019」によると、月も1万円以上のアフィリエイト収入があるのは10.1%にとどまっています。
月数百万円を稼ぐ人がいる一方で、全体のおよそ9割の人が月に1万円を稼げていない世界です。
一方Webライターの仕事は書いたぶんは確実に収入になるため「確実に稼ぎたい」人におすすめの副業といえます。
たとえばフルタイムで働いている人が、土日や平日夜の時間を使ってWebライターをした場合を考えてみましょう。
- 稼働時間:2時間 / 1日
- 稼働日数:30日 / 1ヵ月(60時間)
- 文字単価:1円
- 執筆スピード:1500字 / 1時間
1日2時間を30日、つまり60時間をライティングに充てると、1時間に1500文字書ける人は文字単価1円の仕事で、1500円×60=90,000円/月稼げます。
このように、Webライターは文字単価、作業時間、執筆スピード(こなせる仕事量)次第になります。
同じ時間働いても執筆スピードが倍だと、倍の差が出ます。
収入を増やすも減らすも、自分の作業量次第ということです。
副業Webライターの仕事内容
ではここからは、副業Webライターの仕事内容についてご紹介します。
パソコンで文字入力ができる人なら誰でもWebライターになれるとはいえ、単に文字入力するだけでは仕事の幅が狭まってしまいます。
そのためWebライターに求められる仕事の内容をしっかり理解し、スキルアップすることが大切です。
ライティング
Webライターのメイン業務となるのがライティングです。
一般的にクライアントから記事のテーマと見出し、文字数が指定されるので、その要件を満たすように記事を書きます。
ライティングにはさまざまな案件があり、記事の内容よって単価に差が出ます。
たとえば漫画を読んでレビュー記事を書く、ネットショップの商品仕様を書くなど、専門的な知識がなくてもできる案件は文字単価が安く、多くの案件が集まるクラウドソーシングサイトでも1文字0.3円を切る募集が多くあります。
その反面、専門知識や高い文章力が求められる仕事の場合、1文字1円〜3円と、誰でも調べれば書ける記事よりも報酬が高く設定されています。
一般的に、専門性が必要となる=高単価となるため、特定のジャンルを掘り下げて学び、自分の意見を交えて記事を作成できるようになれば、収入もそれにともなって上がっていくでしょう。
構成作成
構成とは、与えられたキーワードやテーマに基き、Webライターが文章全体のストーリー、起承転結などを考える作業をいいます。
「文章の設計図を考える」作業ということですね。
具体的には、見出しや小見出しを作り、記事全体の流れを作っていきます。
構成作成のコツは、読者のニーズを明確化し、記事の目的(ゴール)を決めることです。
最終的な結論を先に考えておき、そこへ向かう道を作っていくイメージで作ると、記事の骨格を作りやすくなります。
たとえば、クライアントから「初心者向けにWordPressブログの作り方を解説した記事を書いてほしい」という要望を受けたとき、まずは「誰に向けて・何を書くのか」を明確にします。
【対象となる読者(ターゲット)】
ブログの初心者。WordPressでブログを作りたいと思っている。
【ニーズの明確化】
WordPressブログの具体的な設定方法などを知りたい。記事を参考にして、WordPressブログを作りたい。
【記事のゴール】
この記事を読むことで、WordPressの設定方法やテーマのインストールができ、ブログを始められるようになる。
より詳しく知りたい方は、下記の記事でくわしく解説しています。
「ペルソナとは?具体的な顧客像を描いて響くコンテンツを制作しよう」
次に、その設定に基づき、記事のストーリーを考えます。
見出し:サーバー・ドメインを契約しよう
小見出し:サーバーとドメインの基礎知識
小見出し:おすすめサーバーをご紹介
小見出し:サーバーの契約と設定方法
・・・・・・・
見出し:サーバーにWordPressをインストール
見出し:デザインテーマの設定(おすすめテーマもご紹介)
見出し:プラグインの設定
小見出し:プラグインとは?
