「記事LP」をご存じですか?

記事LPは一般的なLP(ランディングページ)と違い、記事コンテンツから遷移しても自然に読み進められるという特徴があります。

広告慣れが進むユーザーの気持ちを掴むには、記事から記事LP、LPへと段階を踏んで誘導することが効果的です。

今回は、記事LPとは何か、メリット、作り方、ユーザーを動かす記事LPを作るコツを解説します。

記事を簡単にまとめると…

  • 記事LPとは記事とLPの中間に適した記事型広告
  • 記事LPは潜在層にアプローチしやすい
  • 記事LPの作り方とコツ

記事を最後までお読みいただければ、ユーザーを自然に購入ステップに導く記事LPを作成できるようになります。

記事LPとは「広告色を抑えた記事風ランディングページ」

記事LPとは、一般的なLPよりも広告色を抑えた記事型LPのことをいいます。

LPはニーズ・ウォンツの強い顕在層に対して高い効果を発揮しますが、潜在層にとっては広告色が強く感じられ、避けられやすい傾向にあります。

そんな従来のLPの弱点をカバーできるのが、記事LPです。

検索からやって来て何気なく記事を読んでいるユーザーは、潜在層の代表といえます。

潜在層ユーザーに対しては記事コンテンツからLPに進む間に記事LPを挟むことで、徐々に商品やサービスへの興味・関心を高め、自然に購入へとつなげられるでしょう。

記事LPはデザイン・ライティングともに広告色を抑えることで、顕在層はもとより顕在層にも効果的なアプローチが可能となるのです。

ユーザーの熱量を上げる記事LPの「構成」作り方とコツ

記事LPの構成 作り方とコツ

記事LPを作る際には伝えたいことを順に書いていくのではなく、全体の構成を決めてから書くことが大切です。

ユーザーの知識と熱量に沿って見出しの順を整えましょう。

記事LPの構成

記事LPは一般的に

  1. 悩み
  2. 原因
  3. 解決策
  4. 商品

の順で構成を作ります。

広告色を抑えるには、自然にユーザーに悩みを自覚してもらうことから始めましょう。次に、悩みの原因と解決策を提示し、最後に商品を紹介するという流れです。

いきなり商品やサービスを紹介しても、ユーザーに関心を持ってもらうことはできません。

「自分のことを言っている」「自分の悩みを解決してくれそう」と思ってもらった上で、その解決策として商品やサービスを紹介することが大切です。

新・PASONAの法則を使った記事の構成

新・PASONAの法則は、経営コンサルタントの神田昌典氏が提唱したセールスライティングのフレームワークです。

「PASONA」はProblem(問題提起)、Affinity(親近感)、Solution(解決策)、Offer(提案)、Narrow down(絞り込み)、Action(行動)の頭文字をとったもので、この順に沿って文章を作成していくと、自然な流れで訴求力の高い文章を作成できます。

例)新・PASONAの法則を使った文

Problem:問題提起
「もう少し痩せたいのに、時間がなくてなかなか痩せられない」と思っていませんか?

Affinity:親近感
忙しい毎日の中で運動する時間をとるのは難しいですよね。食事制限を行うといっても何から始めていいのかわからない、と思ってしまいます。あるいは自己流の食事制限を始めてみたものの、極端に制限しすぎてリバウンド!なんて苦い経験をした方も多いのではないでしょうか。

Solution:解決策
そんなお悩みを解決できるのが〇〇食品のミールキットです。管理栄養士が考案した「健康的な身体を作る献立」を毎食ごとのセットにしてお届けします!ダイエットに最適な「スッキリミールキット」では一食500kcalまでに抑えつつ、お肉もお魚もしっかり食べられる美味しい献立となっているので「しっかり食べたい、でも痩せたい」という方におすすめです。簡単調理ですぐ食べられるので、時間がない方でも安心ですね。

