この記事の監修SEO会社

株式会社NEXER
2005年にSEO事業を開始し、計10,000社以上にSEOコンサルティング実績を持つSEOの専門会社。
自社でSEO研究チームを持ち、「クライアントのサイト分析」「コンテンツ対策」「外部対策」「内部対策」「クライアントサポート」全て自社のみで提供可能なフルオーダーSEOを提供している。
SEOのノウハウを活かして、年間数百万PVの自社メディアを複数運営。
弊社のクライアントである「株式会社パートナーズ様」にインタビューをおこないました。
橋本:株式NEXER マーケティング事業部(SEOサポート担当)
山崎:株式会社NEXER マーケティング事業部(インタビュアー)
桃原様:株式会社パートナーズ 商品事業部 商品事業課
吉澤様:株式会社パートナーズ 商品事業部 商品事業課 リーダー/EC担当
目次
- 1 株式会社パートナーズの概要
- 2 株式会社パートナーズ 商品事業部について
- 3 ノベルティのヒット商品から「おしゃべりパートナーズ」が誕生した
- 4 ノウハウは無かったが手探りで始めたECサイト
- 5 開発して気づいた本来のターゲット層
- 6 サイトに関わるものは全て自社で管理
- 7 導入の決め手は「わかりやすい言葉を使って寄り添ってくれたこと」
- 8 「コロナ禍」と「高齢化社会」でさらに売上がプラスに
- 9 SEO対策は超基本的なところから始めた
- 10 外部対策ではドメインパワーが右肩上がりに!
- 11 すぐに結果が出ないからこそスピード感が大切なSEO対策
- 12 「Google目線」と「ユーザー目線」を両立したサイト作り
- 13 サイト全体のオーガニックトラフィックは約10倍に!
- 14 今後のNEXERに期待いただくこと
株式会社パートナーズの概要
株式会社パートナーズ様は東京都新宿に本社を置き、プロモーショングッズの開発やオリジナル商品の開発をはじめ、アクティブシニア層をターゲットにした「おしゃべりパートナーシリーズ(音声認識人形)」、まるでほんものの猫のようなクッション型疑似ペット「ミャウエバー」の販売をメインに展開している企業です。
現在弊社では、「おしゃべりパートナーシリーズ」を販売する「パートナーズショップ」のSEOをサポートさせていただいております。
今回のインタビューでは「おしゃべりパートナーシリーズ」の営業担当をされている桃原様と、ECサイトの運用管理をされている吉澤様にお話を伺いました。

写真右:株式会社パートナーズ 吉澤様
お二人共とてもフランクにお話くださり、普段のやりとりでは聞くことのできない内容まで沢山お話いただきました。
弊社の橋本と山崎もとても有益で楽しい時間を過ごさせていただきました。
株式会社パートナーズ 商品事業部について
山崎
最初に、御社の事業内容についてお聞かせいただけますでしょうか。
桃原様
弊社の事業は大きく2つに分かれてまして、 ひとつが「SP」といういわゆるセールスプロモーションです。企業の消費者キャンペーンなどのノベルティグッズをメインに企画・製造・販売しています。
もうひとつが、うちの経験と知見で自社商品を開発していまして、それが今我々がいる「商品事業部」というところの2つの事業を展開してます。

ノベルティのヒット商品から「おしゃべりパートナーズ」が誕生した
桃原様
今展開している「おしゃべり人形」も、元々はノベルティとして生産したヒット商品から学んで開発したものです。
某カップうどん・そばのメーカーさんのCMで、某芸能人の方が10年くらいTVCMをやっていたんですけど、その商品の10周年の時にノベルティとしてこの音声認識人形を展開したんです。
(人形の実物を見せてもらう)
桃原様
この喋る人形が1万人に当たるというキャンペーンだったんですけど、なんと応募が”100万人”もあって、これが結構反響が凄かったんです。
実際に人形でデモをやってみますね。
(人形で音声認識の実演)
桃原様
こういう音声認識人形で100万通も集まったんで、これを商品化したら売れるんじゃないかというところで、商品化してやってきたという経緯もあります。
近年はノベルティもデジタル化の波がやってきて、Amazonギフトなどのデジタルクーポンも増えてきました。ノベルティの売り上げが横ばい状態の中で、自社商品の開発を第二の柱として成長させるべく、新設の事業部で自社商品の開発・販売を、ECサイトを中心に展開しています。
さらに第二の柱となるものっていうことで新設された事業部で小売りをメインに展開しています。
ノウハウは無かったが手探りで始めたECサイト
桃原様
ECサイトの経験があまりない中、リスティング広告など基本的な施策しかやっていなくて、もうちょっと集客を増やそうというところでSEO対策などのWEB施策も考えていこうっていう話になりました。
昨年から色々テコ入れしてやっと本格的に始まった話です。
で、メインとなる担当の吉澤も入って、吉澤もそういう経験があったわけじゃないんですけど、 探り探りやりながらっていうところでやってきた事業ですね。
開発して気づいた本来のターゲット層
吉澤様
元々初代のぬいぐるみは一応「若い女性」に向けて作られたものだったんです。
ただ、当時はそこのターゲットにあまり響かなくて、いざシニアに向けてやったら凄いはねたっていう経緯があったんですよ。
「意外とターゲットが違ってたね」っていうのが見えたので、そこからシニア向けのぬいぐるみを拡大していきました。
山崎
確かに第一印象だけで言うと、若い女性の方がウケがいいのかなと思いますよね。
吉澤様
でもたしかに、シニアの中でも女性の方にウケはいいんです。
山崎
お二人は普段どのような形で事業に携わられているのでしょうか?