小見出し:おすすめプラグイン
小見出し:プラグインのインストール方法
・・・・・・・
このように、見出しを設定することで文章の構成ができていきます。
Webライターの仕事には、ライティング以外に構成の作成が含まれる場合もあります。
キーワード選定
キーワード選定とは、ユーザー(読者)が検索エンジンで検索するキーワードを調査し、選定をする作業のことです。
Webライターは、ネット上の文章を書く仕事ですが、雑誌や新聞広告などのメディアと大きく違うのは「検索」を意識して書く点です。
ユーザーが検索窓に打ち込むキーワードはユーザーが抱えている悩みや質問であり、悩みや質問に的確に応えている記事が検索上位に表示されるようになっています。
そのため、Webライターは常に検索キーワードを意識して文章を書く必要があるのです。
キーワードはクライアントから指定される場合が多いですが、そのキーワードに関連する言葉を文章中に入れていくなどの工夫が求められます。
キーワードに関連する言葉に「共起語」があります。
共起語とは、キーワードと一緒に使われることの多い言葉のことです。
たとえば「WordPress ブログ」というキーワードの場合、共起語は「サイト」「記事」「テーマ」「方法」「ドメイン」「サーバー」「画像」などが挙げられます。
共起語も意識しながら文章を書くと、ユーザーのニーズをとらえやすくなり、上位表示しやすくなります。
あなたの書いた文章が検索上位を達成したら、クライアントに認められ、継続して依頼をもらえることもあります。
校正
校正とは、記事の文字や言い回しに間違いはないかをチェックする作業のことです。
記事を執筆した後には校正をしっかり行い、間違いのない記事を納品することが大切です。
校正は目視で確認する以外に、チェックツールを使う方法もあります。
チェックツールを使うと文法上の誤りや誤字脱字などを指摘してくれるので、うまく使うことで文章の精度を高めることができます。
無料・有料で多くの校正チェックツールがありますが、WordやGoogleドキュメントだとリアルタイムで文字の間違いを指摘してくれるので便利です。
間違いのない記事を納品することを繰り返していけば、クライアントからの信頼度も高まります。
投稿
書いた記事はWordデータやGoogleドキュメントで納品する以外に、WordPressに直接投稿することもあります。
投稿作業では文字の装飾、画像の挿入、メタディスクリプションの入力などを行います。
読む人の立場に立って、記事の見た目を読みやすく整える作業です。
著作権フリーの画像を選んで適切な位置に挿入する、文章を補足となる図・表を作成するなどのスキルを身に着けておくと、仕事の幅が広がるでしょう。
ディレクション
ディレクションとは、1つの仕事(プロジェクト)を完成させるために、複数人のメンバーをまとめ、仕事の指示をしたりスケジュールや予算の調整などを行うリーダ的な仕事のことです。
ディレクションを行うディレクターは、ライターに的確に指示をし、調整を行い、品質の高い記事を仕上げる責任を持ちます。
デザイナーやカメラマン、取材スタッフ、イラストレーターと関わる場面も少なくありません。
このようなディレクション業務をWebライターが兼ねる場合もあります。
Webライターの仕事は、パソコンとにらめっこしながら黙々と作業することが多いのですが、ディレクターは複数のスタッフと会議をしたり指示を出したりと、人と関わる機会も多くなります。
会社員が副業でディレクターの仕事をするのは、時間的な制約もありなかなか難しいかもしれませんが、副業Webライターとして実績を積み、独立起業してディレクターとして活躍する人もいます。
副業Webライターのメリット
副業Webライターは、パソコン1台で自宅でできるところが特徴です。
会社員として昼間働きながら、夜の空き時間を利用してできるのが魅力ですが、その他にもたくさんのメリットがあるので、ご紹介します。
自分のペースで働ける
副業Webライターは、自分の空き時間を利用して働けるのがメリットです。
たとえばコンビニなどの店舗で副業をする場合、どうしても時間的に拘束されてしまい、自分のペースで働くことができません。
しかしWebライターの場合は、時間だけでなく、場所に縛られることもありません。
パソコン1台とネット環境さえあれば、いつでもどこでも、自分のペースで働けます。
スマホでも記事執筆ができるので、通勤電車に乗っている間にもできます。
通勤時間、お昼の休憩時間、帰宅後の自宅など、スキマ時間を活用して記事を書けるので、忙しいサラリーマンでも副業収入を得ることができるのです。
また、ネット環境さえあれば休日に好きな場所に出かけて、そこでも記事を書けます。
リゾート地で気分転換をしながら働くという、今流行りの「ワーケーション」的な働き方もできます。
ただ、クライアントありきの仕事なので、決められた納期は絶対に守るようにしましょう。
いくら自分のペースで働けるからと言っても、納期の縛りがあることは忘れないでください。
未経験でもすぐに始められる
Webライターは文章力が求められる特殊な仕事だと思っていませんか?