Offer:提案
スッキリミールキットは月々¥8,980円ですが、初めてお申込みの方は初月4,980円で一ヵ月分を丸々試すことができます。

Narrow down:絞り込み
初回お試し価格が4,980円が適用されるのは、〇月末までの申し込み限定です。

Action:行動
申し込みはフォームから3分で完了。最低契約期間の縛りはないので、一ヵ月だけ試して解約することもできます。

記事LPを記事とLPのクッションページとして使用する場合には「Action:行動」で「次につなげる」ことを意識しましょう。

CVリンクは「〇〇のお申込みはこちら」と直接購入を進めるよりも「〇〇を詳しく見てみる」「〇〇の詳細情報」など、抑えた表現にすると自然です。

記事LPで印象に残るライティングのコツ

記事LPのライティング コツ

記事LPのライティングは、SEOライティングとセールスライティングの両方が必要となります。

購入へのステップをスムーズに進められるよう、コツを意識して作成しましょう。

わかりやすさを徹底する

流し読みしているユーザーにも目を留めてもらえるように、記事LPでは文章のわかりやすさにこだわって作成します。

難しい表現や言い回しはできる限り除いて、小学生でもすんなり理解できるような文章が理想です。

また漢字とひらがな(カタカナ)の割合は、新聞や書籍では3対7が適切とされます。しかし記事LPでは、漢字は2割程度に抑えるとよいでしょう。漢字が多いと硬い印象となり、ひらがなが多いと親しみやすい印象となります。

とくにBtoCの場合には、ユーザーが記事LPを目にするのはプライベートな時間であることを意識してください。

プライベートな時間に気合を入れてスマホで記事を読むユーザーは少数であり、ほとんどのユーザーが「何気なく」「流し見しながら」読んでいます。

オフモードでも理解しやすいライティングを心がけることで、ユーザーにとって馴染みのよい文章となります。

改行は多めに入れる

わかりやすい文章でも、改行がないと小難しく見えてしまいます。

次の2つの文を比べてみてください。

【改行なし 漢字率25.74%】

吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕つかまえて煮煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。

引用:青空文庫

【改行あり 漢字率22.3%】

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。

何でも薄暗いじめじめしたところでニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。

しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのはときどき我々を捕っかまえて煮て食うという話である。

しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。

ただ彼のてのひらに載せられてスーと持ち上げられたとき何だかフワフワした感じがあったばかりである。

てのひらの上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みであろう。

引用:青空文庫

活字慣れしている方にとっては前者の文章も読みやすいかもしれませんが、Web上で表示したときどちらが読みやすいかは一目瞭然ですよね。

文字が詰まっていると硬い印象となるため、意識的に改行を入れるようにしましょう。

「これ」「その」などの指示代名詞は控える

「これ」「その」などの指示代名詞は、その内容を覚えていないと少し前の文章に目線を戻す必要があるため、できるだけ控えるようにしましょう。

また、商品・サービス名などユーザーに覚えて欲しい単語は、繰り返し使うことで記憶の定着を促すことができます。

例)
ビタミンやミネラルなど身体に必要な栄養素がしっかり含まれているのが、この商品のよいところです。
例)
ビタミンやミネラルなど身体に必要な栄養素がしっかり含まれているのが、〇〇サプリ(商品名)のよいところです。