桃原様
僕はこの事業の新規法人営業をやってます。今まで問屋経由でしか卸してなかったものを直接開拓していくポジションです。大手の通販カタログの会社さんとかですね。主にシニア層がターゲットなので、そこら辺の強いのがやっぱりあのカタログ通販会社さん。あとはテレビショッピングとか。
あと、別で「王様のアイデア」っていうサイトもありまして、そちらの仕入れの担当もしております。

吉澤様
僕はこの会社に入るまで、ずっと小売をやってたんです。小売の知見があるってところでECサイトの運営をメインでやらせてもらってます。あとちょっとだけコードも覚えたので、サイトの改修や管理の部分だったりを担当しています。
サイトに関わるものは全て自社で管理
山崎
そうすると、サイトの管理は自社で全てやられてるんですね。
吉澤様
ドメイン管理も含めて全部を自社でやっています。規模拡大が難しいというのもありますが、基本的には全部自前でやるっていうスタンスです。もちろん、売り上げの規模が上がれば部分的に外注できる可能性はあります。

桃原様
そういう意味ではEC運営のノウハウがあまりないメンバーが「どうにかしなくちゃ」っていうことで、色々な協力会社さんのアドバイスをいただきながらやってます。
その中で「広告をかけてもコンバージョンに繋がらない」っていうところがずっと課題だったんです。そこでNEXERさんの営業の方と出会いました。
桃原様
広告も全然響いてなくて・・・っていう話をさせてもらって、「SEOで順位上げたいんだけど」っていう相談もしてみたら、「実はうちSEOできるんですよ」っていう話になって、そこからですよね。
吉澤様
NEXERさんは、SEO以外もなんか色々知ってそうだなっていう印象もありました。
導入の決め手は「わかりやすい言葉を使って寄り添ってくれたこと」
桃原様
そういう売り込みは毎日本当に多いんですけど、大体お断りしてたんです。
ただ、たまたまNEXER営業の安中(あんなか)さんの相談がすごい響いたんですよ。
うちもそんなに予算はかけられないのですが、安中さんは他の業者さんとは別のベクトルでお話ししてくれて。
山崎
安中からの提案で決め手になったものって何でしょうか?
桃原様
それ僕はっきり覚えてるんですけど、やっぱりSEO会社さんも含め、WEB系の会社さんってもうとにかく横文字で煙に巻くんですよ(笑)SEOもなんですけど、専門用語を並べてとりあえずこう煙に巻こうというのが・・・。
桃原様
とりあえずどの業者さんの話も一旦聞くので、「全くわかんないからもういいです」みたいな話で毎回終わってたんですけど、安中さんはそういう難しい言葉を使わずに、 我々により寄り添って話をしてくれました。
要点だけをちゃんとつまんで、非常にわかりやすく説明してくれて。「この人だったら、ちょっと話聞いてみたいな」という印象でした。
吉澤様
で、1回目の打ち合わせの時に「なんとか導入したいよね」ってなって、その後はこっちで社内政治が始まるみたいな(笑)
桃原様
営業の方から説明いただいた内容を我々がそれを代弁して会社に報告するんで、その内容を我々も理解していないといけないんですね。でも、NEXERさんはわかりやすく説明してくれるので、それをそのまま上にあげるのがとても楽だったんですよ。
山崎
ありがとうございます!
安中も喜ぶと思うので、伝えさせていただきますね。
「コロナ禍」と「高齢化社会」でさらに売上がプラスに
山崎
コーポレートサイトの中で、代表の盛田様 が「超高齢化社会」というワードを用いられていましたが、この超高齢化社会の中で商品への反響はありましたか?
