ダウンロード不要・オンラインで使える画像編集ツール「Canva(キャンバ)」は、ブログのアイキャッチ画像やSNSのアイコン、ヘッダー画像などを、簡単な操作だけで作成できます。
Canvaは操作方法がシンプルでデザインの知識がない人でもスムーズに使えますが、使い方をしっかりと理解することでデザインの幅が広がります。
今回はCanvaの基本的な使い方と活用方法を画像付きで紹介します。
記事を最後までお読みいただければ、Canvaを使いこなして目を惹く画像を作ることができます。
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目次
Canva(キャンバ)とは無料から使えるオンライン画像作成・編集ツール
引用:Canva
Canva(キャンバ)とは、オーストラリアのCanva社が提供するオンライン画像作成・編集ツールです。
日本では株式会社KDDIウェブコミュニケーションズが独占業務提携契約を結び、日本語版をリリースしています。
ブログのアイキャッチ画像作成を始めとして名刺やプレゼン資料、インスタ投稿用画像などの作成・編集が簡単にできるテンプレートが多く揃っていて、誰でも簡単にプロのような画像が作成できます。
基本的な操作はドラッグ&ドロップで直観的に使えるのも特徴で、デザインの知識がない人でも使いやすいツールです。
また、アプリ版を使えばスマホやタブレットでも高品質な画像を作ることができます。
Canva(キャンバ)の特徴・できること
無料版Canva(キャンバ)の特徴には以下のようなものがあります。
- 無料版でも見た目のよい画像が作成できる
- テンプレート数は7万点、写真素材は30万点と豊富
- 「名刺」「チラシ」などテンプレートが用途ごとに探せる
- 無料で使える日本語フォントが90種類以上
- 多彩な写真加工機能
- PCとスマホがアカウントで自動連携
- デザインの共有が可能
無料の画像作成・編集ツールの中でもとくに操作がシンプルで、初心者でも使いやすいツールです。
写真加工だけでもフィルター、彩度・明度の調整、コラージュ、切り抜き、ぼかし、白黒加工などの機能があり、印象的な写真にできます。
また、素材には図形、吹き出し、アイコン、イラスト、フレーム・ライン、スタンプ、インフォグラフィックなどがあり、組み合わせて使用することでプロのような仕上がりとなります。
無料と有料プランプランの違い
Canva(キャンバ)は無料プラン以外に2種類の有料プランがあります。
それぞれの違いは以下のとおりです。
無料 | プロ | 企業 | |
料金 | ¥0 | 月額1,000円 |
月額3,000円(1人あたり)
|
テンプレート | 7万点 | 万点以上 | 42万点以上 |
有料画像 | 〇 | 〇 | 〇 |
プレミアム画像素材 | × | 〇 | 〇 |
クラウドストレージ | 5GB | 100GB | 無制限 |
オリジナルフォント | × | 〇 | 〇 |
カラーパレット | × | 〇 | 〇 |
リサイズ | × | 〇 | 〇 |
デザイン検索 | × | 〇 | 〇 |
背景の透過 | × | 〇 | 〇 |
チームテンプレート | × | 〇 | 〇 |
メンバー数 | ~10名 | ~31名 | 31名以上 |
シングルサインオン | × | × | 〇 |
テンプレートロック | × | × | 〇 |
個人でも背景の透過やリサイズが一つのツールでできると非常に便利なので、作業効率化を図るのであれば有料版がおすすめです。
Canvaを使う。会員登録は3分で完了
Canvaの利用には無料の会員登録が必要です。
登録の手順は非常に簡単で、3分もあれば完了します。
step1. アカウント登録
Canvaのサイトを開き、登録方法を選んでクリック。
登録方法は
- メールアドレス
- Facebookアカウント
- Googleアカウント
- Apple ID
のいずれかを選択できます。
メールアドレスを選んだ場合には、入力したメールアドレスに認証コードが送られます。
メールに記載されているコードを入力して進んでください。
step2 利用目的を選ぶ
次に、利用目的の中から自分に合ったものを選びます。
利用目的はおすすめテンプレートの内容に反映されるだけですので、気軽に選んでOKです。
Canva(キャンバ)の使い方~テンプレートを使って画像を作成
まずはテンプレートを使って画像を作成してみましょう。
「テンプレート」からデザインを選ぶ
テンプレートを基にして画像を作成する場合には、画面左上の「テンプレート」から好きなテンプレートを選びます。
テンプレートはSNS、個人向け、ビジネス、マーケティング、教育向け、トレンドのジャンルに分かれているため、目的に沿ったテンプレートが見つかりやすくなっています。
【Canvaのテンプレート】
SNS |
|
個人向け |