しかし実際、Webライターとして副業で頑張っている人の多くは、未経験から始めた人たちです。
もちろん最低限の文章力は必要ですし、求められる記事レベルによっては、高度な知識と文章力が必要になることもあります。
しかし、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトを見てみると、「初心者歓迎」の案件がたくさんあります。
たとえば、
- 漫画を読んでネタバレ記事を書いてください。
- 健康やダイエットの体験談を書いてください。
- 指定したWebサイトを読んだ感想を書いてください。
など、初心者や未経験者でも書ける仕事があります。
これらの案件は単価は低いものの、初心者でもチャレンジしやすいです。
未経験でもこうした仕事から始めて数をこなし、文章力を高めていけば、高単価のライティングもできるようになります。
書いたぶんだけ報酬となる
Webライターの大きなメリットは「書いたぶんだけ報酬となる」ところです。
冒頭でもお話ししましたが、アフィリエイトの場合、記事を書いても書いてもまったく報酬がないというケースが多くあります。
アフィリエイターの95%は、月に5,000円も稼げていないという説もあるくらいです。
成功すれば月に数百万円稼げる可能性もありますが、とくに費やせる時間の限られている副業の場合には難易度が高いでしょう。
それに比べてWebライターの場合、クライアントからの依頼で仕事を受け、1記事・1文字いくらで記事を書きます。
記事を書けば書くだけ報酬が増えることになるのです。
副業Webライターの場合は限られた時間の中で仕事をするため、報酬額が青天井というわけにはいきませんが、書いたぶんだけは確実に稼げる仕事です。
すぐに結果が欲しい、すぐに報酬を手に入れたい人には、合っている副業と言えるでしょう。
知識や経験、資格を活かせる
会社員が副業でWebライターをすることのメリットは、本業で得た知識や経験、資格を活かせることです。
「本業で得た知識なんて、大したことないよ」と思っている人でも、今までの自分のキャリアを掘り起こせば、必ずあなただけが持っている知識や経験が出てきます。
たとえば、
- 長年の営業経験があり、セールストークには自信がある。
- 人事部で人材採用の仕事をしていて、良い人材の見分け方を知っている。
- 法務の仕事で、ビジネス関連の法律に強い。
- 事務の仕事が長いので、エクセルは得意。マクロも自分で組める。
など、人より詳しく知っている分野はありませんか?
得意分野のライティング案件を見つけられれば、知識や経験を基にして質の高い記事を執筆できます。
また、資格を持っている人は、その知識やスキルを記事にできます。
すでに持っている知識や経験、資格を活かせるのも、Webライターの魅力です。
スキルが身に付く
Webライターは未経験者でも始められるのがメリットで、文章力を求められない案件もたくさんあります。
しかし、記事を書き続ければ次第に文章力はアップしていきます。
クライアントからの修正に応えていくだけでも、文章スキルは自然と上がっていくのです。
文章力が上がると、より単価が高くてレベルの高い案件もこなせるようになるので、副業収入がアップする効果もあります。
また、ライティング技術だけではなく、構成力やSEOの知識を身につけることもできます。
スキルを身に着けたWebライターはクライアントから頼りにされやすく、条件のよい案件が舞い込むようになるでしょう。。
さらにWordPressへ直接投稿する場合は、WordPressの知識やスキル、画像加工のスキルまでも身につけられます。
Webライターを経験すると、文章力以外にもさまざまなスキルを身につけられるのです。
副業Webライターのデメリット
ここまでWebライターのメリットをお伝えしてきましたが、デメリットもないわけではありません。
デメリットを最初にしっかり意識しておかないと、Webライターとして長続きしませんし、収入を上げることもできません。
しっかりと認識しておきましょう。
慣れるまで記事の作成に時間がかかる
文章作成に慣れていない人は、記事の作成に時間がかかるのがデメリットです。
同じ単価なら、執筆スピードが速い人のほうが稼げますよね。
しかし、慣れていないうちは時給換算すると、非常に安い仕事だと感じてしまうことも。
また文章作成に慣れている人でも、クライアントの求める記事の方向性やクオリティを満たそうと思ったとたんに執筆スピードが落ちてしまうこともあります。
自分の知らないテーマは執筆の前に調べて知識を身につけないとと書けないので、報酬額に対して仕事量が多くなってしまう場合もあります。
しかし最初のうちは「割りに合わない仕事だな」と思うかもしれませんが、慣れてくると執筆スピードは速くなるものです。
テーマの分野にも詳しくなってきますので、効率的に記事がかけるようになります。
実績がないと高単価案件の獲得が難しい
Webライターとしての実績を積んでいくと、クライアントのほうから「記事を書いてほしい」と声がかかる場合があります。
そうした仕事は、高単価案件であることが多いです。
しかし、実績のないうちは、こうした高単価案件の獲得が難しいのが現実です。
「Webライターは稼げない」という人がいますが、そうした人に共通しているのが高単価案件を受注していないか、執筆量が少ないかのどちらかです。
そのため、最初のうちは実績作りが大切です。
単に記事数を増やすだけでなく、クライアントに満足してもらえる質の高い文章を目指しましょう。
単価の低い仕事でも、数をこなし、高評価を積み重ねることで、高単価案件の受注につなげられるのです。
スケジュール管理が求められる
副業とはいっても、Webライターはクライアントから記事を依頼されるので、納期は必ず守る必要があります。
ただ、会社員のように勤務時間が決められているわけではないので、自分でスケジュール管理をしっかり行うことが大切です。
まずは、自分が1日でどのくらいの作業量を行えるかをチェックしましょう。それができれば、納期までに何日必要になるか逆算してスケジュールを組むことができます。
上司がいるわけでもなく、誰かに管理されているわけでもないので、自己管理とスケジュール管理がつい甘くなりがちです。
「ちょっとテレビでも見よう」「ちょっとスマホでも…」と、自分に甘えてしまわないように気をつけましょう。
「1日に2時間、必ずWebライターの仕事をしよう」と自分にノルマを課して、何があってもそれを守るという強い決意を持つことが大切です。
副業Webライターとして仕事を獲得するには?