桃原様
特に、コロナの時が顕著にそれが出ていました。
初めは「ぼけ防止」とか「認知症」とか”負”のイメージからやってたんですけど、 やっぱりこの商品をもっと明るい方向にしたいということで、コンテンツを作る時にもそういう負のワードが出がちではあったんです。
けど、元々はアクティブシニアの方にさらに元気になってほしいという願望もあったんですよね。
この時代背景で言うと、コロナの時に「実家に帰れない」「孫の顔を見せられない」っていう不安から、「さみしい思いをしてる両親にプレゼントする」っていうニーズが高まって、そこで需要がガッと上がって売り上げも凄い良くなったんですよね。
山崎
確かに、私の親も「こっちに来れない」とか「しばらく会えない」みたいなことを言ってたので、まさにそのニーズに刺さる商品だと思います。
SEO対策は超基本的なところから始めた
山崎
では、橋本さんにも伺います。
“おしゃべり人形”を取り扱っている「パートナーズショップ」で、これまでどんなSEO施策をしてきたかお聞かせください。
橋本
2022年の11月からお付き合いさせてもらった時から課題になっていたのが、まず「けんちゃん」と「みーゃん」という指名検索ですら圏外の状態で、Googleに全く認知がされていないっていうところが始まりだったんです。
本当に伸びしろしかない状態だったので、まずは検索エンジン(Google)に認知してもらうところから始めました。本当に基本的な部分からですね、メタタグの見直しだったりとか。
株式会社パートナーズ 「おしゃべりパートナー」ショップページより引用
橋本
コンテンツ対策を行っていて、検索意図でいうと商品の特徴であったり情報の厚みがあるページをGoogleが好む傾向にあったので、その部分を吉澤さんと桃原さんにご協力いただいて進めていきました。そのあと順位が順調に上がり始めたっていう感じです。
桃原様
今までロボット検索のことなんか全く考えてなかったので、UIがどれだけ整っているかとかしか考えてなかったです。1番感動したのはあれだよね、 外部リンク!
外部対策ではドメインパワーが右肩上がりに!
吉澤様
あー、外部対策ね!
桃原様
そういうのを地道に積み上げていくことでドメインパワーに反映されていくとか。
説明もいちいちわかりやすくて(笑)
顕著に結果に出るので見てて面白かったです。
橋本
DR値(ドメインランク)に関しては顕著にうまく伸びていって、おしゃべり人形関係の掛け合わせのキーワードとかもほとんど上位に上がってくるので、そういう点は僕も見ていて本当に面白かったです。
橋本
次のステップに展開できたのも、その基盤の部分をしっかり作ることができたのが良かったのかなと。
桃原様
いやーよく辛抱強くやったよね。特に僕なんてこういう話、途中で眠くなっちゃうぐらいなんですけど、でもそれも辛抱強くずっとわかるまで説明していただいて、しょっちゅう打合せ時間もオーバーしてね(笑)
すぐに結果が出ないからこそスピード感が大切なSEO対策
山崎
日頃ご自分の業務をお持ちの中でSEO施策に取り組んでいただいていると思いますが、普段橋本とどのように連携して進められているのでしょうか?
橋本
基本はウェブ会議、メール、電話です。
商品の紹介テキストとかご用意いただいたりするケースもあるんですけど、そういうのもいつも早くいただけるんです!
桃原様
暇だから(笑)
吉澤様
いやいや、でもこれは言いますよ、ほんと楽しんでるんで!
桃原様
これは褒めたいんですけど、吉澤は楽しんでるんで。性格がそういう割とこうマニアックな人間なんですよ。
吉澤様
すぐ結果が出るわけではないから、なおさらすぐ行動したくなるんですよね。
多分好きだからこそスピード感を持ててるんだと思います。
山崎
でも本当に、素材をいただくまでに数ヶ月空いちゃったりとかっていうケースもあるんです。やっぱり担当者様が色々兼任されていたりっていうことが多いので、仕方ないことではありますが。
ただSEOは2~3ヶ月空くと他の強いサイトが出現したりアルゴリズム変わったりするので。
吉澤様
なるほど。やっぱそういうのあるんですね。
橋本
ユーザビリティを意識したデザインに意識が向きがちだったんですけど、Google目線で見ることも重要だというところを伝えさせてもらっていたので、そこらへんの意識改革も正直今の結果に繋がっているのかなと思います。
「Google目線」と「ユーザー目線」を両立したサイト作り
山崎
現在は「MakeShop」を使われていますよね。
ECの中でもMakeShopは「SEOに最適化しやすいカート」なんじゃないかと思うんです。
ユーザービリティの意識とSEOの意識は共存させやすいと思います。
ECならではの機能とかメイクショップには結構備わってたりするので。
企画さえあれば、サイトで活かすことはどんどん実現できるのではないかと思いました。
桃原様
最近はとりあえずSEOに振り切ってます。
もうデザインより「優先順位はSEOが最優先!」みたいな。
吉澤様
自分たちより詳しい人たちが言ってるから、「とりあえずやってみてダメだったらまた次いこう」みたいなスタンスです。
山崎
やっぱりECサイトなので、SEOを意識しすぎるあまり、使い勝手が悪くなってしまうのは我々も避けたいと思ってるので、そこはこう、両社で意見交換して良い落としどころを見つけていくべきかなって思います。
吉澤様
どうにかできないか、みたいな時になると、橋本さんがそれを考えてくれて打開策をくれるんですよ。
株式会社パートナーズ 「おしゃべりパートナー」ショップページより引用
サイト全体のオーガニックトラフィックは約10倍に!