さらに、ユーザーの中には記事LPを構成のとおりに読み進めず、気になったところから読み始める人も多くいます。

どこから読んでもわかりやすい記事LPを作るには、指示代名詞を控えて具体的な言葉で表現することが大切です。

伝えたいこと<ユーザーの欲しがっている情報

記事LPは伝えたいことよりもユーザーが欲しがっている情報を優先して伝えましょう。

商品やサービスについての情報や販売側としてアピールしたい部分を全面に押し出すと、どうしても広告色が強くなってしまいます。

記事LPを読み進めるうちに興味・関心が高まり「もっと知りたい」という気持ちでLPへと進むのが理想的な流れです。

しかし広告色を抑えようとするばかりにまったくメッセージ性のない記事LPになってしまうと、そもそも記事LPを作成する意味がなくなってしまいます。

目安としてはユーザーニーズに沿った情報を7割、伝えたい内容を3割程度にするのがよいでしょう。

誰が書いたのかを明確にする

記事LPでは「誰が書いたのか」つまり「誰からのメッセージなのか」「誰から話しかけられているのか」が重要です。

話し手が誰かわからない状態では、説得力・情報の信ぴょう性に欠ける記事となってしまいます。

「この記事を書いた人」「ライター情報」など簡単な紹介でよいので、誰が書いたのかを明確にしましょう。

ユーザーを引き込む記事LPのデザイン・レイアウトのコツ

記事LPのデザイン・レイアウトの作り方とコツ

記事LPでは、デザイン・レイアウトにも工夫することでユーザーの購買意識を高めることができます。

画像を多く使用する

記事LPでは、通常の記事よりも画像を多く使うようにします。

画像には、

  • ユーザーの目を引く
  • 文章よりも理解が容易で疲れにくい
  • 文章の内容を具体的にイメージしやすい
  • メッセージを伝えられる
  • レイアウトの調整に使える

などの効果があります。

文章ばかりで構成されたページは、見ていて疲れるものです。

またイラストや図、写真などを挟むと理解が進みやすくなります。同じ内容でも、参考書よりも漫画の方がわかりやすいですよね。

文章に沿ったイメージの画像を多く使用することで、誰でも理解しやすい記事LPとなります。

注意点として、画像を未加工のまま掲載すると、容量が大きすぎるため記事の表示スピードに悪い影響を与えます。画像を入れる際には必ず軽量化してから使用しましょう。

重要な部分は太字やマーカーで強調する

記事LPで重要な部分、つまり訴求ポイントは太字マーカーで目立つように装飾しましょう。

文章を読む際には「重要そうなところから優先して読む」という人も多くいます。さらにいえば「強調された部分しか読まない」という人も少なくありません。

そのため、ユーザーにしっかり伝えたい部分は他の部分と明確に分け、強調する必要があるのです。

反対に、強調部分が多くなりすぎると、どこが重要なのかわかりづらくなってしまいます。

記事LP全体のバランスを見ながら、バランスを大切にして調整しましょう。

CVへの動線は多く設置する

コンバージョンへの道は一つでなければならないわけではありません。

ボタンだけでなくテキストリンク、画像リンクなど、しつこくならない程度に誘導リンクを設置しましょう。

ユーザーが「次に進みたい」と思ったタイミングにリンクを設置することは、ユーザビリティの向上につながります。視点を変えてみると、ユーザーがステップを踏み出そうとしているにも関わらず適切なリンクがないのは不親切ともいえます。

記事LPを作る際の注意点

今回ご紹介したコツを意識して記事LPを作成すれば、ユーザーを動かす記事LPを作成できるでしょう。

しかし、誰でも簡単にできるかというと難しいかもしれません。
効果を得られる記事LPを作るには、次のような要素が必要となります。

  • ユーザーニーズの調査と理解
  • 目を引くタイトル・キャッチコピーの作成
  • コンバージョンへの動線設計
  • 検索から見つけてもらうSEOライティング力
  • 行動を促すセールスライティング力
  • 記事LPに適した画像選定・作成

これらの要素をすべて担える人材を探すとなると、なかなか大変と感じるかもしれません。

また一から学ぶのも時間がかかりますから、ライティング代行サービスを利用してプロに依頼するという選択肢も視野に入れてみてください。

関連:記事外注で後悔しない!優良サービス11選と発注前の準備 >>

まとめ

今回は、記事LPとは何かと作り方のコツについてお話ししました。

顧客幅の拡大に効果的な記事LPを導入すれば、従来のLPだけではリーチしづらかった潜在層にも自然に接触し、誘導することが可能です。

ただし記事LPは商品やサービスによって効果を発揮しやすいもの、しにくいものがあるため「とりあえず始める」のではなく、入念にユーザーニーズを調査したうえで作成するようにしましょう。

ユーザーニーズの調査やタイトル、見出し設計、ライティングなどが難しいと感じる場合、理解はしているが実際にコンテンツの制作を担える人材がいないなどの場合には、ライティング代行サービスを利用するもの検討してみてはいかがでしょうか。

WeiVの記事作成サービス

WeiVの記事作成サービス・コンテンツマーケティング支援