副業Webライターが最初に仕事をするなら、クラウドソーシングサイトを使うのがおすすめです。
利用者数の多いクラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」と「ランサーズ」の2つですが、最近では中規模のクラウドソーシングサイトが増えています。
クラウドソーシングサイトはサイトによって登録されている案件が異なるため、複数のサイトに登録しておくことをおすすめします。
それでは、クラウドソーシングを使った仕事獲得の方法を見ていきましょう。
タスク案件でライティングをしてみよう
タスク案件とは、案件を請け負うWebライターを選定せずに発注する案件のことをいいます。
たとえば「【300円/1記事】DIYの魅力についての記事作成(30件)」という案件であれば、30件の記事を募集していて、応募するだけで仕事を獲得できる仕組みになっています。
タスク案件では、体験談を多数のWebライターに書いてもらう仕事が多いです。
体験談は初心者でも問題ありませんし、高度な文章力も求められません。その代わり、記事単価が低い案件が多いです。
1文字0.3円や1記事300円など低単価の案件が多いですが、初心者や未経験者の方はまずはタスク案件で記事を執筆することに慣れてみましょう。
タスク案件でも「いきなり仕事をするのは気後れする」という人は、ブログを開設し、どんなテーマでも良いので記事を書いてみることをおすすめします。
誰でも最初は、記事を書くことに気後れするものです。
しかしブログで記事を書くトレーニングを重ねることで、記事執筆作業に慣れていきますし、次第に自信も付いてきます。
ある程度自信がついたら、タスク案件に応募してみましょう。
大切なのは、記事執筆の仕事をもらうという、成功体験なのです。
クラウドソーシングでプロジェクト案件に提案する
タスク案件で自信をつけたら、プロジェクト案件にチャレンジしましょう。
プロジェクト案件とは、クライアントの依頼に対してWebライターが提案し、クライアントが気に入った提案を採用して、仕事を進めていく方式です。
プロジェクト案件は他のWebライターとの競合になるので、仕事を獲得できるかどうかはあなたの提案と実績次第になります。
また、案件によっては専門知識や高い文章力も求められます。
しかし、タスク案件よりも高単価の仕事が多く、クライアントに認めてもらえると、継続して仕事を依頼されることもあります。。
プロジェクト案件の事例としては、
- 1記事2,500円/1,000文字〜2,000文字/継続あり/Instagramノウハウ系記事
- 「Wordpressテーマ」の記事作成/1記事5000円
- 海外FX関連の記事作成 4記事/5000字/月
などがあります。
経験者やその分野に詳しい人が有利になりますが、案件の分野を勉強して書く事もできるので、恐れずにどんどん提案しましょう。
プロジェクト案件の中でも「これなら書ける」「この分野なら詳しい」という案件もあると思います。
そうした案件に提案して実績を積み重ねていくことで、受注率を高めることができます。
Webライターとして稼ぎたいのなら、プロジェクト案件の仕事をどんどん獲得するのが必須です。
Webライター募集メディアに直接応募する
ここまで、クラウドソーシングから仕事を獲得する方法を解説してきましたが、その他にもWebライター募集メディアに直接応募する方法もあります。
Indeedやマイナビなどの求人メディアには、在宅Webライターの募集案件があります。
ほかにもさまざまなWebメディアでライター募集をしているので、それらに直接応募してみるのもよいでしょう。
クラウドソーシングでは仕事をして得た報酬から手数料が引かれますが、直接応募すれば中間手数料が不要になり、報酬額が高くなる傾向にあります。
また、継続的に仕事をもらえるケースが多いので、収入の安定にもつながります。
副業でWebライターをする場合には、報酬額や公開するペンネームなど事前にしっかりと確認した上で、仕事を進めるようにしましょう。
副業ライターの収入を上げる方法
副業ライターは執筆量に応じて収入額が決まります。
ただし闇雲に低単価の案件をこなすだけでは、収入が上がらないのも事実です。
ここでは、どのようにして副業Webライターの収入を上げるのか、その方法を解説します。
応募数を増やす
初心者のうちは低単価の案件(タスク案件)が多くなりますので、応募数を増やすようにしましょう。
タスク案件の場合は応募数がほぼ受注数になるので、応募すればするほど収入が上がることになります。
数をこなすうちに、執筆スピードが上がり、文章力もアップします。
自身のレベルアップに合わせて、記事単価の高い案件にチャレンジするかプロジェクト案件に応募していきましょう。