|
ビジネス |
|
マーケティング |
|
教育向け |
|
トレンド |
|
テンプレートを変更したい場合には、左上の「テンプレート」から他のテンプレートを選ぶと変更できます。
文字・素材・背景の変更
文字や素材などを変更する際には、要素をダブルクリックします。
デザインの要素はダブルクリックで編集できます。
たとえば、ボックスの色を変更する場合にはボックスをダブルクリックします。
編集中のテンプレートにない要素は、左側の写真・素材・テキスト・背景から追加することもできます。
文字列の入力内容・フォント・フォントサイズ・文字の色などを変更する場合には、文字をダブルクリック。
無料フォントでもゴシック体、明朝体、手書き風、デジタル風などさまざまなフォントが揃っていて、フォントを変えるだけでも雰囲気がぐっと変わります。
共有
作成したデザインはCanvaのアカウントを持っている人に共有できます。
チームで編集する、完成前のデザインを人に確認してもらうなどの場面で便利です。
ダウンロード
作成した画像をダウンロードするには「ダウンロード」からファイル形式を選択します。
無料版Canvaでは、下記4つのファイル形式から選択できます。
- PNG
- JPG
- MP4形式の動画(動画のみ)
PNGは美しい反面、ファイルサイズが大きくなります。
JPGは一般的な画像の保存形式で、PNGよりも画質は劣りますが、ファイルサイズも小さくなります。
PDFはプレゼン資料など文章を多く含む場合に使用します。
Canva(キャンバ)の使い方~オリジナルの画像を作る
Canvaでオリジナルの画像を作成する際には、ホーム画面右上の「デザインを作成」から「カスタムサイズ」を選びます。
グリッド
「素材」の「グリッド」を使うと、コラージュのようなレイアウトが簡単にできます。
それぞれ画像を挿入してみると…
このように、目線が流れる画像が作成できます。
Canva(キャンバ)を使ったブログアイキャッチ画像の作成例
ここで、Canvaを使ってオリジナルのブログアイキャッチ画像を作成してみましょう。
Step1.背景画像を設定する
背景画像の設定方法は2とおりあります。
- Canvaの「背景」または「写真」から選ぶ
- 自分で用意した画像をアップロードして使う
ここでは「写真」から画像を選んでみます。
Step2 .文字を入れる
「テキスト」から「見出しを追加」を選択し、文字を入力します。
※入力した文やフォント、サイズ、色などは後から編集できます。
Step3 .文字を編集する
Step4 .レイアウトを整える
文字が見やすくなるよう背景を付けました。
手順は
- 「図形」から正方形を選択
- 透明度を下げる
- 文字よりも背面に配置する
となります。
シンプルですが、画像をそのまま使用するよりも記事の概要がわかりやすくなります。
Canva(キャンバ)の不便な点と解決策
Canvaは無料版でも使い勝手のよい画像作成・編集ツールですが、何度も使用するうちに不便に感じる点もあります。
ここでは、Canvaの不便な点と解決策を紹介します。
無料プランではデザイン作成後のサイズ変更ができない
デザイン作成後のサイズ変更は、無料のCanvaではできません。
しかし、作成後のサイズ変更は使用頻度の高い作業ではないでしょうか。
そこで、ここでは解決方法を2つご提案します。
解決策1:有料プランに変更する
Canva Proはデザイン作成後でもサイズを変えられるほか、圧縮ツールが使える、テンプレート数・写真・素材の数が大幅に増えるなどのメリットがあります。
頻繁にCanvaを利用するならCanvaProにアップグレードしても損はありません。
解決策2:リサイズツールを使用する
「サイズ変更の機能のためだけにアップグレードはしたくない」といった場合には、無料のリサイズツールを使用しましょう。
「縮小専用。」ダウンロードで使用できるソフト
Point
- 複数ファイルを一括で縮小できる
- 画像をドラッグ&ドロップで縮小
- JPGの圧縮・簡単な編集も可能
「I LOVE IMG」オンラインツール
Point
- ダウンロード不要
- 画像をドラッグ&ドロップでリサイズ
- JPGからPNG、PNGからJPGなど変換が可能
https://www.iloveimg.com/ja
まとめ:Canva(キャンバ)はブログアイキャッチ画像作成に最適
今回は、見た目のよい画像を簡単に作れるCanvaの使い方を詳しくご紹介しました。
Canvaよりも細かく編集できるソフトもありますが、使いこなすまでが大変です。その点Canvaは直観的な操作で使えるので、挫折することがありません。
とくに更新頻度の多いブログでは、アイキャッチ画像や記事内に使用する画像にさほど時間をかけられないでしょう。
さっと使えるCanvaなら、スピーディに優れたデザインの画像を作成できるので、ぜひ使ってみてください。