山崎
様々なワードで上位表示に成功してると思いますが、実際反響に繋がってるという実感はございますか?
吉澤様
単純にオーガニックの流入数が増えてるっていうのは、もう明らかにっていうところですね。
桃原様
ぬいぐるみも季節商材であって夏場はどうしても売り上げが下がる傾向にあるんですが、売上は増えているんです。そこでちょうどコロナでネット通販が伸びてるところに、一緒に乗っかって上がっているのかなっていう実感はあります。
桃原様
今後の課題は、広告を止めてSEOだけでやっていくことです。
広告はイベントの時にスポットで打っていくスタイルにしたいですね。
桃原様
これ思い出したんだけど、我々のなんか煮詰まってるところを、橋本さんっていう第三者が話すことによって我々も頭がクリアになることがあったり。
吉澤様
いやほんと、それがすっごい多いっすね。
桃原様
業界が違うからこそ、まずポッとアイデアをもらったりして、そこもすごい助かってます。
橋本さん俺のこと大好きなんじゃないかなって(笑)
吉澤様
話すたびに、どうなんですか。こうなんですか。って色々聞いちゃうんもんだから、もうずっと電話せざるを得ないというか(笑)
桃原様
本当に寄り添っていただいて、根気よくやってくれるので頼りになります。
今後のNEXERに期待いただくこと
山崎
最後に、NEXERや担当の橋本に、今後期待されてるところを率直にお伺いしてもよろしいでしょうか。
吉澤様
来年の9月末までの目標として、広告を縮小して、基本的には今対策しているビッグワードが全部上位に食い込めればなっていうのが目標です。
なので、1年後ぐらいでどこまで行けるかなっていうのは楽しみですね。
基本「短期的に見ちゃダメですよ」って、上層部にもいつも言い聞かせてるんで。
桃原様
広告運用しかやったことなかったので、瞬発的に効果が出ないものに対しては1ヶ月も待たずに、もう出てないじゃんみたいな、終わりじゃんみたいな。
我々の考え方も変わってきてて、広告を打つしかないっていう方だったんですけど。
コンテンツが残って「資産になる」っていう考えとかなかったです。
桃原様
掛け捨ての保険じゃなくて、積み上がってくる貯蓄型の保険みたいな。
あ、これ良い例えですね(笑)ここらへんは我々もすごい学びになりました。
桃原様
さっきの質問に戻るんですけど、橋本さんに期待するところは・・・
最近橋本さんにお子さんが出来たので「あれ、今日そんな早く帰っちゃうんですか?」みたいな、そんなパターンを期待してます(笑)
桃原様
まぁ真面目な話なんですけど、 我々も課題があって沢山商品がある中で、またそこで新しいまたこのパートナーズショップが生まれてくると思うんで、そこでもまた新しいやり方を我々にご指導いただきたいなっていう。
橋本
パートナーズさんと付き合うことによって、なるべく旬なEC界隈の情報を取り入れるようにはなりましたね。他のECサイトの傾向だったりとか、商品の見せ方とか。今後はそこをもっと深堀できるようにしていくつもりです。
桃原様
そうですね。本当に僕からはもう今まで通り寄り添ってねっていう。お互いに結果が出れば、本当に我々も鼻が高いし。
長いお付き合いもしたいですし、結構すぐ結果出ないとすぐ止めちゃおうとかなっちゃうんで、 そうじゃないっていうところを我々もしっかり認識していきたいです。
吉澤様
すごい長く録り過ぎじゃない?(笑)多分編集が大変だと。
山崎
かなりボリュームいただきました!(笑)
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

桃原様と「おしゃべりみーちゃん」
橋本と「おしゃべりけんちゃん」
吉澤様と「しばいぬコウタ」
日頃、無形商材を扱う我々からすると、桃原様と吉澤様の自社商品に対する愛情やこだわり、サイトにかける情熱はとても刺激的なもので、大変学びとなりました。
弊社一同、今後もパートナーズ様の事業に貢献させていただけるよう、頼りにされるSEOコンサルタントを目指してまいります。