「Webライターは稼げない」と言っている人ほど、応募数が少ないのが特徴です。
たとえ高単価(1文字1円以上)の案件を受注しても、応募数が少ないと収入が増えるはずがありませんよね。
プロジェクト案件になると、10件応募しても2件しか受注でない、ということもザラにあります。
失敗を恐れずにどんどん応募することが、収入アップの近道です。
実績を増やす
実績を増やしていくとライティングスキルが上がるだけでなく、クラウドソーシング内のランクも上がっていきます。
たとえばランサーズでは「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」「認定ランサー」と、実績に応じてランクが上がっていきます。
ランク=ライターの実力とは限りませんが、クライアントが提案を選定するときの判断材料となるため、ランクは上げておくに越したことはありません。
また実績を増やせば増やすほど、単価の高い案件がしやすくなります。
初心者のうちは、とにかく数をこなすことを意識して実績を積み重ねるようにしましょう。
最初のうちは、10,000文字などの長い文章は苦戦するため、500文字、1,000文字など、文章量が多くない案件にチャレンジすることをおすすめします。
実績ができれば自分のプロフィールに追記できますし、得意分野も見えてくるでしょう。
特定分野が書きやすいと思ったら、その分野の案件に絞ってチャレンジするのもひとつの手です。
そこで実績を挙げていくと「〇〇の分野に詳しいライターです」というアピールができるようになります。
対応範囲を広げる
得意分野での実績を確立したら、次は対応範囲を徐々に広げていきましょう。
特定分野だけしか書けないと、タイミングによって得意分野の案件がない、数が少ないこともあります。受注の波を作らずに、安定収入を確保するには、さまざまなジャンルの案件をこなす必要があるのです。
おすすめは、自分の得意分野の周辺ジャンルを勉強して、広げていくことです。
たとえば、パソコンの知識を得意にしている場合、そこから広げてインターネットやWebマーケティングの分野に広げていくというやり方です。
まったく違う、興味も経験もない分野に広げようとすると、いちから勉強するだけでも大変ですし、なにより苦痛になって記事が書けなくなってしまいます。
そうではなく、自分の得意分野の周辺を広げていくと、少なくとも興味のあることの延長になるので、今までの知識を活かすことができますし、記事を書くのが苦になりません。
タスク案件をこなしながら、得意分野、書きやすい分野、書いていて楽しい分野を見つけ、得意分野の数を増やしていくのも、ひとつの方法です。
記事の目的を理解して書く
記事には必ず「目的」があります。
Webをとおしての発注・受注では、相手の顔が見えないやりとりとなることが多いものの「どんな目的でこの記事を依頼しているのか」という点に注目することが大切です。
その記事を読んだユーザーに、どう思ってもらいたいか、どんな行動をとってもらいたいか、という目的をしっかりと理解して書くことを心がけましょう。
クライアントからの指示として、目的(ゴール)が共有されている場合がありますので、目的を達成できるように記事構成を考えて執筆する必要があります。明確な指示がない場合は、遠慮せずに質問しましょう。
「今回の記事の目的はなんでしょうか?」「記事のペルソナ(ターゲット顧客)は、どんな人ですか?」と質問し、明確化することで記事が書きやすくなりますし、クライアントの意向を反映した記事を書けます。
この作業がなぜ収入アップにつながるかというと、クライアントの満足度を上げることで、継続して仕事が入ってくるようになるのです。そうなると、毎回プロジェクト案件に応募して競合を勝ち抜く必要がなくなるので、執筆作業に注力できるようになるのです。
また、案件のほとんどがWebメディアに掲載する記事になりますので、SEOやマーケティングの知識を高めることも大切です。あなたの書いた記事が検索上位に表示され、アクセスを稼げる記事を書ければ、それだけでクライアントの満足度がグッと上がります。
SEOに効果的なライティングテクニックも磨くようにしましょう。
専門性を身に着ける
専門性を身につけると、ライティング収入を上げることができます。専門性の高い案件ほど、文字単価が高いですし、競合が少なくなって仕事を獲得しやすくなります。
「この仕事なら〇〇さんに任せよう」というふうにクライアントに思ってもらえたらしめたもの。競合なしに仕事を獲得できます。
「Webライターとして中堅以上のキャリアがあるのに、なかなか仕事を獲れない」という人がいますが、そうした人は得意分野が定まっていないい、クライアントから「何が得意なのか分からない」状態になっていないかをチェックしましょう。
あなたが本業で得意にしていることや資格があれば、それがWebライターとしての武器になります。
本業をそのまま副業に活かせるのも、Webライターの魅力の一つです。
スキマ時間でできることをリストアップしておく
いくら高単価の仕事でも、量をこなさなければ収入は増えません。
収入を上げるためには、やはり執筆量が必須条件になるのです。
ただ、本業を持っている人は、「帰宅後に毎日2時間頑張ろう!」と思っても、家についた時点でクタクタになっていて、副業どころじゃない日もあるでしょう。
まとまった時間を副業に充てるのは、意外と難しいものです。
そこでおすすめは、スキマ時間を有効活用する方法です。
5分でできること、10分でできることをタスク化する習慣をつけるようにしましょう。
たとえば、
- 通勤電車の20分で、記事の元ネタになる情報や知識を勉強する。
- 昼休みの10分で、記事の構成を考える。
- 帰ってからお風呂までの時間に、200文字を書く。
というふうに、記事作成の工程を細分化して、短いスキマ時間でできるようにするのです。
Webライターのメリットとして、「作業を途中で中断できる」というのがあります。
スキマ時間でできることをやり、そこで作業を一旦ストップ。次のスキマ時間で作業の続きを再開するということが、自分のペースでできるのです。
スキマ時間を上手に活用する習慣を身につければ、ムリやムダなく副業Webライターを継続できます。
副業Webライターの注意点
副業Webライターとして収入を上げていくためには、いくつかの注意点があります。
文字単価と作業量は適切かを確認
これまで解説してきたように、Webライターとして収入を上げるには文字単価の高い案件に取り組むことがポイントです。
しかし、ここで気をつけなければいけないのが、「文字単価に対して作業量は適切か」を考えて仕事を請け負うことです。
あなたの得意分野なら速く執筆できますが、苦手な分野や全く知らない分野だと、案件の情報を調べるだけで時間がかかってしまいます。
そうなると、いくら単価が高くても、時給に換算すると非常に安い仕事になってしまうことがあるのです。
もちろん、知らない分野に挑戦して、それを得意分野にしていくという「戦略」があれば、その案件にかける時間は「投資」ということで、将来につなげることができるでしょう。
しかし、戦略なしに闇雲に単価が高いだけで、いろいろな案件をつまみ食いするような方法だと、執筆スピードが上がらなのです。
Webライターは、執筆する前段階での調査や勉強も含めて作業時間を計算しないといけません。
得意分野や経験したことなら、調査や勉強をしなくてもサクサク書けます。
そうした得意分野を持つか、得意分野を作り出すようにしましょう。すると記事作成の効率がグンと上がります。
案件に応募するときは、文字単価と作業量が適切かを考え、効率的に稼ぐようにしていきましょう。
目標を立てて達成方法を描く
漫然と案件を探して、漫然と提案をしているだけでは、安定して稼ぐことはできません。
おすすめは、目標を立てて、達成方法を描くことです。
目標から逆算して、目標を達成するために必要な作業量を理解しましょう。
たとえば本業とは別に、月10万円をWebライターの副業で稼ぎたい場合。
文字単価1円と想定すると、10万文字。1記事あたりの平均文字数を5,000文字とすると、月に20記事で、月10万円を達成できます。
1つの案件の受注率が20%とすると、月100件の提案をする必要があります。
Webライターは、黙っていても仕事が舞い込んできません。自分から積極的に提案をしていくという営業活動も、自分1人で行う必要があるのです。
このように、月にいくら稼ぎたいのか、目標を明確にし、逆算して1日にやるべきことを設定するようにしましょう。
スケジュール管理
自分の能力や使える時間を大幅に超えるような、無茶な計画は立てないようにしましょう。
1記事にかかる時間はライターのスキルや案件によって変わってきますが、自分がどのくらいの執筆スピードで書けるかを自己分析し、無理のないスケジュールを立てるようにしましょう。
クライアントからの依頼を受けて記事を書く以上、副業とはいえ責任のある「仕事」です。
能力を超えた無理なスケジュールを立ててしまい、納期に間に合わなくなることは絶対に避けなければなりません。
とくにクラウドソーシングでは、納期遅れが発生して悪い評価がついてしまうと、新しい仕事の獲得に影響が出てしまいます。
いつも納期に遅れるライターには、安心して仕事を任せられないですよね。
本業が忙しく、副業になかなか時間を割けない人もいるでしょう。
副業のWebライターを頑張りすぎて睡眠不足になってしまい、本業に支障をきたすことは本末転倒です。
無理なく継続できるように、スケジュール管理をしっかり立てるようにしましょう。
体調管理
体調を壊して記事を書けなくなると、とたんにWebライターとしての収入がなくなってしまいます。
そのため、普段の体調管理がとても大切です。とくに副業の場合には、本業のスキマ時間にライティングをするので運動不足になりやすく、睡眠時間が短くなることもあります。
ムリのないスケジュール管理はもちろんですが、少しでも運動をする時間を作り、栄養をしっかり取るように心がけましょう。
「体調管理も仕事のうち」と思い、ムリをして頑張りすぎないようにしましょう。
スキルアップを心がけよう
Webライターのスキルアップ方法には、
- 文章力を上げる
- 執筆スピードを上げる
- 案件の分野に精通する
- クライアントの意図と目的をくみ取って記事を書けるようになる
- SEOの知識を身につける
などがあります。
収入を上げるためには、Webライターとしてのスキルを上げるようにしていくべきなのです。
文章力を上げるには、自分が思う理想的な記事や、つい引き込まれてしまう記事を読み込み、その記事を書き写すことをおすすめします。
そっくりマネして書くことで、文章作成のポイントや言い回しを勉強することができます。
執筆スピードを上げるためには、とにかく量をこなすこと。
それと、悩みながら記事を書くのではなく、勢いをもって一気に書くことを心がけます。
その後でじっくり読み返し、修正をするほうが、全体の執筆スピードが上がります。
このように、「苦手だな」と思うことを1つ1つ潰しながら、スキルアップを心がけていきましょう。
副業Webライターによくある疑問点
これから副業Webライターを始める人によく聞かれる質問をまとめました。
でも、副業Webライターは初期投資に大金が必要なわけでもなく、誰でも始められる副業です。疑問点を解消して、恐れず積極的にチャレンジしましょう。
確定申告は必要?
副業とはいえ、収入を得ていれば立派な仕事です。
報酬額から経費を差し引いた額が所得として計算されるのですが、給与所得以外で、年間20万円以上の所得を得たら、確定申告が必要になるので、覚えておきましょう。
副業Webライターの所得は、「雑所得」として申告します。
ここで気をつけないといけないのは、Webライターとしての所得が20万円以下でも、ほかのネットビジネスなどの副業をしている場合、雑所得の合算で20万円を超えると、確定申告が必要になることです。
「大金を稼いでいるわけじゃないし、少しくらいなら確定申告しなくてもバレないだろう」
とタカをくくって申告しないのは、絶対にいけません。無申告は、必ず税務署に目をつけられます。
あなたに発注をしているクライアントが税務調査を受けたり確定申告する際には、誰にいくら支払ったのか、税務署が把握することになります。当然、あなたに支払った報酬も把握されます。
もし無申告が発覚した場合、延滞税や無申告加算税が加算され、余計な税金を支払うことになります。
そもそも、真剣に副業Webライターとして活動している人は、年間所得は20万円を超えるでしょう。
「確定申告は必ずしなければいけない」と思っておくようにしましょう。
確定申告の方法は?
所得には「事業所得」と「雑所得」があります。
- 事業所得:事業計画のもとに、本格的な事業として得た所得。
- 雑所得:副業で趣味の延長線上で得た所得。
と分けられます。
Webライターの場合は、ほとんどが「雑所得」として計算し、白色申告を行います。
事業所得のほうが、青色申告ができるのでお得です。
青色申告は、課税所得から最大65万円を差し引いた所得で申告できるので、収める税金は少なくて済みます。
しかし、事業所得として申告するには、「事業」と言えるほどの所得を得ていて、継続して安定的な事業を営んでいる場合になるので、副業で行う場合は、雑所得として白色申告するのが一般的です。
雑所得でも、経費が認められます。
Webライターとして活動する上で必要な、パソコン代、スマホ代、ネット接続費、電気代、家賃、参考書籍の購入費などを経費として計上できます。
ただし、それら費用は100%副業のためにかかっているわけではなく自分で使っているぶんもあるはずです。
そこで、仕事で使った分と私用で使った分を「按分」して経費として計上しましょう。
1日に副業として使用した時間で割って、経費にするのが一般的です。
課税方法としては、副業で得た所得のみを申告し、課税される「分離課税」と、給与所得と副業所得(雑所得)を合計し、合計額によって税率が決められる「統合課税」がありますが、Webライターの場合は「統合課税」が適用されます。
確定申告は、1月から12月までに得た所得から納税額を計算し、翌年の2月16日~3月15日までの1か月間に、税務署に申告します。
単価アップするにはどうしたらいい?
Webライターとしてスキルが上がり、クライアントに信頼されると、単価アップの交渉が可能になる場合があります。
単価アップするには、クライアントが提示する条件をすべてクリアし、ない場合はクライアントの意向をふまえて記事を作成する必要があります。
つまり、信頼され「また依頼したい」「継続的に記事を書いて欲しい」と思われるライターになることです。
これは単に「記事を書く」だけではありません。
必要とされるのは、
- 要望に沿った記事を書く。
- 納期は必ず守る。(余裕を持って納品する)
- レスポンスを速くする。
- 丁寧な受け答えをする。
- 誤字脱字をなくす。
などです。
Webライターである前に、社会人としてのマナーや誠実さなどの人間性も大事になるのです。
クラウドソーシングで仕事をすると、クライアントを顔を合わせることも、電話することもほとんどありません。
メッセージやメールだけで完結する仕事も多くありますが、だからこそ「人間味」のある、誠実で丁寧な対応が求められます。
またさらに、SEOの知識を持ち、SEOに効果的な文章を書ければ信頼度が上がるでしょう。
あなたの書いた記事が検索上位に表示され、クライアントの求める目的を達成できれば、クライアントに利益をもたらす貴重なWebライターとして信頼されます。
また、クライアントの案件についての専門性を上げる努力も必要です。
スキマ時間を活用して、専門知識を勉強し、質の高いライティングができるようにしましょう。
これらを実行し、クライアントにとって「無二の相棒」的な存在になれば、単価アップも現実のものとなるでしょう。
必要なツールやソフトはある?
Webライターの仕事のほとんどは「文字入力」なので、特別なツールやソフトは必要ありません。
マイクロソフトワードかGoogleドキュメントがあれば、十分仕事はできます。クライアントへの納品は、ワードまたはGoogleドキュメントが一般的です。その他、WordPressへ直接投稿するという方法もあります。
さらに付加価値を高める方法として、コピペチェックツールや校正支援ツールを使ってチェックした上で納品すると、クライアントに喜ばれるでしょう。
コピペチェックツール
コピペチェックツールとは、ネットの他のサイトや記事をコピーしていないかをチェックするものです。
- CopyContentDetector
- こぴらん
- 影武者
- コピーコンテンツチェックツール
など、無料で使えるツールは複数あるので、記事の納品前にチェックしておくと良いでしょう。
校正支援ツール
校正支援ツールは、誤字脱字や間違った言い回しを指摘してくれるツールです。
誤字脱字のある記事を納品すると信頼を失うことにもつながるため、目視での確認に加えて校正支援ツールを活用すると良いでしょう。
校正支援ツールで人気なのが「文賢」です。
文賢は
無料ツールでは「Enno」が人気です。
これらのツールは必須というわけでは有りません。
あくまで、良質な記事を納品するための支援ツールと捉えましょう。
どんなパソコンを使ったらいいの?
Webライターの仕事は文字入力が中心となるため、高性能なグラフィックボードを積んだパソコンは必要ありません。
ただ「文字入力だけなので、スペックが低くても大丈夫だろう」と、あまりに低スペックなパソコンを使うのはおすすめしません。
メモリは最低でも8MBあったほうが良いです。できれば16MBのメモリを積むことをおすすめします。
文字入力が中心といえど、文字数が多くなるとメモリの少ないパソコンだと動きが重くなることがあります。
とくにGoogleドキュメントで記事作成をする場合、ネットに接続しながら使うことになるので、それなりのスペックが必要になります。
パソコンは、Windowsでもmacでも構いません。
macの場合、一番安いMacBook Air(m1チップ)でも、非常にスピードが速いので、執筆作業やネットで調べ物をするのに余裕すぎるスペックでしょう。
最近は、Chromebookを使う人も増えています。
Chromebookは、Windowsやmacよりも安価にも関わらずサクサク動くことで人気が高まっています。
しかしChromebookはメモリ4GBのものが多いので、注意してください。Chromebookでも、メモリは8GB欲しいところです。
外出先で使うことを想定した場合、重さやサイズも考慮して選ぶようにしましょう。ノートパソコンでも15インチ以上は重く、かさばります。
外で使う場合は、13インチ以下のものをおすすめします。
パソコンは一回購入すると、数年間は使い続けることになります。途中で後悔しないように、できれば中級機以上のスペックのものを購入するようにしましょう。
まとめ:副業Webライターは時間を有効活用することが大切
今回は、副業Webライターの仕事内容や始め方を解説しました。
冒頭で紹介したように、パソコン1台とネット環境さえあればほぼノーリスクで始められるのが、Webライターの良いところです。
また、頑張れば頑張るほど収入が増えるのも、大きなメリットです。
その反面、時間管理と自己管理をしっかりとすることが大切です。収入を増やすためには、いかにスキマ時間を活用して、執筆量を増やしていくかがカギとなります。
本業を持ちながらの副業は「思ったより大変だ」と思うこともあるかもしれません。しかし、自分の書いた記事がクライアントに喜ばれ、読者の役に立つのですから、素晴らしい副業ではないでしょうか。
スキマ時間を有効活用しながら、Webライターとして活躍してみませんか?